薬の数が合わない飼い主さんのこと | あなたと動物をつないで癒す獣医☆しのちゃんのブログ

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動物たちとご家族と出会って、いっしょに笑ったり泣いたりする25年は私にたくさんのことを教えてくれました。
動物たちは「私とは何か」に気づかせてくれます。

人生は思いどおりに展開されています。



起こっていることで何を

「わたし」としているかがわかります。



あなたと動物をつないで癒す獣医☆しのちゃんです




10年以上前のこと。


朝、動物病院に電話がかかってきました。

「おはようございます。〇〇ですが、トムちゃんの薬がほしいんですが…。」

お薬のご依頼です。


動物看護師の村田が電話を受けました。

おはようございます。

〇〇トムちゃんのお薬ですね。

お調べします。お待ちください。



「あ。あなた、名前は何というの?」



村田です。



「聞きましたよ、村田さんね。

いつも薬の数や種類を間違えられるから、聞いておかないとね。

トムちゃんの薬、頼みましたよ。

今度は間違えないでよ。

どこに行っても、頼んだことができているためしがないんだから…

どうなってるのかしらねー。」






カルテを確認すると、

前回も前々回も、診察の後に薬の数のことで問い合わせの電話が入っていたようでした。

こちらの出したお薬に間違いはないはずだったのですが

なんらかの手違いがあったのかもしれません。

申し訳ないことでした。



毎回、どの動物さんに対してもお薬は間違いがないように確認してお出しするのですが

もちろん、人間なので、100%ではありません。

間違ってしまうこともあります🙇‍♀️



今回もそう言われるのだから、何か不備があったのかもしれません。

いつもより慎重に確認を重ねて

受付で飼い主さんの目の前でも、一つ一つ確認してお出ししました。



で、結局どうなったか。



やっぱり電話がかかってきました。



「あの薬が2錠足りないんだけど。

ほらやっぱりね。いつも間違えられるんだから・・・まったく。」





あれだけ目の前で確認させていただいたのに…。




でも、〇〇さんが意地悪でウソを言われているわけではきっとないのです。




いつも周りに宣言されているくらいの強い信念は


そのとおりの現実となって

展開されているんだなあ、と思った出来事でした。



その信念に気づくと


どう変わっていくでしょうか。




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