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佐藤竜志 オフシャルブログ

はじめまして
不動産業25年以上の経験から、不動産に関することはもちろん
相続や終活、建築・リフォームのことなど知っていることをお伝えします
日々の出来事や営業職についてなど、楽しみながら発信してゆきます

2024年にマイナス金利が解除され、住宅ローン金利は上昇傾向に。固定金利・変動金利の違いや、金利上昇に備える具体策、破綻を防ぐためのポイントまで、本気不動産・佐藤がわかりやすく解説します。


こんにちは、本気不動産の佐藤です。

今回は、「住宅ローンの金利って、これからどうなるの?」というテーマで、最新の動向と実践的な対策をお伝えします。これから家を買おうとしている方、住宅ローンの組み換えを考えている方、必見です。


金利の仕組みと日銀の役割って?

まず大前提として、日本銀行(いわゆる“日銀”)は「銀行の銀行」。私たちが普段利用している銀行にお金を貸す立場です。

日銀が「金利を上げますよ」と言うと、民間の銀行もそれに追従して金利を上げざるを得ません。特に、変動金利は短期プライムレート、固定金利は長期プライムレートに連動するので、どちらを選ぶかで影響度も変わります。


金利の現状と2025年以降の動きは?

2024年3月に、とうとうマイナス金利政策が終了し、政策金利が0.5%に引き上げられました。これにより、じわじわと住宅ローン金利も上がってきています。

  • 変動金利(2025年現在): メガバンクで0.595%〜0.68%

  • 固定金利: 2.15%〜3.78%とやや高めの傾向


固定金利と変動金利、どっちを選ぶべき?

  • 固定金利は安心重視タイプ向け:
     将来の金利上昇を避けたいなら、断然固定金利。支払い額が一定なので家計管理もしやすく、長期で見ると安心材料になります。

  • 変動金利はリスクを取って得したい人向け:
     最初の金利が低いのが魅力。ただし、金利が上がったら…というリスクを背負う覚悟が必要です。


AIの金利予測はどう見ておく?

  • ChatGPT予測: 0.5%~1.0%で推移

  • Google Gemini予測: 0.85%~1.3%の可能性もあり

ただし、両者ともに「急激な上昇は起きにくい」と見ています。今すぐ慌てる必要はありませんが、備えておくことは重要です。


金利上昇に備えるにはどうする?

  1. 返済比率を25%以内に抑える
     手取りの1/4以内に住宅ローンの返済が収まるのが理想です。

  2. 返済期間は柔軟に設定
     35年ローンにこだわらず、40年・50年ローンで毎月負担を軽減する選択もアリ。

  3. 全期間固定 or フラット35の活用
     金利上昇の影響を最小限にするために、安定したローン商品を選ぶのも一つの方法です。


ランニングコストまで見据えるのがプロの目線

住宅ローンだけでなく、「光熱費」「修繕費」といったランニングコストも見逃せません。

特に省エネ住宅を選べば、日々の出費もグッと抑えられます。新築はその点でも有利。さらに、補助金制度も使える場合があるので要チェックです。


住宅ローン破綻を防ぐための視点

破綻の原因として多いのは、離婚・転職・収入減少などのライフイベント。金利だけの影響で破綻するケースは稀です。

  • **団体信用生命保険(団信)**の見直し

  • 災害リスクへの備え(火災保険・地震保険)

  • 住宅を売却または賃貸へ切り替える柔軟性も大切


賃貸と持ち家、どっちがリスクが少ない?

災害時の補償面や、資産としての価値を考えると、持ち家に軍配が上がります。ただし、生活スタイル次第では賃貸も選択肢になります。


まとめ:冷静に、長期的な視野で住宅ローンを考えよう

金利は確実に「上昇傾向」にありますが、焦る必要はありません。大切なのは、無理のない資金計画と、リスクに備えた選択です。

住宅ローンは「ゴール」ではなく「スタート」。金利や商品内容だけでなく、将来の家計やライフスタイル全体を見据えて判断しましょう。


【関連動画でさらに理解を深めよう】

📺 銀行は審査で〇〇の結果を見ます!住宅ローン審査で落ちる人の共通点を不動産社長が徹底解説します
📺 【住宅ローン】買い換えを検討している人はここがリミットです!家を買う人が知っておくべき住宅ローンの知識を不動産のプロが本気で解説します!
📺 住宅ローンの返済年数は何年にすべき?収入に対する返済リスクについて不動産歴25年のプロが徹底解説します!


