どうも、ドクロ家DEATH! -42ページ目

どうも、ドクロ家DEATH!

きゃっきゃうふふな日々をご紹介、かーちゃん達にはナイショだぞー(゚Д゚)ノ

たまねぎさんの一言でゼータさんは、ブチ切れた

ガンダムハンマーを放り投げ たまねぎさんに襲い掛かった






たまねぎさんは、なにかを捜すようにキョロキョロとあたりを見回している







ガンダムは、右手を大きく振りかぶると、たまねぎさん目がけて

全身全霊のパンチをはなった







「これこれ、これをまってたのよ」

とたまねぎさんは笑う







ガオオオオオン!!







ゼータガンダムの巨大なパンチは、ホール中に響くほどの音をたて

たまねぎさんの小さな体にふりそそぐ







たまねぎさんは、パンチが当たる寸前

その巨大なコブシをの一部をチョイ とつかみとり

くるりと向きをかえ

パンチの速さより、さらに素早い動きで

ガンダムの腕を引いた







ゼータさんは、まったくの予想外の力の発生に

体のバランスをくずし

大きくつんのめった








一秒の・・・

いったい何十分の一の時間だったろうか







ゼータさんの意識がスタンドを通して、ガンダムのボディに働きかけ

そのバランスを取りだすまでの刹那ともいえる一瞬の

本当に一瞬のタイミングを

自身の何十倍は、あろうかという巨体のホンのわずかな重心の移動を








武の神 たまねぎさんは見逃さなかった








「そいやっ!」の掛け声とともに

ガンダムの巨体がうなりをあげ

すさまじい勢いで、逆さまになった







「たま仙流!ロボット一本背負い!!」


ブウウウウウウウン!!








たまねぎさんは、さけびながら

体勢を微妙にずらして

跳ねあがったガンダムの方向を転換し

脳天からまっさかさまに








あらかじめ、さがしあてていたポイントめがけて

叩きつけた!!








その場所には、置かれてあった物があった








それは









赤い工具箱であった

どうも、ドクロ家DEATH!
ゼータさんが置いた 爆弾仕掛けの工具箱 の図







一瞬の閃光のあと

すこしおくれて爆発音が

炎が

爆風が








一本背負いで、すでに潰れかけたガンダムの巨体を覆い尽くし

弾丸のようにはじけ飛んだ破片が、その美しいボディに突き刺さった







激烈な破壊音と衝撃波、爆風に

ボクチンは、意識が遠のきそうになった






・・・が

それらがおさまったとき

ボクチンは生きていた

どこも・・・痛いとこはない







おそるおそる目を開けると

爆発で舞いあがった粉塵が

ボクチンらを囲む、ドーム状の見えない壁に降り積もっていた







そうか なんちゃんの結界って これのことか

ボクチンは周囲を見回してみた







噴煙が充満していて、すぐ近くしか見えないが

ヒーローたちに打ち倒され、床に横たわったいたキノコ人間たちは

爆発によるダメージを負ったものは、いないようであった

(*爆弾が爆発したとき 爆風、炎は真上に上がるため)






逆に爆発のショックで息をふきかえし、もぞもぞと動き始めるものさえいた







・・・!

わすれてた!!

たまねぎさんは、無事か!?







工具箱爆弾の炎と破片は

覆いかぶせるように叩きつけた、ガンダムの巨体が遮る形になっていたが

あの近距離だ

爆風と衝撃波をモロにうけたら、ひとたまりもないはずだ







目をこらして噴煙の向こうを凝視する









いた!

うっすらと人影が浮かび上がって見える







が・・・?

あれ?







で・・・でかくねえ?

なんでこんなでかっ・・・








まさか!!

あの投げをくらって、あの爆発をモロにその身で受けたというのに・・・







噴煙がはれ、すべてが現れた時

ボクチンは絶句した








ガンダムだった







足をおおきく開き

大地をしっかり踏みしめ

右手を天にかかげ

崩れる落ちることなく

立ちつくしていた







その姿にボクチンは、言い知れぬ感動を覚えた







頭は潰れて、すでに無く

左手はふきとび

爆風と破片でボディは、穴だらけになっていたが

その姿は、ボクチンがスクリーンで涙を流した

あの

偉大なモビルスーツのそれ であった


どうも、ドクロ家DEATH!








ボクチンは、胸にこみあげた熱いものを抑えきれず







「ラスト・シューティング・・・だ・・・」


と涙をこぼした











つづく






二回つづけて たまねぎさんはどうなったんだよ!!


という展開で ほんとすいませんが


次回もお楽しみに!!
「たまねぎさああーーーん!」

ボクチンは絶叫した







「はいよーー!」

ボクチンたちのすぐそばで、げんきな声がした

たまねぎさんだ!







ガンダムハンマーでつぶされたはずの・・・







「ぎやあああああああああ!!」

「なんで、私 見て悲鳴をあげんのよ、ドクロッチ」

たまねぎさんは不満げに指さした







たまねぎさんが潰されたはずの場所には

ぐちゃぐちゃに砕けたプラスチック?の破片と

黄色と黒色の縞模様のチャンチャンコがおちていた







「代わり身の術!?」

ボクチンは驚きの声をあげたときには、たまねぎさんは、きえていた

それを追って、一瞬遅くガンダムハンマーの二撃目がこちらに向かってつっこんでくる







「やだー! 鬼太郎のフィギュア~!私ねらってたのにいー」

フロシキさんが、すっとんきょうな声をあげる

いや、にげないと!








