今週は2本のミュージカルを観てきました。
1本目が「ミュージカル Red Book ー私は私を語るひとー」
韓国ミュージカルの一作。
咲妃みゆと小関裕太がW主演。
保守的だといわれたヴィクトリア朝時代のイギリスロンドンを舞台にした作品。
女性への偏見や社会への呼びかけが描かれていきます。
主役の一人アンナは周囲の人から変わり者と言われ避けられる女性。
そんな彼女が新米弁護士ブラウンと出会い、物語が動き出します。
彼女は、女性文学の会「ローレライの丘」に出会い、小説を執筆していきます。
その小説がレッドブックに掲載され話題を呼ぶのですが、保守的な社会の中で
騒動に巻き込まれて行きます。
ローレライの丘の主催者、女装男性ローレライを演じる田代万里生さんが
まさにドはまりの役。
アフタートークでの田代万里生さんの登場から、トークの回しまでも
素晴らしいものでした。
2本目が「「ミュージカル アイ・ラブ♪坊ちゃん」
こちらは、1992年に音楽座ミュージカルとして初演された
日本製ミュージカルの名作。
漱石を井上芳雄、坊ちゃんを三浦宏規、漱石の妻・鏡子を土井裕子。
その他にも山嵐に小林唯、赤シャツに松尾貴史など。
小説家である夏目漱石一家の日常と、彼が描く小説「坊ちゃん」の世界が
リンクしながら物語が展開していきます。
癇癪持ちで辺りに怒鳴り散らす漱石。
同じく癇癪持ちで一本気の坊ちゃん。
その坊ちゃんの心の支えとなる清(坊ちゃんの家の下女)の姿が丁寧に
描かれているのが印象的でした。
元劇団四季の小林唯さんは、たぶん初見のような気がしましたが
劇団四季時代には「キャッツ」のスキンブルシャンクス、「アラジン」のアラジン
「美女と野獣」のビーストなどを演じていたようで、なるほどと思いました。
🔴韓国ミュージカルが大流行り
さて、劇場でチラシをもらって気付きました。
「ミュージカル アガサAGATHA」
ミステリ界の女王であるアガサ・クリスティの11日間の失踪事件を題材にした
韓国ミュージカルの日本初演です。
「Red Book]もそうですが、このところ韓国ミュージカルが大流行り。
ここ数年でも
「ジャック・ザ・リッパー」
「フランケンシュタイン」
「伝説のリトルバスケットボール団」
「ダーウィン・ヤング 悪の起源」
今年も
「破果(パグア)」
「Red Book」
「アガサAGATHA」
と目白押しです。
理由はよくわかりませんが。。。
🔴東宝ミュージカルでは
東宝ミュージカルでは、ミヒャエル・クンツエ作詞、シルベスター・リーヴァイ作曲の
作品が多くなっています。
「エリザベート」井上芳雄さんがルドルフ役でミュージカルデビューした作品
「モーツアルト!」中川晃教さん、井上芳雄さん、山崎育三郎さんがモーツアルトを
演じてきました。
「レベッカ」
「マリー・アントワネット」
「レディ・ベス」
「ダンスオブヴァンパイア」山口祐一郎さんの伯爵役が当たり役
「王家の紋章」同名のコミックスが原作
等です。
「ムーラン・ルージュ・ザ・ミュージカル」
この中でも、「エリザベート:は、常にプラチナチケットになっています。
その他には
「マイ・フェア・レディ」
イライザ役は、栗原小巻さんや大地真央さんが演じてきました。
「レ・ミゼラブル」
劇中で歌われる"民衆の歌"が有名。
先日出掛けた、ミュージカルスターお二人の
コンサートでも、ラストはこの曲でした。
「ミス・サイゴン」
エンジニア役が市村正親さんの当たり役(前公演で引退。。。)
初演時のキム役、本田美奈子さんは伝説的な存在です(私は実際に拝見していました)
「ラ・マンチャの男」
松本白鴎(幸四郎)さんが初演以来セルバンテス/ドン・キホーテを演じ2023年にファイナル
となりました(辛うじて観れました)
「屋根の上のバイオリン弾き」
初演以来、テビエ役を演じ続けたのが森繁久彌さんでした。
「ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化師たち」
私の大好きな作品の一つ。
今まで何回観たことか。
ザザ役の市村正親さんとジョルジュ役の鹿賀丈史さんは黄金コンビ。
二人の息子ジャン・ミッシェル役は、吉野圭吾さん、原田優一さん、山崎育三郎さん
相葉裕樹さん、木村達成さん、内海啓貴さんなど、現在のミュージカル界を支える存在になっています。
また、1985年の初演時からずーっとダンドン夫人役を演じているのが森公美子さんです。
当たり役ですね。
オリジナルミュージカルとしては
「四月は君の嘘」
「チェーザレ 破壊の創造者」
「町田くんの世界」
いずれも、コミックスが「原作となっています。
「CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~」