この記事が、あなたの安心・安全な住宅購入の一助になれば嬉しいです。それではまた次回の記事でお会いしましょう!

— 本気不動産・佐藤より

 

 

24時間換気システムは現代住宅に必須!第1種換気と第3種換気の違いやメリット・デメリット、選び方をプロの視点で解説。健康で快適な住まいをつくるための知識をお届けします。

 

こんにちは、本気不動産の佐藤です!

今回は「住宅の換気システム」について、ちょっと深掘りしてみましょう。家を建てたり買ったりするときに、あまり意識しない方も多いかもしれません。でも実は、換気システムの選び方で快適性も光熱費も大きく変わるんですよ。


なぜ換気が大切なのか?

現代の住宅はとにかく高気密・高断熱。その分、空気がこもりやすく、ホルムアルデヒドなどの化学物質が室内に滞留するリスクもあります。

そこで登場するのが24時間換気システム。これは建築基準法で設置が義務付けられていて、基本的には2時間に1回、家全体の空気を入れ替える仕組みになってるんです。


換気システムは主に3種類!

◆ 第1種換気

吸気も排気も機械でコントロールする仕組み。
熱交換機能付きで、外からの冷たい空気も室温に近づけて取り入れられます。
フィルターで花粉や汚れもカット!
・冬でも冷えにくく、省エネにも効果的。

👉 デメリットは「初期費用が高い(約50~60万円)」のと、「電気代がやや高め」なところ。

◆ 第3種換気

外の空気は自然に取り入れて、機械で排気するタイプ。
・導入コストが安くて、メンテも簡単。
・ローコスト住宅や建売住宅で多く採用されてます。

👉 デメリットは「冬に冷たい空気が直接入って寒い」「吸気口周りが汚れやすい」「熱が逃げて光熱費がかさむ」など。

正しい使い方で効果を最大化!

換気口を塞がないこと。冬場でもしっかり空気を流しましょう。
結露・カビ対策にもなりますし、健康的な室内環境を保つためにも重要です。


戸建のことをもっと詳しく知りたい方はこちら!

YouTubeで実際に解説していますので、ぜひチェックしてみてください!


最後に|佐藤からのアドバイス

家づくりって「目に見える部分」ばかり気になりますよね?でも、本当に重要なのは見えないところ=換気や断熱などの性能面です。

換気システムの選び方ひとつで、
・住み心地
・電気代
・家族の健康
全部が変わってきます。

だからこそ、「なんとなく安いから」で選ばないで、住宅性能とライフスタイルに合ったものを選びましょう!

 

 

 

「リノベーションマンション」と「フルリフォーム物件」、どう違うの?実は、広告ではよく混同されているこの2つの違いを不動産のプロがわかりやすく解説!購入前に知っておくべき注意点と、それぞれのメリット・デメリットも紹介します。


こんにちは、本気不動産の佐藤です!

今日は「リノベーションマンション」と「フルリフォーム」の違いについて、わかりやすくお話しします。これ、よく混同されるんですよ。でも、実際に住む人にとっては大きな違いがあるので、しっかり理解しておきましょう!


◆ リノベーションとフルリフォームの違い

まず定義から整理しておきます。

  • リノベーション:中身を全部スケルトン状態にして、間取りや構造自体を変更する工事。

  • フルリフォーム:既存の間取りを維持しつつ、設備や内装を新しくする工事。

イメージとしては、

  • リノベ:お弁当箱の中身を全部取り替えて、詰め方も変える

  • フルリフォーム:同じ仕切りで新しいおかずを詰め直す

といったところですね。


◆ 市場に出ている「リノベマンション」の正体

実は「リノベ済み」とうたってる物件、ほとんどがフルリフォーム物件です。広告上の表現として使われているだけで、間取りがそのままならそれはリノベじゃありません。

だからこそ、購入時には内容をしっかり確認してください。


◆ リノベの進め方と注意点

リノベーションを検討する場合、進め方には大きく2つあります。

  1. リノベ会社に相談しながら物件を探す

  2. 物件を先に買ってからリノベ会社に依頼する

ポイントは、不動産会社は物件探しのプロ、リフォーム会社は施工のプロということ。それぞれの強みを活かすのが賢い進め方です。

そして、マンションによっては工事が難しいケースもあるので、

  • 配管位置

  • 排水勾配

  • 共用部分との関係

  • 管理規約

なども事前に確認するのが大事。


◆ 費用・保証について

リノベーションは、物件価格と同じくらい費用がかかることも珍しくありません。でも、保証についてはしっかり確認できます。

  • 工事部分 → リフォーム会社の保証

  • 設備機器 → メーカー保証

  • 構造体 → 管理組合の責任範囲

これを知っているだけで、安心して計画を進められますよ。


◆ リノベとリフォームの比較:メリット・デメリット

● リノベーションのメリット

  • 自分好みにカスタマイズできる

  • オリジナリティある空間

  • 新築より費用を抑えられる可能性も

● リノベーションのデメリット

  • 個性的すぎると売却時に不利

  • 希望どおりにならないケースも

  • 設備の老朽化など、見えないリスクあり


◆ 中古マンションの耐久性は大丈夫?

