もみじのランチ食べたあとにオーストラリア博物館(Australian Museum)へ。
ラムセス展(正確には古代エジプト展 ラムセスとファラオの黄金
(Ramses & the Gold of the Pharaohs)だそうだ)が始まってすぐ、
歴史の先生でもある義妹旦那さん(と義妹)が行ってきて(このとき)、
「すっごいよかった!」「もう1回行く!」といっていたんだよね
ディンゴもこの特別展のニュースを知って以来、
行きたい行きたいとずっと楽しみにしてた。
わたしは…歴史のことあんま(てか全然)知らないし、
“ラムセス”と聞くと『天は赤い河のほとり』…?みたいな😅
でもエジプトの装飾?とか絵とか、そういうのは好きなんだよねー
と、そんくらいのバカさかげんでラムセス展に挑みます😤
建物の外や荷物預けるカウンターのとこなんかに
エジプトムード高まる演出してあって、おら、ワクワクすっぞ!
入場は時間ごと(たしか15分ごと)に区切られてる方式。
ネットで事前予約したほうがいいのかなーとウェブサイト見てたら、
チケットの販売状況によって「売り切れ」とか「あと少し」とか
表示されるようになっててさ、週末は予約必要っぽかったけど、
平日は全然余裕だったので予約せずに来館、
入り口のとこの受付で到着後いちばん早い回の入場券を買えたよ
そのとき日本語のオーディオガイドがあるか聞いたけどなかった
中国語とフランス語と、ポルトガル語だけだったかな?(記憶不確か)
入ってすぐに5分程度のショートフィルムを見た。
だから時間区切られてたんだね 内容は…忘れた
全部で182点の展示がされているらしい。
どんどこ見ていくぞー。
ラムセス2世の頭部の像。でかい。
王の世界を小さな陶器のタイルに描いて再現していたものがいくつもあった。
これ↓なんかは外国人捕虜が描かれていて、
敵とエジプトの地域権力に対する王の支配を強調しているとのこと。
なんか…いきなり不穏…
いまじゃ信じられないくらいの争いの時代だったんだろうな。
なのにこんな繊細できれいな色の細工がされたタイルが残されてるとか。
なんというか…いろんな方向への熱量がハンパないなーと感じる。
これ可愛い
レヒト鳥?(Rekhyt bird/Northern lapwing タゲリ?)だってー。
ファラオの臣民の象徴なんだそうだ。
ところどころタイルが落ちているのが歴史を感じられていいっ
またなんか不穏な絵が登場だぞ…
説明文によりますと…
手に斧を持っているラムセスがエジプトの伝統的な敵である
シリア人、ヌビア人、リビア人を襲おうとしているところだそうだ。
ラムセスと囚人の大きさが違うのはファラオ(王)としての
彼の地位と外国の捕虜に対する彼の力と支配を強調しているですってー!
猫や犬みたいに座っていて、手でなにかを持っている(支えている?)、
こういうタイプの像がいくつかあった。なんでこのポーズなんだろね?
センネフェル(Sennefer/アメンヘテプ2世時代のテーベ市長)の
棺から見つかった絵。昨日描かれたといっても信じてしまいそうなきれいさ
象形文字は、「オシリス(The Osiris/エジプト神話における冥界の神)、
真実の場所の奉仕者、センネフェル」と書かれているそうよ。
「わたしはいい人だから地獄には連れてかないでね」みたいなことかしら。
こういう…下書きっぽいというか、へたくそというか
そういう絵にすごい魅力を感じる。人間みがあっていい。穴開くほど見た。
センネジェム(Sennedjem/王家の墓を装飾し、壁画を描いた熟練職人)の外棺。
最初王様の棺かな?と思うほど立派だったので、職人さんのものと知りびっくり。
自分が死んだとき用に自分で描いたってことかな?
それとも、職人さんは地位が高かったり尊敬されてたということ?
でもわたし、これすごく好き。これもかなりじっくり見た。
1枚におさまらず、てきとうにつなげたので気持ち悪い写真だけど😅
雰囲気伝わるかしら?なにかストーリーみたいなものが描かれてるのかな?
第12王朝の古代エジプト王の娘、
ケンメット姫(またはクヌミット/Princess Khnumit)のネックレス。
この時代ですでに星やハート(に見える)モチーフ!
やはりユーリはいたのかもしれない…(天は赤い河のほとりの話)
これきれー。石はラピスラズリ、カーネリアン、ターコイズなどだって。
こっちはカーネリアン、長石、グリーンジャスパー。
中央の飛んでる鳥のモチーフが可愛い
アメンエムオペト(Amenemope/第21王朝の王)の棺から出土した
金色の木製マスク。木なのね!中までしっかり金かと思った!
わたしは手前のおこ顔コブラに夢中。可愛いー!
ウラーウス(Uraeus)という名前?の、
王権や神格を象徴する聖なるヘビ(コブラ)だそうよ。
猫ちょこんって座ってんの、いいっ
手前の小さい猫の兵隊?(違うかも)もいいわぁ〜。
木彫りの動物、マングースとビンチキン(Ibis)。
ワニとか、黒色に塗られたカブトムシもいた。
こっちはミイラ。上が猫で下が子ライオン。
王様の棺に一緒に入れられたとかなんだろうか。
動物用の棺もあったし、コガネムシのミイラ用の石の棺なんかまであった
女性(きっと王女さまとかお姫さま?)の、左は外棺の蓋、右はミイラの蓋。
外観の蓋が華やかに見えるのは女性だからかしらね?
たまたま?地位的なもの?故人がハデ好きでそのようにリクエストしたとか?
丸いのは釘かなー?上のほうに見えるのは立体的な装飾。
宝石とかそういうんではないっぽい。
ラムセス2世の棺も、↑の左側のものと比べると地味じゃない?
ミイラの中をCTだかなんかで映像化したもの。
おじいちゃん…ラムセスって長生きしたんだよね。
紀元前の時代で享年90だか91歳って、そうとう長生きだよね
こういうの見ると、物語じゃなくて実在したんだなーと伝わる。
最後におみやげ屋さんもチョロッとのぞいた。
あんまり欲しいものなかったな。このカバくらいだ(そして買わなかった)
ああ…楽しかった。これは来れてよかったなー。
ふうこは、途中からちょっと飽きてたかな😅
てか、わたしとディンゴが時間かけすぎたのもあるかも。
オーストラ博物館は無料の通常展示もおもしろいし、
キッズエリアもすごく楽しいから好き(前回行ったときの日記)。
うんと前に「無料で入れるのは期間限定」と聞いたことあるけど、
もうずーっと無料だから、永遠に無料なのかな?
そもそも期間限定云々が間違った情報だったのかも?
我が家的には初めての有料の特別展体験で、
これは払う価値があった!と思うほど楽しめて大満足。
また気になる特別展があったら来てみたいです
住所:1 William Street, Sydney
TEL:02-9320-6000
開館時間:10:00〜17:00
料金:(通常展は)無料(特別展は別途入場料がかかります)
休館日:12月25日
歴史の情報とかGoogleで調べたんだけど、
なんせ歴史知らないバカだし検索下手だしで間違ってるものもあるかもです。
もし間違いに気づいたら教えてください