24.大平薬師(秋田市雄和(由利本荘市岩城))

 

標高:424m

駐車場:なし、少し幅広い所に路駐

トイレ:なし

登り片道:21分

スマホ高低差:100m

おすすめPoint:信仰の山です。三角点を集めている人。

歴史:雄和地区の最高峰で、かつて秋田藩と亀田藩の境界であった。

  山頂にはお堂があります。大平薬師神社・雨乞薬師神社

 

【地域住民さんからの情報】(2024.6.3)

・大​​​​​​​平薬師は、旧雄和町の山麓にある地域の神社である(岩城ではない)。

・毎年7月がお祭りで、年に一回、山に登ってお参りしていた。

・お社(やしろ)は年に一回、ご開帳していた。

・昔(昭和?)は女人禁制でした。

・古代は柵が有ったと言われている。

・登山道は別にある(東面の番屋集落?)。

・地域住民に伝わる伝説がいろいろある!

 

この表参道(?)には馬頭観音(高寺山参照)を祀る保食(うけもち)神社(大森山参照)があるようです。

いつか調査に行きたいと思いますニコニコ

 

薬師神社とは:お薬師さまをお祀りしたのが始まりとされています。

仏教で見 られる薬師如来をお祀りしていた神社

(1868年に「神仏分離令」が発令されたから、現在のご神体はそうとも限らない)

無病息災など健康を祈るのが通例になっている。

 

坂上田村麻呂が(伊勢の国で三大妖怪と恐れられた大獄丸(おおたけまる))との戦勝祈願のため山の上で薬師如来を参拝し、その山に社(やしろ)を建て、薬師如来を祀ったのが始まりとなっているらしい。

秋田には多数の「薬師神社」があるが、坂上田村麻呂が秋田を征服しに来た時、戦勝祈願で各地に薬師神社を建てた(可能性が高い?(私的見解です)) 

Google検索で特に秋田に集中している(気がする)

 

 

あれ、「大​​​​​​​平」ははてなマーク

 

 

道案内

秋田市(雄和) & 由利本荘市(岩城) 「どっちの山」問題です

山頂の大​​​​​​​平薬師神社は由利本荘市です

しかし、雄和地区では最高峰と謳(うた)っています

困りましたね(笑)

まず、「秋田市雄和高尾山レクリエーション施設」、通称「高尾山荘」を目指します。

(高尾山(秋田市雄和)をご参照ください)

 

国道341号を南西に進みます。左側を注意しながら進むと「大平薬師」の登山口があります

その近辺が少し幅広くなっていますので路駐します

私が訪れた時は、老夫婦おじいちゃんおばあちゃんが山菜採りをしていました

話を聞くと、ここら辺の「ふき」は味が違うそうです

 

ここから登り始めます。

私にとって初めての「400m越えの低山」ワクワクしますww

 

高尾山とは違い、細いけもの道が続きます。

けど、しっかりとした道があるから安心です

と思ったら、行手をはばむ枯れ木

しかし、誰かが通れるようにcutしてくれています

「暖簾(のれん)」的な風情のある物と思うことにしましょう。「枯れ木のれん」と命名

 

すぐに三本の楢の木(?)が目に止まりました

3人の森の妖精でしょうか?「仲良し三兄弟」と名付けましたにっこりニコニコほんわか

 

この後、坂が急になってきます。「ふきゾーン」です

 

それを過ぎると「しだゾーン」です

 

それが終わると「杉林ゾーン」になります

神社らしくなってきました。

 

登山客は誰にも会いませんでした。意図的に腰を振って「鈴」を鳴らします歩く

今回は野獣対策いのししの武器を持ってきました。

 

ここに「通せんぼの木」が、

高度420mですので、山頂間近ですね。

 

何という花でしょう?

 

 

あの黒い小屋が「薬師神社」でしょう

 

しかし、山頂は、この上

 

こちらの小屋がもう一つの神社です

 

さらに、その裏に三角点があります

 

ピンクテープにメッセージが書いてありました。

「2024/01/04 石川から ヤブ研」

そもそも、このピンテ、誰が何のためにつけている物なんでしょうね?

調べてみると、「林業関係者が、剪定が必要な木に目印をつけている」らしい

登山の目印と思っていたけど、必ずしもそうではないらしいので、ご注意ください

 

「ピンクテープ 林業用」と検索すると、ネット通販で買えちゃうんですね。

善意で道しるべを残している人もいると思います(私も助けられました)が、

伐採されちゃいますよ笑

 

古い小屋を開けてみると、お仏像様、 観音様が17体

なぜか、小屋の中にケモノの糞?

とりあえず、お祈りします

「戦勝祈願」ではなく「無病息災」でしょうねw

 

ここから南東に道がありましたが、どこへ行くかはわかりません

 

黒い小屋に戻り、扉を開けてみます

中央に、神社の紙垂(しで)(金色の⚡️)、賽銭箱

ここは「雨乞薬師堂」らしいです

中央に「薬師如来像」合計16体の仏像(観音様)です

 

神社:神様、お社(やしろ)、祠(ほこら)、玉串、紙垂、天照大神、太平山大権現

お寺仏様、御堂(おどう、みどう)、観音様如来様       が一般的ですので、

薬師神社とは、、、かなり仏教に近い気がする?

 

ここからは私的見解ですが、

明治元年に神仏判然令(神仏分離)が出され、

「神社にある仏像は寺院へ渡すこと」

「神社の狗犬はそのままでよいが、唐獅子はすぐに取り除くこと」

などが発せられ、明治五年、「修験道廃止令」が出され山伏は禁止されました。

信仰が厚かった高尾山は、山伏が禁止され、御堂の観音様は麓(ふもと)の寺院に返されたのでしょう。山には空の御堂が何箇所か残されていました。

しかし、大​​​​​​​平薬師は部落民の信仰の場だったので、明治政府の目をのがれ、仏像を隠し続けたのではないでしょうか?

 

なので、大​​​​​​​平薬師神社・雨乞薬師神社に薬師如来像がが安置されているのではないでしょうか? 歴史的に重要な気がしてきましたびっくりマーク

 

帰り道ですが、少しばかり雄和の里の景色が見えました

(やっぱり雄和の山ですね笑)

 

あの鉄塔の向こうが高尾山だと思います。

これは高尾山の「2枚のテーブルの電波塔」です

 

ここはモミジ🍁やナナカマドが生えてますから、紅葉の季節は綺麗でしょうね

 

帰りに「亀田不動滝」を観光してきました(地図を見てね)

雄和相川にも「不動ノ滝」がありますのでお間違えないように

 

観音森(由利本荘市岩城)」も気になりますね。まずは机上で調査します。

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私にとって初めての「400m越えの低山でしたが、50代の私でもへっちゃらな山でした。

体力的には、登山口~山頂の「高低差」が大きな要因になるかもしれません。

今回から「スマホ高低差」を記載しますので、参考にしてみてください。

 

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