これは、フランジバック(カメラのレンズマウント基準面から内部のセンサーまでの物理的な距離)が、マイクロフォーサーズは19.25 mm なのに、マウントアダプターのフランジバックが短く設計(もしくは製造)されていて、無限遠の位置がずれてオーバーインフ(インフ=無限にあわせても、実際の無限遠を超えてピントがずれてしまい、どこにもピントが合わなくなる状態)になってしまっているのです。
付属レンズは OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8。絞り、フォーカスともに問題なく作動しているし、撮影の支障になるような大きなゴミもカビも見えないようなので、マウントアダプターを購入して、OM-D E-M10 Mark II で使ってみようかと思います。これがうまくいけば、ジャンクの汚名返上になるのではないかと期待しています(中程度~レンズ内小ゴミあり(影響なし)、レンズ内小クモリあり、外観小スレ・小キズあり~のものでも6,000円ぐらいしますから)。
4. 素材と質感: 金属ボディを基調としたマットまたはセミグロスな仕上げで、クラシックな高級感を共有。プラスチック多用を避け、耐久性と手触りの良さを重視した。
OM-1はクロームメッキの金属ボディで、当時のプロカメラマンに愛された。E-M10 Mark II もマグネシウム合金ボディにメタル調の塗装を施している。このフィニッシュは、埃や傷に強い点でも共通し、デザインの耐久性を象徴。オリンパスのデザイナーは、E-M10の開発時にOM-1のプロトタイプを参考にしたと公言している。
このようなコンセプトをもとに E-M10 Mark II が設計されているので、その伝統を感じられるものを手にしたいと考え、あえて最新型ではなく Mark II を選ぶことにしました(Mark I より劇的に性能は向上しているが、値段的にはこなれているのも、もちろん決め手となっている)。 ということで、長々と蘊蓄を語ってきましたが、そうすると、どうしても、本物の OM-1 を手にしてみたい衝動が沸々と湧いてきてしましました。