こちらは、音楽朗読劇が原作です。
ここまでの中で、見たことが無いのは「チェーザレ 破壊の創造者」だけでした。
※まだまだあるとは思うのですが。
この辺にさせてください。
🔴劇団四季のミュージカル
元々、フランス演劇を上演する演劇集団したが
1970年代からミュージカルへの挑戦が始まります。
1970年代は
「ジーザス・クライスト・スーパースター」
鹿賀丈史さんがジーザス役。
「ウエストサイド物語」
「エビータ」
のちにマドンナさんの主役で映画化されています。
「コーラスライン」
今年、久々に上演されますが、あっという間に完売です。
1983年「キャッツ」
日本のミュージカル史そのものを変えた作品と言われています。
専用劇場、ロングラン
リピーター文化➡私もその一人。すでに50回近く観ています。
何度観ても楽しい。
1988年「オペラ座の怪人」
日生劇場の初演を観ていた私。
冒頭のジャーン!に体が震えたものです。
その時は、ファントム役市村正親さん、クリスティーヌ役野村玲子さん
ラウル子爵役山口祐一郎さんの黄金トリオでした。
1990年代
ディズニー作品花盛りになってきました。
「ライオン・キング」
現在は有明四季劇場で無期限ロングラン中です。
「美女と野獣」
「リトル・マーメイド」
「アラジン」
「アナと雪の女王」
「ノートルダムの鐘」
劇団四季オリジナルミュージカル。
これが、かなり多くあるんです。
昭和三部作
「李香蘭」
初演を観たときは、あるシーンで涙が止まりませんでした。
初演以来、李香蘭役は野村玲子さんの当たり役です。
「異国の丘」
「南十字星」
いずれも戦争や国家と個人を描いた作品で、もっとも多く上演されるのが「李香蘭」です。
「夢から醒めた夢」
素晴らしい作品です。市村正親さんの夢の配達人。保坂知寿さんのピコ
光枝明彦さんのデビルが印象的でした。
「愛をありがとう」というナンバーが象徴的です。
今年、浅利演劇事務所が公演を行いましたが、あっという間に完売。
急遽9月に再演されます。
「ドリーミング」
「魔法を捨てたマジョリン」
「はだか「の王様」
「ユタと不思議な仲間たち」
東日本大震災の後、東北地方の子どもたち向けに無料上演が行われました。
「友達はいいもんだ」というナンバーが素晴らしいです。
「人間になりたがった猫」
「むかしむかしゾウがきた(九郎衛門)」
さらに近年の作品。
「カモメに飛ぶことを教えた猫」
「はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~」
「ロボット・イン・ザ・ガーデン」
「バケモノの子」
「ゴースト&レディ」
通称ゴスレで、沼った人が続出したようです。
その他にも
「サウンド・オブ・ミュージック」
ドレミの歌やエーデルワイスは、特に有名ですね。
「アスペクツ・オブ・ラブ」
若き日の石丸幹二さんのアレックス役が未だに印象的です。
「壁抜け男」
「マンマ・ミーア」
ABBAのナンバーで作られた作品。映画化もされています。
「ウィキッド」
オズの魔法使いの外伝?映画化もされています。
「クレイジー・フォー・ユー」
ガーシュウィンのナンバーで作られた作品。幸せな気分で終わります。
「バック・トウ・ザ・フューチャー」
ここまでの中で、見たことが無いのは「はだかの王様」「壁抜け男」
「はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~」
「バック・トウ・ザ・フューチャー」
というところでしょうか。
🔴その他のミュージカル
ホリプロもミュージカルに注力しています。
「ピーター・パン」
「メリー・ポピンズ」
「ビリー・エリオット」
「デスノートTHE MUSICAL」
「スウィーニー・トッド」
市村正親さんと大竹しのぶさんのコンビが印象的でした。
「ラディアント・ベイビー~キース・へリングの生涯~」
柿澤勇人さんが主演。ブレイクする前の松下洸平さんも出演していました。
かなりハマって数公演観ました。
「ジキル&ハイド」
石丸乾二さんが主演を務めていました。
「スクール・オブ・ロック」
「ジェイミー」
「生きる」
黒澤明さんの映画をミュージカル化。
市村正親さんと鹿賀丈史さんがダブルキャストでした。
現在は、石丸乾二さんと柿澤勇人さんが二枚看板でしょうか。
以上、長くなりましたが、日本のミュージカル事情をまとめてみました。
その他にも、ミュージカルは多く上演されていますが
私の守備は煮でのお話とさせていただきました。
演劇の殿堂であった帝国劇場が閉場し、他の劇場が上演を担っている現在
今後、ミュージカル界はどのようになっていくのでしょうか。























