自作小説 「機械」 決戦・破 その11 | どうも、ドクロ家DEATH!

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きゃっきゃうふふな日々をご紹介、かーちゃん達にはナイショだぞー(゚Д゚)ノ

たまねぎさんの一言でゼータさんは、ブチ切れた

ガンダムハンマーを放り投げ たまねぎさんに襲い掛かった






たまねぎさんは、なにかを捜すようにキョロキョロとあたりを見回している







ガンダムは、右手を大きく振りかぶると、たまねぎさん目がけて

全身全霊のパンチをはなった







「これこれ、これをまってたのよ」

とたまねぎさんは笑う







ガオオオオオン!!







ゼータガンダムの巨大なパンチは、ホール中に響くほどの音をたて

たまねぎさんの小さな体にふりそそぐ







たまねぎさんは、パンチが当たる寸前

その巨大なコブシをの一部をチョイ とつかみとり

くるりと向きをかえ

パンチの速さより、さらに素早い動きで

ガンダムの腕を引いた







ゼータさんは、まったくの予想外の力の発生に

体のバランスをくずし

大きくつんのめった








一秒の・・・

いったい何十分の一の時間だったろうか







ゼータさんの意識がスタンドを通して、ガンダムのボディに働きかけ

そのバランスを取りだすまでの刹那ともいえる一瞬の

本当に一瞬のタイミングを

自身の何十倍は、あろうかという巨体のホンのわずかな重心の移動を








武の神 たまねぎさんは見逃さなかった








「そいやっ!」の掛け声とともに

ガンダムの巨体がうなりをあげ

すさまじい勢いで、逆さまになった







「たま仙流!ロボット一本背負い!!」


ブウウウウウウウン!!








たまねぎさんは、さけびながら

体勢を微妙にずらして

跳ねあがったガンダムの方向を転換し

脳天からまっさかさまに








あらかじめ、さがしあてていたポイントめがけて

叩きつけた!!








その場所には、置かれてあった物があった








それは









赤い工具箱であった

どうも、ドクロ家DEATH!
ゼータさんが置いた 爆弾仕掛けの工具箱 の図







一瞬の閃光のあと

すこしおくれて爆発音が

炎が

爆風が








一本背負いで、すでに潰れかけたガンダムの巨体を覆い尽くし

弾丸のようにはじけ飛んだ破片が、その美しいボディに突き刺さった







激烈な破壊音と衝撃波、爆風に

ボクチンは、意識が遠のきそうになった






・・・が

それらがおさまったとき

ボクチンは生きていた

どこも・・・痛いとこはない







おそるおそる目を開けると

爆発で舞いあがった粉塵が

ボクチンらを囲む、ドーム状の見えない壁に降り積もっていた







そうか なんちゃんの結界って これのことか

ボクチンは周囲を見回してみた







噴煙が充満していて、すぐ近くしか見えないが

ヒーローたちに打ち倒され、床に横たわったいたキノコ人間たちは

爆発によるダメージを負ったものは、いないようであった

(*爆弾が爆発したとき 爆風、炎は真上に上がるため)






逆に爆発のショックで息をふきかえし、もぞもぞと動き始めるものさえいた







・・・!

わすれてた!!

たまねぎさんは、無事か!?







工具箱爆弾の炎と破片は

覆いかぶせるように叩きつけた、ガンダムの巨体が遮る形になっていたが

あの近距離だ

爆風と衝撃波をモロにうけたら、ひとたまりもないはずだ







目をこらして噴煙の向こうを凝視する









いた!

うっすらと人影が浮かび上がって見える







が・・・?

あれ?







で・・・でかくねえ?

なんでこんなでかっ・・・








まさか!!

あの投げをくらって、あの爆発をモロにその身で受けたというのに・・・







噴煙がはれ、すべてが現れた時

ボクチンは絶句した








ガンダムだった







足をおおきく開き

大地をしっかり踏みしめ

右手を天にかかげ

崩れる落ちることなく

立ちつくしていた







その姿にボクチンは、言い知れぬ感動を覚えた







頭は潰れて、すでに無く

左手はふきとび

爆風と破片でボディは、穴だらけになっていたが

その姿は、ボクチンがスクリーンで涙を流した

あの

偉大なモビルスーツのそれ であった


どうも、ドクロ家DEATH!








ボクチンは、胸にこみあげた熱いものを抑えきれず







「ラスト・シューティング・・・だ・・・」


と涙をこぼした











つづく






二回つづけて たまねぎさんはどうなったんだよ!!


という展開で ほんとすいませんが


次回もお楽しみに!!