そんなことやめろ!は自分の声 ①マクロビ半断食合宿 | あなたと動物をつないで癒す獣医☆しのちゃんのブログ

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動物たちとご家族と出会って、いっしょに笑ったり泣いたりする25年は私にたくさんのことを教えてくれました。
動物たちは「私とは何か」に気づかせてくれます。

「薬の数が合わない飼い主さんのこと」の続きです。



これはしのちゃんが【そのまんま】生きるようになるまでの

等身大の物語です。


あなたと動物をつないで癒す獣医☆しのちゃんです。


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家で夫に当たりながら泣いていたある日、

友だちの尚ちゃんがご飯を作ってくれました。


尚ちゃんの優しい玄米のご飯とお味噌汁を食べて

いっしょにお話したら

なんか 気持ちが少しホッとしました。



そして藁をも掴む気持ちで、尚ちゃんの師匠の

広島市のマクロビオティックの山口眞利枝先生の教室に通うことにしました。


広島市の教室までは高速バスで1時間余り。

そんな短い時間でも乗り続けるのに必死でした。

過呼吸起こしそうになりながら、

「大丈夫、大丈夫!」と胸に手を当てて自分に言い聞かせていました。





基礎クラスは全6回。

玄米を洗うところ、

野菜の扱い方から習います。

料理に苦手意識があった私は初めての料理教室でした。




馴染みのなかった玄米、こんなもちもちしてておいしいんだ〜!

茹でてもシャキッとしている小松菜

坂本さんの濃いにんじん

スープの中で煮えている野菜の姿、匂い、湯気…

食べ物ってすごいんだなあ✨


長いこと忘れていた感覚を少しずつ思い出しました。

「生きる」って「食べる」ってこういうことなんだ…!



一物全体

野菜を丸ごといただく大切さ

身土不二

その土地、その季節の食物を摂る大切さの意味を知りました。


先生のお話は初めて聞くことばかりで

干からびた土が、雨を余さず吸収するように

一言も聞き逃さないように、瞬きも忘れて聞きました。(ホントに!)





これまで栄養学的な捉え方をしていた食べ物が

生き生きとそれぞれの素晴らしさを見せてくれ始めました。

ありがたいなあ✨✨

蓮根の節にはこんなに力があって、咳を鎮めることもできるんだ✨

食べ物のエネルギー自体をいただいている実感。




夫は少しずつ元気になっていく私を見て喜んでくれました。

マクロビの教室に通うのも応援してくれました。



そしてクラスは進んでいきました。

乳がん術後の病院の通院をしながらも

また更に、私は元気を取り戻していきました。

そして、料理教室での気づきの話を夫や息子にも

興奮しながらしたりしました。



でもだんだん夫の様子が変わりました。

「また(マクロビ教室に)行くんか?」


あれ?私の変化に喜んでくれてるはずじゃなかったの?


「うん、次は望診を習うの」


「・・・」(返事なし)




マクロビ教室では年に何回か

3泊4日の半断食合宿(リフレッシュセミナー)がありました。

2013年3月 それに参加しようと思う、と告げたら夫は言いました。



「大丈夫なんか?そんなのに行って・・・。

安くないお金を使って、4日も何するん?

怪しいことはないんか?」

あからさまに不機嫌です。




あれ?なんでそんなこと言うの💦

応援してくれてるんじゃなかったの?



半断食合宿では、一日一食で、広島県三原市の緑の中を毎日14キロ歩きます。

それぞれが自分を見つめ続ける4日間は

その時に必要な排泄(デトックス)が起こり、

身体も心にも変化があり、思いがけない気づきがあります。

これはもうやってみなければわからないすんごい体験です✨




スッキリして、その変化に感動して帰宅して

自分の体験してきたことを夫に言いたいのに

やっぱり夫は機嫌が悪いまま。

1週間ほど、あまり口もきいてくれませんでした。




それから何回か半断食合宿に参加しましたが

参加するたびに新しい変化がありました。

いらないものがどんどん削ぎ落ちていくようなスッキリする感覚がありました。

実際の生活も変化していきました。



でも夫は相変わらず

行く前1週間、帰ってから1週間、不機嫌でした。

「もうやめた方がいいんじゃないの?何しに行くん」





ひどい・・・!

私、こんなに元気になろうとしているのに

応援するどころか嫌がるなんてどういうこと!?」







でも、ふと気がつくと 5回目くらいから

夫の反応が変わってきました。

もうその頃は、私も動物病院のお仕事を再開していました。



「5月に半断食合宿行ってくるね」とおそるおそる言うと


「うん」 


それだけ??



え!? 今の何? いつもみたいに不機嫌じゃないよ・・・? 

もう一度言ってみよう。

「5月に行ってくるよ」


「うん。何日からって言いよったかいね〜?」



あれ?父さん、普通だ・・・! 






結局

父さんの言葉は私の内側の声だったのです。





最初は勢いがあるので「変わろう!」と元気よく一歩踏み出しますが、

それを続けようとすると、

「本当に変わってもいいの?」

「これまでと違う自分になってもいいの?大丈夫なの?」

「そんな覚悟あるの?これまでの慣れた自分でいいじゃん」

「変化するのやめようよ」

内側の自分が変化させないように話しかけてきます。





「これまでの慣れた自分を保とう」とするしのちゃんの内側を

目の前の夫が、言葉と態度で忠実に見せてくれていただけでした。

恒常性(ホメオスタシス)を保つ仕組みが働いていただけでした。



それでも諦めないでやり続けていたので、

5回目の合宿くらい(2年後くらいかな?)から

「変化した私、変化する私」の方が普通になっていました。

夫の反応も「普通、当たり前」になりました。


(2018年 風楽の里 マクロビ親友 しのちゃん&なるみちゃん)




だから、

「そんなことやめろ!」という夫がひどいのではなくて、

自分の中に

「変化をおそれる気持ち」が仕組みとしてあるだけです。




夫は、その時のしのちゃんの内側を忠実に映し出してくれていただけでした。

父さん、ありがとう🙏

ひどいって言ってごめんね。



覚悟をもって、それでもやめずに変化し続けたら

いつの間にか変化した自分が普通になっていました。






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