古くても、管理がしっかりしていれば安心して住めます。実際、マンションの建て替えには住民の合意が必要で、よほどの事情がない限り取り壊しになりません。


◆ 若い世代にもおすすめな理由

  • 新築価格が高騰している

  • 面積が限られていても工夫次第で理想の空間に

  • 注文住宅のような設計が楽しめる

資材価格も上がっている今、リノベは費用対効果の高い選択肢として注目されています。


◆ 関連動画【本気不動産YouTubeチャンネル】

ぜひ、こちらの動画も併せてご覧ください!

  1. 🔗 高層階が良い考えは時代遅れ?住む前に知るべきマンションのハズレ階層の特徴を住宅購入のプロが本気で解説します!

  2. 🔗 マンションの寿命って何年?住宅購入で後悔しない考え方を不動産購入のプロが徹底解説!

  3. 🔗 水回りは総額〇〇万円かけてもいいです!後悔しないために知るべきリフォーム費用の相場を住宅購入のプロが本気で解説します!


◆ まとめ

「リノベーション」と「フルリフォーム」、似てるようで全然違います。

  • 自由度や満足度を求めるならリノベ

  • 費用を抑えて手軽に住みたいならフルリフォーム

あなたのライフスタイルに合った住まい選びの参考になれば嬉しいです!

 

 


以上、本気不動産の佐藤でした!
質問や相談はお気軽にどうぞ。次回の記事もお楽しみに!

注文住宅の建築費用が上昇している今、なぜ価格が上がっているのか?全国平均・坪単価の目安、オプション費用、初期費用、営業手法まで徹底解説!本気不動産が、失敗しない家づくりのポイントを語ります。


本文:

こんにちは、本気不動産の佐藤です。
今回は「注文住宅の建築費用」について、現場で感じているリアルな情報を交えながらお話しします。

結論から言うと、注文住宅の建築費用は今、確実に上がっています。
でも、ただ「高いから無理」と諦めるのはもったいない。今こそ、賢く選んで納得の家づくりをするための知識をつけておくことが大切なんです。


■ なぜ建築費用が高騰しているのか?

資材費の高騰や物流費の上昇、そして国が推進する高性能住宅の仕様など、家づくりの「標準」がグレードアップしている影響も大きいです。建売住宅やマンションも同様に上がっているので、これは住宅業界全体の流れですね。


■ 注文住宅の全国平均価格は?

現在、土地+建物の平均価格は約5,435万円
建物だけで見ると、38〜40坪(4LDK)程度が標準的。札幌エリアだと35坪前後が多い印象です。

坪単価の目安は以下の通り:

  • 地元の公務店:約80万円

  • 大手ハウスメーカー:100万円以上

ただし、これは基礎や土地の条件、設備グレードなどによって変動します。


■ 広告に出ている価格、実は“本体価格”だけ?

これ、意外と知られていないのですが…

多くの広告に表示されているのは「建物本体価格」。
実際には、水道・下水道の接続、暖房や照明などのオプションが別途必要になることが多いです。

例えば:

  • 契約書の印紙代

  • 登記費用

  • 火災保険

  • つなぎ融資の金利

これらで、初期費用として100〜150万円程度かかるのが一般的です。


■ オプション費用はどこまでかけるべき?