ゴギャアアアアアアアアアン!!

凄まじい質量と破壊力を伴い、とんできたガンダムハンマーは

ボクチンらの目の前の、何にもない空間にぶつかり弾き飛ばされた







「ドクロッチ~ 結界はってるからだいじょうぶだって」

頭をかかえてしゃがみこんでしまったボクチンをつっつきながら

ナンさんは、呑気にいった







そ・・・そうか そうだった

ボクチンは自分の身に危険が及ばないわかると

たまねぎさんの姿をさがした







たまねぎさんは、まるで

ヒラリヒラリと舞い遊ぶアゲハ蝶のように

踊るように、しかし最小限の身動きでハンマーをかわしていた

手を、後ろ手に組んで

跳ね

飛び

おもしろいようにかわし続ける







とん!! と鉄球に手をそえ軌道をそらすときだけ

その先にいたゼータさんのヒーローフィギュアが、木っ端みじんにつぶされた







「なぜだ・・・なぜ あたらない!!」

ガンダムの動きは、まるで 生き物のように有機的でスムーズだ

それもそのはず

スタンドの能力で直接、その中に入り込み一体化して動かしているのだから

おそらく、ゼータさんの動きをそのままトレースしているのであろう







だが   ハンマーは、たまねぎさんにかすりもしない








むなしく空をきり

いたずらにエントランスホールの

壁を

床を

自分で精魂込めて作り上げたヒーローたちを打ち壊していた








「な・・・なぜ・・・・・」

ゼータさんはガンダムの中で息をきらしていた







たまねぎさんは、華麗にハンマーをかわしながら説明した

「こういう鎖で振りまわす武器って、投げる時の軌道が

その振り方で、まるわかりなのよ」


「多人数の素人さんを相手にするときは、便利なんだけど」


「私みたいに武術をやっている人、相手にはつかっちゃダメなのよ~」


「そいで~」


「さきっちょを当てるか、鎖でからめるかしないで よけられちゃうと

すっごい隙ができるのよね~」







ゼータさんは、ムキになってぶんまわす

ガンダムハンマーの鉄球を余裕でかわし

たまねぎさんは講釈をつづける







「鎖で引き戻す時に、いっぱつで間合いをつめられちゃって 叩かれちゃうのよね~」


「・・・」


「こんなふうに!!」







たまねぎさんは、わざとゆっくりとハンマーをかわしたかと思うと

反転

アヤさんがみせた、凄まじいスピードの跳躍をはるかにこえた猛スピードで

ガンダムの足元までひととびし

コクピットめがけてパンチをはなった







メギョン!!







にぶい音が響き

ガンダムのボディが大きく凹んだ







「なっ!?バカな!」

ガンダムは二歩三歩とよろけ、片膝をついた







「たま仙流『硬気功』」

「効いたでしょ?」

たまねぎさんはニコリとほほ笑む






さらに

「あ、あと このイボイボの玉の武器は、自分より頑丈な装備をつけた

重い相手をと闘うためのやつだから、こんな小さくて すばしこい

オバ・・・おねえさん相手には選択が最悪なのよね~~」


「長年、アヤさんの戦いを見守ってきて な~んにも学ばなかったのかしら?」

「クスクスクス」







この一言でゼータガンダムはブチ切れた






つづく


んな辛口で、ゼータさんをおこらせて大丈夫なのか?たまねぎさん


次回「ラスト・ショット」の巻きをお楽しみに!

















「闘うしかないようね」







たまねぎさんは、ゆっくりとハチマキをしめなおし

両手を腰に静かに置くと、深く長い呼吸をした







「コォォォォォォッ」






たまねぎさんは、体内の「気」を最大限に高める






「私も全力をださせてもらいますよ」

ゼータさんは帽子を取り、投げ捨てると

静かに右手をあげ 叫んだ







「レイジ アゲインスト ザ マシーン!」




「ウェイクアップ!!」











空中に浮かんでいた、ゼータさんのスタンドから発せられ

ホール中に充満し、ヒーローたちを操っていたケムリが

すべて ゼータさんのスタンドの元に吸い込まれていく






すべてがおさまった時、スタンドはゆっくりと、舞い降り

ゼータさんの上から、おおいかぶさった







スタンドの頭部にあるゴーグルの奥に、ゼータさんの燃える瞳が浮かび上がる

ゼータさんとスタンドが、一体化したのだ


どうも、ドクロ家DEATH!








そして、そのまま浮かび上がり スタンドをまとったゼータさんは

あの巨大なガンダムに 









とけこむように「入り込み」









「合体した」










これは

まさに・・・ゼータ・ガンダムだ!!












ガンダムのカメラアイが

ビィイコン!!と輝き

その瞬間 その巨大なボディからは、想像がつかないほどの俊敏さで

たまねぎさんに向けてガンダムハンマーを発射した









たまねぎさんは、動かない








ドグッシャアアーーーーーン!!


メメタア!!









振り下ろされたハンマーの鉄球が、たまねぎさんをとらえ

たたきつぶした









「わああああああああ!!」




「たっ! たまねぎさああああああああん!!」













つづく



















次回 たまねぎさんは、つぶれてしまうのか?








「ガンダム対たまねぎ」の巻きを

おたのしみに!!