ミラーレス一眼カメラのボディをゲットしました。
10年前にゲットした、LUMIX GX7 が調子が悪く、折角の交換レンズが眠ったままになっていました(LUMIX はどうもどの機種も電子ビューファインダーが故障しやすく、まずここがだめになり、ついには大元のセンサーも調子が悪くなっていた)。
そこで新しいボディを物色していたのですが、マイクロフォーサーズのレンズを無駄にするわけにはいかず、選択肢は、LUMIX か OM SYSTEM(旧OLYMPUS)の二者択一となります。
オリンパスは、2021年1月1日付けで日本産業パートナーズ(ファンド会社)に映像事業を譲渡。2021年10月に、「オリンパス」というブランドネームを「OM SYSTEM」に変更。
LUMIX は故障に悩まされるトラウマがあるため、今回はOMシステムから選ぶことにしました。
普段使いに高級品は必要ないので、エントリークラスの OM-D E-M10 のシリーズの中から にしました(OMシステムのミラーレス一眼は、E-M10 E-M5 E-M1 と数字が小さくなるとクラスが上がっていきます。 E-M1 は、ボディ単体で発売当初は23万5,440円もしていました)
そして結局第2世代のOM-D E-M10 MarkII に狙いを定めました。
現在販売されている機種は、5年前に発売されたE-M10 Mark IV ですが、下表のとおり有効画素数が 2030万画素になって 4K動画に対応し、フォーカスにイメージャコントラストAFが採用され、手振れ補正が0.5段分向上した以外は、それほどの機能の進化は無いようです。
ただ、画像処理エンジンが TruePic VIIからTruePic VIII(最上位機種 OM-D E-M1 Mark IIに搭載されていたダブルクアッドコア構成のもの)にアップグレードされ、処理速度が3.5倍にもなっているのは大きな変化といえます。
しかし、これは画素数の拡大と高速連写、4k動画に対応するための処理高速化の必要性の部分が大きいのではないかと考えられます。
OM-D E-M10 MarkII
処理エンジン(TruePic VII )
2015年9月4日
税込実勢価格84,480円(販売終了時¥54,190)
OM-D E-M10 Mark IV
(TruePic VIII )
2020年9月18日
直販¥118,800
撮像センサー
形式 4/3型 Live MOS センサー
画素数/アスペクト比 カメラ部有効画素数 1605万画素 / 総画素数 約1720万画素 / 1.33 (4:3)
形式 4/3型Live MOS センサー
画素数 カメラ部有効画素数 約2030万画素 / 総画素数 約2177万画素
手ぶれ補正
手ぶれ補正 形式 ボディー内手振れ補正(撮像センサーシフト式5軸手ぶれ補正*)
角度ぶれ補正(ヨー/ピッチ)/シフトぶれ補正(上下/左右)/回転ぶれ補正 形式 ボディー内手ぶれ補正(撮像センサーシフト式5軸手ぶれ補正) 手振れ補正モード 4モード 手ぶれ補正効果 4.0段 *
使用レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
焦距離f=42mm (35mmフィルム換算 f= 84mm)
CIPA規格準拠 2軸加振時(ヨー/ピッチ)
手ぶれ補正効果 ボディー内手ぶれ補正 補正段数:4.5
使用レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
フォーカス
AF方式 ハイスピードイメージャAF
ハイスピードイメージャAF
イメージャコントラストAF
記録画素数/フレームレート/圧縮方式
MOV(MPEG-4AVC/H.264 )、AVI(Motion JPEG) [MOV]
1920x1080(FHD) /30p、25p、24p/ALL-I (A-I) IPB(SFFN)
1920x1080(FHD)/60p、50p/IPB(SFFN)
1280x720
MOV(MPEG-4AVC / H.264)
3840×2160(4K) 30p、25p、24p / IPB(約102Mbps)
