なんだか冷え込むようで・・・。雨がしとしとと降っています。

 

さて、2月の読演も明日の10日にスタートします。サマセット・モームです。

 

「ランチ」と「ルイーズ」の2本立て。ともに、1924・5年の作品。一本目は若い青年にありがちなハラハラするユーモア仕立て。二本目は、他人の心根はなかなか人には測りがたいというサスペンス仕立て。共に一人称で書かれた作品で、演者の佐藤が、「わたし」の存在を浮き彫りに、してくれることを願っています。

 

それから、3月には、このブログの発端である「読演塾」の発表会も控えています。現在演目も決まり、塾生たちは必死に稽古している最中・・・。また、ご案内します。

 

是非とも皆さま、演戯集団 ばぁくうのアトリエ戯座を、覗いてやってください。生の読演を経験してみてはいかがでしょうか?今回は、約20分と約30分の作品ですので、楽に参加できるかと思います。お仲間お誘いあわせの上、ご来場をお待ち申し上げます。終演後には、大いに語り合いましょう・・・。

2010年4月から始めた読演も、途中再演などありましたが、この12月でいよいよ100回目を迎えることが出来ました。

 

足掛け9年の月日です。作品数では、この間の作品数およそ130作品。ほとんど好きな作品や好きな作家を紹介することを、大切にしてきました。

 

その中で、役者としての本の読み解き方、人間を演じることの勘所、情景を語る上での高低表現、なによりもお客様の前で表現することの喜びを改めて感じました。

 

そのすべてをかけて、今月10日と20日、来月1月10日と20日、この作品でお観せします。是非、足をお運びくださるように願います。

 

織田作之助、「夫婦善哉」読演100回目に100分の長丁場、しっかり務めますので、お付き合いください。

 

さあ、いよいよ始まりです。

すごい風が吹いております。

 

事務所の窓を開けたら、大変な勢いで、原稿が散らばってしまいました。

 

さて、10/10・20の読演は、夏目漱石作「文鳥」という作品です。

 

ひょんなことから、飼うことになった一羽の文鳥。世話をすることになった「自分」は、まずはこの小さな生き物の観察から始めます。その細やかな観察が面白い。そして餌遣りから水替えまで、日常的な世話が結構楽し気にすすめられます。ところが、ある日・・・!

 

小鳥を飼ったことのある方には、たまらない描写が続きます。生あるものについての、漱石の想いが綴られた作品です。是非、一度足をお運びいただけますように・・・。

 

朝晩は少し過ごしやすくなりました。

 

おかげ様で、9月の読演「桃太郎」と「身投げ救助業」を、無事に演じ終えました。

 

読演を、始めた年の6月に初演したものです。懐かしくもありまたよく続けたものだと、苦笑いもありでした。

 

ことのほか、先月の読演演目、「永遠のみどり」の上演後記が好評で、これからも真剣に書かなくてはな、など感じております。

 

画像にて、その時の後記を載せておきます。このようにして毎月演じておりますので、機会がありましたらぜひ、お越しください。

久々の書き込みです。

 

演戯集団ばぁくうのアトリエで、演劇が始まりました。

 

アトリエ戯座レパートリー劇場と銘打ちまして、8月からスタートしています。

 

9月・10月の最終土日の2日間、14時~と19時~の2回上演です。

 

何しろ、わが社のホームページが昨年の6月から諸般の事情から休止しておりまして、皆さんとつながる手段がないということで、散々お叱りを受けました。

 

教わりました。街道筋チケット予約フォーム というものを・・・。

 

https://goo.gl/forms/OEzJojS5wxY6NL7v2 ここで、予約が出来るそうです。

 

よろしくお願いします。チラシを貼り付けます。見てくださいネ。


 

六月の読演も無事に終えることが出来ました。

 

イギリスの短編作家、サ キの作品を三本。

 

短篇集の中から、もっとも彼の作品の特徴が、伝わりやすい作品を選んだつもりです。

 

「いや・・・、とても面白い作家だね。ぜひ帰りに、本を買って帰るよ」などと、お客さんの反応もなかなかでした。

 

中には、「昔、読みかけて、どうしても最後まで読めなかったんだ・・・。今日で、その原因がわかったよ」

 

などと、言う方も・・・。

 

個人的には、サ キという人のなんだか斜に構えたムードが背筋をぞくっと撫でる感じで、よかったなぁ。三本で演じた人数が、13人ほど・・・。いやぁ、楽しかったな・・・。作品の時間帯も昼から夕方を過ぎて夜にかかるまで・・・。もちろん三つの作品で、ですよ。ほんとに、たっぷりやらせていただきました。

 

六月の上演時に配布した、先月の舞台後記をいつものごとく、添付します。読みにくいでしょうが、見てみてください。

 

来月は、トルストイを二作品やります。近々また、ご案内しますね。ではまた。

ホントに温かくなりました。

 

というより、ジメジメして蒸し暑いってかんじですか。

 

週末は、台風模様で、ますます息苦しい日になりそうです。

 

さて、こんな時は、涼やかな作風が新鮮な「サ キ」の短編などいかがですか?

 

6月の読演紹介です。

 

イギリスの短編作家、「サ キ」を3本やります。

 

6/10・20日、どちらも15時~と19時~。上演時間は、約60分です。

 

ロンドン育ちのちょっと気取った皮肉屋さん・・・サ キ。本名、ヘクター・ヒュー・マンロー。

 

この3作品で、ほぼ彼の作品の特徴が、紹介できるのではなかろうか、と思い、選びました。

 

これを機会に、ぜひ彼の作品を本棚の片隅に置かれてはいかがでしょうか?

 

ご予約・問い合わせは、 nrd47497@nifty.com まで。

5月の読演も無事終了しました。その時配布した前月の舞台後記です。

 

先月4月は、芥川の「杜子春」をやりました。で、今月はオー・ヘンリーをやった訳ですが、毎月やっていく中で、本番日に当日配布のチラシを作っています。

 

A4版に、当月分の紹介を上段に、先月分の舞台後記を下段に分けて書いています。
 

それを、毎月20日以降に、ご紹介させてください。

 

今回は、5月の紹介と、4月の舞台後記です。

温かくなりました。

 

五月の読演をご案内します。

 

オー・ヘンリーの短篇を二作品やります。

 

「人生の回転木馬」と「運命の衝撃」。

 

人生の転換期を迎えた人々、それぞれの戸惑いと悲しみ、または喜びなど、しみじみと味わってください。

 

10日と20日、それぞれ、15時~と19時~です。

 

会場でお待ちしております。

読演94、「杜子春」が始まりました。

 

大正9年、芥川28歳の作品です。

 

漱石門下、鈴木三重吉の主宰する「赤い鳥」という児童雑誌に発表された芥川児童文学の代表作。

 

中国の古典を下敷きに、彼が大切にした父母を愛する倫理感にあふれた感動的な作品。

 

子供の頃触れた懐かしさに、今回の題材に決めました。

 

これを機会に是非、我々の空間(アトリエ戯座)を共有してみませんか・・・。

 

上演チラシは下記へ。