舞台写真その5
みなさま、こんにちは
今朝はあまり寒くなく、起きやすかったですね。
日の入りが早く、夕方16:00を過ぎた辺りから
一気に薄暗くなるので驚きます。
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さてさて、舞台写真の続きをご紹介しますね。
いよいよ今回がラストです。
※舞台写真その1はこちら
舞台写真その2はこちら
舞台写真その3はこちら
舞台写真その4はこちら
劇団どんちょうの会 第60回記念公演
『水平線の歩き方』
舞台写真その5
…幕…
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【振り返り】
・病院に駆けつけた「家族」。「阿部先生」から「幸一」の容体を聞いて
かなり危険な状態であることを知ります。
「阿部先生」は「恋人」としての感情を抑え、「医師」として気丈に振る舞います。
・「家族」それぞれの想いがぶつかり合う、やり切れないシーンです。
・病院に駆けつけるシーン、個人的に思い入れがあります。
9年前のどんちょうの初演や、一昨年観に行ったキャラメルボックスの仙台公演で
「奈穂子」と「勇治」のやり取りは、私が最初に泣けたシーンだからです。
・唯一、「幸一」が登場しないシーンでした。
・「死ぬのは絶対に許さない。今すぐ、生き返りなさい。」
母「アサミ」は必死に「幸一」を説得しますが、生を終わらせることを選択する「幸一」。
今まで誰にも言えずに来た様々な想いが、次から次へと溢れます。
・大切な人を失うことを恐れ、誰にも心を開かず生きてきた「息子」に対し、
「幸一」がいたから自分は幸せだったこと、そして人は一人では幸せになれないことを
「母」は言って聞かせます。
・携帯電話が鳴り、「幸一」を心配する皆の声が聞こえました。
「幸一」を大好きな人達の想いが、今届きます。
・「幸一」の大好きだった「おじや」を作ってくれた「アサミ」。
食べ終わったら病院へ行き、生き返るよう話して別れを告げます。
自分は元いた所、ここからたったの4.4キロ先へ帰ると。
「幸一」が幼い頃、水平線を見ながら「勇治」と話した、二人しか知らないはずのエピソード、
「水平線の向こうには死者の国があり、水平線まではたった4.4キロしか離れていない」。
実はずっと「アサミ」は「幸一」のことを見守り、「4.4キロ先」から応援し続けてくれていたのです。
・「じゃあね。」と「アサミ」は部屋の外へ出て行きます。
「幸一」は母の作ってくれたおじやを食べます。
・飲酒運転での事故、そして脳や身体の損傷…目が覚めた後も
かなり過酷な現実が待っているのだと思います。
それでも、自分は一人じゃないと気が付くことができた「幸一」は
一歩ずつ前に進んでいくのだと思います。
見守ってくれている人、そばにいてくれている人達と共に。
・目が覚めたら「叔父夫婦」のことを、「お父さん」「お母さん」と呼んでくれたらうれしいな。
・「母」のおじや、懐かしい味…食べることができるなんて奇跡ですよね。
食べた瞬間いろんな記憶がよみがえりそうです。
実はこの「おじや」、温かくおいしく食べられるよう、
「アサミ」役のH恵さんが奮闘していました。「母の愛情」!?
また後日ご紹介させていただきますね。
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【振り返り、の振り返り】
・相変わらず写真多すぎ&文章長すぎですみません
お付き合いいただきありがとうございました。
・この舞台写真はゲネプロ&1公演目の写真をお届けしています。
「ゲネプロ」というのは、本番同様に舞台上で行う最終リハーサルのことです。
舞台に身体を馴染ませつつ、転換、着替え、出はけなどを行います。
照明が加わるのも大きな特徴です。
2日間で3公演行いますが、ゲネプロを入れると実は4公演なのでした。
ずっと舞台上に立ち続けたN也さん&H恵さん、完全燃焼です。
・舞台写真をご紹介するにあたって、写真数をかなりしぼりましたが
アルバムに収めるにはまだまだ多いです。選ぶどー!
次回からは「公演総括」の様子や、
仕込み、公演中のアレコレ、打ち上げ、公演アンケートなども
ご紹介していきたいと思います。
もうしばらくお付き合いいただければうれしいです。
よろしくお願いします
(くまはち)