先日ゲットした HandMade Concept VA-10 。なんとか外見だけでも 本家の Fender Champ 5f1 に近づけようと、いろいろいじってみました。
まず、HandMade Concept VA-10 と言いましたが、パネルをよくよく眺めると、Pro-10g Amplifier と表記されています。
本来の VA-10 は VA-10 と大きく表示されており、添え書きも Guiter& Bass Amplifier となっています。
しかし、この両者の違いはWEB検索しても出てきませんでした。
ハンドメイドだからちょっとずつ違いがあるのかも(なんちゃって)。
この製品の上位機種に pro-15g という 15W 6.5インチスピーカーのアンプがあるので、その10W版を出すときに、その名前を譲りうけたのですが、その後の製品は独自の名称にしたんじゃないかなと想像します。
HAND MADE Concept Pro-15g
では、まず、スピーカーが 5インチ(8Ω)と小さいので、 Champ に合わせて 8インチのスピーカー(Champ 自体も1956年からの Largel Box デザインと1957年途中までの6インチスピーカーを搭載した過渡期もあった)を乗せ換えようかと裏を開けてみると、なんと、既に VOX Pathfinder 10 の VOX Bulldog 6.5インチ(8Ω)が乗っているではないですか。
それも、ちゃんとバッフルボードを口径に合わせくり抜いてあります。ギリギリで収まっているのも奇跡的ですし、この細工をするにはサランネットを一度外して貼りなおしたってことですよね。すごい!!
ということで、当方としても 手持ちの VOX Bulldog 6.5インチ に乗せ換えようと思っていたので、手間が省けて、すごく得した気分です。
ついでに、オペアンプを確認したら、暗くて判別しにくかったのですが、 JRC(日本無線製)の4558Dと確認でき、これは VA-10 と変更なしのようです。
つや有り(旧製品)の 4558D を チューブスクリーマーに乗せると、ローノイズで、真空管アンプとの相互作用(歪み)を起こして独特のサウンドを引き出せたとかいう、都市伝説があるそうです。
まあ、ちゃんとした部品を使っているということですね。
そういえば、評判のいい vox pathfinder 10 も、オペアンプは 4558D のようですね。
と、内部のアップグレードは問題なかったので、外見に注力します。
これも、前のオーナーが頑張ってくれたおかげで、出費が抑えられたキャリングハンドル。これ、Fender の Pure Vintage Stitched Leather Amplifier Handle ですよね。4,000円ぐらいしちゃいます。
本体が買えちゃうよ~!! これまた、ありがたい!!
ただ、長さがあわないのと(なんたって、本体の大きさが、本家の80%ものですから)、留め金の位置が中心に寄りすぎていたため(元の金具の位置に合わせたようです)、ハンドルがビヨーンっと伸びてしまっています。
そこで、ハンドルの穴を広げて調整しました。金具も磨いておきました。
さて、問題はネームプレートとコーナーガードの金属板です。
製品はこのようなでっかいネームプレートがついていたので、もともと前のオーナーは外してありました。
さらに、Fender Champ 5f1 には、金属のコーナーガードがついていません。また、バッフルボードを止めているネジが、 他の部分とは異なり茶色をしています。
ということで、金属板を外し、止めたあった木ネジ穴を内部に余っていたツイード生地で埋め、バッフルボードの止めネジを着色しました。
ネームプレートはプリンターで透明フィルムに印刷し、アルミプレートに張り付けて自作しました。
やりました。やっと完成です。
ネジ穴跡を完全にはもとに戻せませんでしたが、斜めから光を当てなければそうは目立たないくらいにはなりました。
問題は、外見よりも肝心な音ですが、もともと、ちゃんといい音のするアンプですが、手持ちの古い機材 LINE 6 POD XT に、Tiny Tweed というアンプシミュが入っていて、これがまさしく Fender Champ のシミュレーションになっているのを活用したいと思います。

これを使えば、見栄えも音もなんとか満足いくのではと期待してます。














