29.高寺山(たかてらやま)(大仙市協和)

 

標高:170m

駐車場:なし (近隣住民にご配慮ください)

トイレ:なし

登り片道:26 分 (ふもとの神社から)

スマホ高低差:140m

 

おすすめPoint:物語を「おもしろいな」と思った人、薮を掻き分けるのが得意な人

歴史:開基は養老2年(718年)といわれ、高寺観世音(馬頭観音)が祀られている。

養老6年代に千手観音を安置すとの記録があり、寺号を高寺山(たかてらやま)忠源寺と称していた。

御本尊は紫銅の7寸余のお像で、江戸末期盗難にあったと伝えられる。

明治維新の神仏分離により、本社を神明社に、観音堂を境内社とし高寺神社とした。

明治40年1月高寺神社火災のため、同41年12月両社を合併の上社殿を新築し、無格社 高寺山神社(現在の大仙市にあり)と改称す。

なお、いつの頃からか、馬頭観音とされて近郷近在の競馬主、馬愛好者による馬連れの参拝が戦前まで続いていた。(秋田県神社庁)

 

昔話《高寺山の薬師如来(たかでらやまのやくしにょらい)》

昔、(現在の大仙市)大沢郷野田(雄物川の対岸)の薬師堂が炎上したが、そのとき薬師如来は難を避けるため空を飛んで中村の穴切淵に体を沈め火を消して高寺観音の小高い裏山に立っていたという。

村人が連れ戻したが幾度となく裏山に戻るので、巫女にその訳を聞くと、「薬師は観音より位が上なので裏山の観音堂の上に座した」と言う事であった。

しかたがないので薬師堂を建て如来像を安置した。

尚、薬師如来は秘仏になっており拝観した人は少ないといわれる。

(高寺山の薬師如来 秋田の昔話・伝説・世間話 口承文芸検索システム)

 

道案内

大平山(黒森山)(大仙市刈和野: 旧 西仙北町)をご参照ください。ユメリアのそばです。

 

国道13号線を秋田方面から東に進みます

 

右側に「聖観世音菩薩←」の看板があります

「高寺山 高善寺」があります

こちらからも高寺山に登れるはずなのですが、登山口が見つかりませんでした❌

 

来た道を少し戻ると、お地蔵さんが並んでいるPointがあります。ここに水準点があります

 

よく見ると、ここにも「高善寺」の看板が、

かすれていますが「至 高寺観世音」と書かれています

 

ここを曲がると、神社がありました

ここにバイクを止めます (今度、バイクの写真も載せますネ)

 

その神社の右手にはお墓がありました。高善寺のお墓なのでしょうか?

お墓参りをしていた若い人たちに尋ねると、

「その神社の脇から登れたみたいだけど」「え~行くの? 熊出るよ」くま

変人を見るような目で、、、

「だけど、立派な神社があって、馬の神様が、、、」馬

予習をしていたので、馬頭観音の事だと思いつつ、お礼を言ってStart !!

 

さて、前置きが長くなりましたが、道はこんな感じの薮の中です

 

迫力がある木がいっぱいありますね

 

この倒れた木の下をくぐります

 

また倒れた木があります。この木は覚えておいてくださいビックリマーク

(帰り道の重要な目印になります)

 

気づくと樹齢何百年にもなる秋田杉の大木が、

やはり、ここが参道なんですねニコニコ

逆に秋田杉の大木が神社への道しるべになります

そういう目で、たまに後ろを振り返って、帰り道を確認しましょう

 

薮の向こうに鳥居が見えました

ここだけ、参道が整えられてます

どうやら、裏参道から登ってきたようですが、表参道の方が整備が悪く薮の中です

 

⛩の奥に山門? 仁王門? お寺にはありがちですが、(金剛力士像とか,,,)

 

あれ、お馬さんですね(阿吽像?)

 

こちらは、逃げ出したかな?   

 

その奥に、お堂。昔話では観音堂ですね(馬頭観音)

今までの藪からは信じられないほど雑草が生えていません。(神業か?)

(考えてみれば、鳥居(神社)の奥に、観音堂(仏教)はおかしい事ですよね)

 

昔話では、観音堂より上に薬師堂があるはず、お堂の右側をすり抜け上に進みます。

 

ありました。こちらが薬師堂でしょう

しかし、山頂はもう少し上です。お堂の裏に道があります。

 

この石碑が山頂でしょうびっくりマーク

三角点は? 思い浮かべた三角点は見つけられませんでした

 

コレかなあ?

 

この二つの石碑の間に珍しい植物を見つけました。

これは「ギンリョウソウ(銀竜草)」別名「幽霊草」と言います

花の形が、馬ヅラに似ているので、銀色の龍に例えられているのでしょう龍

 

あれ、物語では、馬頭観音の上に薬師如来、

では、その上にいるこの馬ヅラ龍は?

薬師如来にコケにされた馬頭観音の霊? かもしれませんね。

だって、この山は、718年〜馬頭観音の山だったんですから、

(そう思う人は、「いいね」押してください)

 

薬師堂に戻って中を拝見

お賽銭を入れ、お祈りします

 

御本尊は赤いベールに隠れていました

「秘仏になっており、、」と掲載されていましたので、中は覗きませんでした

(伊勢神宮の神様も見れないようになってますよね)

 

今度は馬頭観音のお堂を拝見

中に「高寺山」の看板、信仰の対象が神社でもお寺でもなく、「山」なんですね

御本尊はお目見えできませんでした。こちらにもお賽銭を入れ、お祈り

 

奉納された「絵馬?」が多数ありました。信仰の厚さが窺(うかが)い知れます

天井にも絵が書かれています

 

そのうちの一つの絵に「馬頭観世音菩薩」と書かれていました

馬頭観音(梵名のハヤグリーヴァ)は、ヒンドゥー教の神です

やはり、この山は、神仏混合時代の山岳信仰の場だったんですね、

山伏がいたかもしれません

 

時代の流れから高寺山は、お馬さんを信仰した山になったんでしょう

だから、山頂に馬ヅラの植物びっくりマーク

 

 

 

スポーツデポ・ゴルフ5・アルペンの公式オンラインストア

 

 

[プラスワン] インナータオル 汗取りタオル メンズ 綿100% アンダーウェア pz-tmr02(ホワイト)