2024年にマイナス金利が解除され、住宅ローン金利は上昇傾向に。固定金利・変動金利の違いや、金利上昇に備える具体策、破綻を防ぐためのポイントまで、本気不動産・佐藤がわかりやすく解説します。
こんにちは、本気不動産の佐藤です。
今回は、「住宅ローンの金利って、これからどうなるの?」というテーマで、最新の動向と実践的な対策をお伝えします。これから家を買おうとしている方、住宅ローンの組み換えを考えている方、必見です。
金利の仕組みと日銀の役割って?
まず大前提として、日本銀行(いわゆる“日銀”)は「銀行の銀行」。私たちが普段利用している銀行にお金を貸す立場です。
日銀が「金利を上げますよ」と言うと、民間の銀行もそれに追従して金利を上げざるを得ません。特に、変動金利は短期プライムレート、固定金利は長期プライムレートに連動するので、どちらを選ぶかで影響度も変わります。
金利の現状と2025年以降の動きは?
2024年3月に、とうとうマイナス金利政策が終了し、政策金利が0.5%に引き上げられました。これにより、じわじわと住宅ローン金利も上がってきています。
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変動金利(2025年現在): メガバンクで0.595%〜0.68%
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固定金利: 2.15%〜3.78%とやや高めの傾向
固定金利と変動金利、どっちを選ぶべき?
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固定金利は安心重視タイプ向け:
将来の金利上昇を避けたいなら、断然固定金利。支払い額が一定なので家計管理もしやすく、長期で見ると安心材料になります。 -
変動金利はリスクを取って得したい人向け:
最初の金利が低いのが魅力。ただし、金利が上がったら…というリスクを背負う覚悟が必要です。
AIの金利予測はどう見ておく?
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ChatGPT予測: 0.5%~1.0%で推移
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Google Gemini予測: 0.85%~1.3%の可能性もあり
ただし、両者ともに「急激な上昇は起きにくい」と見ています。今すぐ慌てる必要はありませんが、備えておくことは重要です。
金利上昇に備えるにはどうする?
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返済比率を25%以内に抑える
手取りの1/4以内に住宅ローンの返済が収まるのが理想です。 -
返済期間は柔軟に設定
35年ローンにこだわらず、40年・50年ローンで毎月負担を軽減する選択もアリ。 -
全期間固定 or フラット35の活用
金利上昇の影響を最小限にするために、安定したローン商品を選ぶのも一つの方法です。
ランニングコストまで見据えるのがプロの目線
住宅ローンだけでなく、「光熱費」「修繕費」といったランニングコストも見逃せません。
特に省エネ住宅を選べば、日々の出費もグッと抑えられます。新築はその点でも有利。さらに、補助金制度も使える場合があるので要チェックです。
住宅ローン破綻を防ぐための視点
破綻の原因として多いのは、離婚・転職・収入減少などのライフイベント。金利だけの影響で破綻するケースは稀です。
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**団体信用生命保険(団信)**の見直し
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災害リスクへの備え(火災保険・地震保険)
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住宅を売却または賃貸へ切り替える柔軟性も大切
賃貸と持ち家、どっちがリスクが少ない?
災害時の補償面や、資産としての価値を考えると、持ち家に軍配が上がります。ただし、生活スタイル次第では賃貸も選択肢になります。
まとめ:冷静に、長期的な視野で住宅ローンを考えよう
金利は確実に「上昇傾向」にありますが、焦る必要はありません。大切なのは、無理のない資金計画と、リスクに備えた選択です。
住宅ローンは「ゴール」ではなく「スタート」。金利や商品内容だけでなく、将来の家計やライフスタイル全体を見据えて判断しましょう。
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この記事が、あなたの安心・安全な住宅購入の一助になれば嬉しいです。それではまた次回の記事でお会いしましょう!
— 本気不動産・佐藤より