奥山久美子の美と健康のワインライフ -7ページ目

ブドウの苗木を植えに余市へ 

余市では、5月末から6月は苗木を植える季節

Misono Vineyard  とAcademie du Vinの圃場で、苗植え初体験しました

6年ぶりに余市へ行くと、温暖化の影響でかなりテロワールに合うクローンや栽培方法も変わってきているとのこと

次回から現地の様子を記す予定です

 

JALファーストクラスでは、朝食でフェラーリ・オマージュを朝から2杯飲みながら、楽しく1時間半過ごしました

水無月の”真田” @麻布十番

ローラン・ペリエ・グラン・シエクル、1杯目のシャンパーニュがゴージャスだと気分はたちまち晴れやかに!

いつものメンバーで4ヶ月ぶりに「真田」に行くと、近年特にカウンター形式の高級レストランが増えている中、「真田」ほど心から楽しめるお店は貴重だなとつくづく感じました

 

真田さんの美学により厳選した旬の極上食材と芸術性が高く美味しい日本料理

一皿ごとに一斉に歓声があがり全員が笑顔、というのは心地よい瞬間だ

予約困難な店のカウンターで、1人客が深刻な表情で黙々と食べている光景は私は苦手です

 

まず真田さんが食材をプレゼン

 

能登、見事な大きさのとり貝

とり貝のお造り

 

ピュリニ・モンラッシェ・レ・プチ・グラン・シャン2022

ドメーヌ・ローラン・ブセィ、2003年設立のドメーヌの当主は父とコシュ・デュリで修業したとのこと

ピュリニーらしいフローラルさや繊細でタイトなミネラル感と酸、上質な魚介類にマッチする

 

茹でたての毛蟹

 

ムルソー2022、オリヴィエ・ルフレーヴ

健康的で綺麗な果実味が魅力の2022年、ピュリニーの後に飲むと果実味のボリューム感やグラ(オイリー)な味わいが、旨味たっぷりの蟹や鱧にぴったり

 

淡路、鱧のしゃぶしゃぶ

 

淡路、新玉葱と神戸ビーフの逸品

 

順才、長芋素麺

 

気仙沼、フカヒレの天ぷら

 

美加登屋の高津川、天然鮎の天ぷら

 

エビパンの天ぷら

神戸出身の真田さんらしい遊び心溢れ、しかも味わい深いエビパン

 

シャンボール・ミュジニ2020、ドメーヌ・ジャン・ジャック・コンフュロン

ラズベリーやプラムのような果実味の肉付きがよく、甘く繊細なタンニンが融合したチャーミングな味わい

 

長崎、空豆の天ぷら

 

鹿児島、ほっき貝の天ぷら

 

ジュヴレ・シャンベルタン・レニャール2020、ユベール・リニエ

 

熊本、赤茄子の天ぷら

 

銀シャリ(山形のつや姫)、神戸ビーフ牛丼

豪華絢爛の牛丼

 

真田さんらしい豪勢な鱧の土鍋御飯

 

ローラン・ペリエ・ミレジム2015

宝石のような太陽のタマゴに合せて、エレガントでストラクチャーのしっかりとしたシャンパーニュ

 

太陽のタマゴ、マンゴープリン

 

ごちそうさまでした!

蒼 ふたたび @西麻布

西麻布交差点近く、らせん階段を上がった2階にあるカウンター8席のイノベーティブなフランス料理店「蒼」AO

5万円超の料理代にもかかわらず17時&20時の2回転で1日16名、予約困難な店だ

ワインは全てフランス、ペアリングはモンラッシェ等が出るスペシャルワイン(50000円)と普通ワイン(18000円)

 

全国の有名生産者からの最上の食材を集め、塩・調味料・ハーブ等、本来の味を邪魔するものは一切排除するという峯村康資シェフ

2月に初めて来た時、その食材のエキス分や旨味が凝縮された一皿一皿に衝撃を受けたが、2回目はそのマニアックさに感心するばかり

 

カウンターだと1人で黙々と食事するお客が多く(特殊な料理なので)

二人で気楽に話しにくい雰囲気がある

お料理は前回とほぼ同じ(季節の食材は少し違うが)、普通ペアリングワインは45cc(ハーフで頼むと30cc)とソムリエの仕事が一番大変そうに見えた

強者の1人客の場合、スペシャルと普通ワインを同時に飲んだりする

 

但馬玄(タジマグロ)のフィレ肉のプレゼン

 

普通ペアリングはボランジェPNヴェルズネ19

 

愛媛、藤本さんより神経〆 鱧のコンソメ

塩・調味料無しとのことだが塩味はしっかりとした力強い旨味スープ

鱧の大きさと黒々とした色にびっくり

 

青森、塩や魚店より神経〆 桜鱒の藁焼き

お米と中国甘酒のヴィネグレットソース

 

福井、小浜より赤雲丹

赤雲丹の冷静フェデリーニ

 

尾森農産より3年6ヶ月熟成 北あかりのグラタン

前回と同じトリュフがけ

 

焼きたてブリオッシュはビスク用

 

長井さかな人、長谷川さんより赤座海老とビスク

 

金沢、石与より毛蟹のリゾット

旨味の極地のような毛蟹の神々しいほどの甘さとリゾットが爆発的な美味しさ

 

 

 

島原ひふみさんのとうもろこし「ドルチェドリーム」のスープ

驚異的な濃厚スープ

 

愛媛、森本さんより神経〆白甘鯛本日の仕立て

 

ハールレモネのグラニテ

 

上田畜産40ヶ月雌牛「特別な但馬玄」の炭火焼き

コロボックル村のホワイトアスパラガス

 

 

エグリ・ウーリエのラタフィア・ド・シャンパーニュは、2人分なので量がやや多め

 

出来たての赤酒のアイスクリームと小菓子でフィニッシュ

2時間ほどの慌ただしいディナー

77000円でした