ボディ材質
119.5mm(W)×83.1mm(H)×46.7mm(D)
質量 約399g
マグネシウム合金
121.7mm(W)×84.6mm(H)×49mm(D) 383g
プラスチック
ということで、値段もこなれているし(でも、最近の中古市場の高騰でそれほど値崩れはしていません)、10年前の製品だけど、以後プラスチックボディとなる前の 金属製 ボディの MarkIIに決定(結局、既所有の LUMIX GX7 と発売時期が同じ機種になってしまいました)。
ただ、一つだけ気になる部分が....。
それは、マイクロフォーサーズ用のレンズはLUMIX であっても、OM SYSTEM のボディに使用できることは間違いないのですが、画像処理エンジン TruePicⅦ に搭載されている「ファインディテールII」という、レンズごとに出方の異なる倍率色収差を適切に補正し、レンズの種類と絞り値に応じたシャープネス処理を施す仕組みに関連します。
倍率色収差は、レンズを通る光の波長によって焦点がわずかにずれる現象。写真の周辺部で、被写体の輪郭が赤や青で縁取られるように見えることがあるため、補正がきかないと、この現象が出る可能性があります。
OM SYSTEMは、既存のレンズごとの特性に合わせた倍率色収差補正がボディ側にすでに搭載されており、また、カメラ発売以降の新しいレンズはレンズ側に補正が搭載され、これをボディが参照するようになっている。したがって、オリンパス製のレンズはすべて倍率色収差補正に対応しているが、LUMIX のレンズは一部しか対応していないようなのです。
ただ、口コミを見ても倍率色収差でOMシステムのボディにLUMIXのレンズは使えないと言っている人はほとんど見かけず、一部のブログや口コミで問題視されている程度なので、相当に画像を引き延ばさないと分からないような現象のなのかも知れません。使いながら確認していくしかなさそうです。
ということで、本日やってきました。
同じマイクロフォーサーズのLUMIX GX7 を持っている者としてもすごく小さく感じます(厚みが多少薄いくらいで実際はほとんど変わらない寸法だが)。まるで、食玩の一眼レフカメラの4分の3のミニチュアを手にしているような錯覚を覚えます。
クラシカルな雰囲気ですごくかっこいいです(観賞用に一台買って置いてあるって人がいるくらいです)。
さっそく1枚撮って見ました。
特にセンサーやファインダー内に大きなゴミはなさそうです。特にシャッター音が静かですね。
試しにシャッター回数を調べて見ました。
1.[MENUボタン]を押しながら電源を入れる。
2.液晶モニターが起きたら、[MENUボタン]を離す。
3.もう一度[MENUボタン]を押す。
4.[セットアップメニュー]を出す。
5.[モニタ調整]を押す。
6.順番に、[INFOボタン]を押し、[OKボタン]を押す。
7.カメラの機種名が表示される画面がでたら、十字キーを使い「上、下、左、右」と順番に押し、[シャッターボタン]を押す。
8.十字キーの右を押すと、PAGE2になり、シャッター回数(R)の確認ができる。
R
シャッター回数(レリーズ)
S
フラッシュを使用した回数
C
クリーニングモード(センサークリーニング)の回数
U
ダストリダクション(ほこり除去機構)の回数
V
ライブビューを使用した回数
B
手ぶれ補正をONにして撮影した回数
なんと!! シャッター回数「669回」!!
少なすぎて逆に心配になります(すぐに故障して修理に出し手放した可能性とか)。
因みに同じ裏メニューの十字キー下で確認できる「 MCS: モデル番号(4桁) + 製造年月(3桁) + 9桁のシリアル番号」が、4173705xxxxxxxxx となっていたので、2017年5月製(基盤が同時期製造なら)のカメラということになります(いま持っている LUMIX GX7より2年更新されたことになりました)。OM-D E-M10 Mark III の発売が2017年9月ですから、最後期に造られたカメラではないかと思われます。
初期不良が出ないか、ここ一週間ぐらい、頻繁に使って調子を見たいと思います。