「標準仕様だけだと物足りない」という方が多く、照明や窓、暖房設備をアップグレードするケースが目立ちます。

  • 平均的なオプション費用:70〜80万円

  • こだわる方は150万円以上かけることも

これ、意外と見落としがちですが予算に組み込んでおくのが必須です。


■ 建築会社の選び方のコツ

建築会社は、いきなり金額を出してこないのが一般的。
「まずは年収や希望エリアを聞いてプランを作成→最後に見積もりを提示」という流れが多いです。

ここで重要なのが営業担当者との相性

価格や性能よりも、
「この人になら任せられる」と思えるかが一番大事。

不動産会社を通すと、こうした営業の煩わしさを減らせるのでおすすめですよ。


■ 高性能住宅は“高いけど安い”

初期費用が高くても、高断熱・高気密で光熱費が抑えられる住宅は、長い目で見るとお得です。

しかも、太陽光パネルによる売電収入や、
国の補助金・税制優遇を活用すれば、トータルの支出はグッと抑えられます。


■ これから注文住宅を建てる人へのアドバイス

  1. 建築会社は複数比較して相性をチェック

  2. 価格の内訳(本体+オプション+初期費用)を正確に把握

  3. 高性能住宅のランニングコストを数字で検討

  4. 不動産会社を通して効率よく情報を収集

  5. 国の補助金や優遇制度の活用を前提に資金計画を練る


■ 関連動画(本気不動産YouTube)


注文住宅の購入は、高額なだけに失敗できない買い物
だからこそ、価格の背景や内訳をしっかり理解して、自分に合ったスタイルで賢く進めていきましょう。

それでは、また次回のブログで!
本気不動産の佐藤でした。

 

 

家を建てる・買う前に知っておきたい地震対策と住宅の耐震性能について徹底解説。旧耐震基準との違い、液状化リスク、保険対応の盲点など、プロがわかりやすく解説します。


どうも、本気不動産の佐藤です。
今回は「地震と住宅」というテーマでお話しします。特に家を建てたい、買いたいと考えている方にとって、知っておいて損はない話ばかりです。


■ 日本は地震大国。住宅への影響を正しく知ろう

まず、日本は世界有数の地震大国。震源の深さやプレートの動き、地盤の性質によって、同じ震度でも揺れ方や被害の出方がまったく異なります。
北海道は「地震が少ない」と思われがちですが、2018年の胆振東部地震のように大きな揺れが来ることもあります。

特に札幌は、建物倒壊よりも 停電や液状化現象 といった「間接的な被害」が問題になりやすいエリアなんですね。


■ 地盤と液状化リスクに注意!

胆振東部地震の際、埋立地を中心に液状化現象が発生し、家が傾いたケースが多発しました。
これ、実は「家が壊れていなくても、傾いて住めなくなる」というかなり厄介な現象です。

そして厄介なのが、 液状化による傾きだけでは地震保険が下りない というケースがあること。
建物が「構造上問題ない」と判断されれば、補償が受けられないこともあります。


■ 地盤調査と杭打ちは必須

最近の住宅では、地盤調査を行った上で「杭」をしっかりと地盤まで打ち込んでいます。
これによって液状化しても、家が浮き上がったり傾いたりするリスクがかなり減少しています。

家を選ぶ際には、「地盤調査済みか?」「杭はどこまで打ってあるか?」この2点は絶対にチェックしてください。


■ 耐震基準の進化を理解する

ここで一度、建物の“年式”にも触れておきましょう。

  • 昭和56年以前(旧耐震基準):基礎に鉄筋が入っていない物件も多く、震度6〜7クラスには耐えられない可能性があります。

  • 昭和56年以降(新耐震基準):鉄筋入りの基礎、引っ張り強度が強化された設計に。

  • 2000年以降(品確法施行後):構造用合板、金属プレート、ボルト接合など、より地震に強い構造が一般的に。

要するに、「2000年以降の建物」であれば、かなりの安心感があるということです。


■ 建て替えか補強か?中古住宅の選び方

築年数が古い家でも「耐震補強すれば大丈夫でしょ?」と思うかもしれませんが、実はここにも落とし穴が。

木造住宅の場合、耐震補強のコストが高くなりがちで、施工にも限界があります。
最近は補強よりも、 新築や建て替えを選ぶ方が増えてきている のが現実です。

中古住宅を選ぶ際には、最低でも「昭和56年以降」のもの、可能なら「2000年以降」の物件を選びたいところですね。


■ 地震保険は万能じゃない!適用条件を理解しよう

繰り返しになりますが、地震保険は 「建物の構造的被害」にしか適用されないケース があります。
液状化での傾きや、外見に大きな損傷がない場合には保険が使えないことも。

家を買う前に、地盤と構造、そして保険内容の3つを総合的にチェックするのが大事です。


■ 最後に:地震対策は「逃げる時間」を作ること

日本の家は、年々地震に強くなってきています。でも忘れないでほしいのは、完全に倒壊を防ぐより、「命を守る時間を確保する」ことが目的だということ。

 


■ お問い合わせ・質問はお気軽に!

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