どこよりも早い2023年組閣〜阪神タイガースの明日(会長記) | 堂島猛虎会のブログ

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タイガースファンの3人が綴る、猛虎愛ゆえの強く厳しい評論を発信していくブログです。

 

「どこよりも早いシリーズ」

 

実は昨シーズンまだ矢野監督の去就が明らかになっていない時期。

そもそも2021年のシーズン前から「矢野燿大が監督を退く気配」を感じ取っていた(・・・と言うか本気度は計り知れなかったものの本人が口にしていた)私は独自に組閣を考えた。

 

結局は矢野監督は「一年続投」となったのでこの記事はボツとなったのだが・・。

昨夜、矢野燿大が今季限りで退任するというニュースが飛び込んできた。

 

上記のような理由で退任自体に驚きはなかったが、キャンプイン前の全体ミーティングでの発表公表というタイミングにいささか意表をつかれた。

 

さて・・・その昨季に考えた組閣表をここで改めてご覧いただくことにする。

 

何故か。

 

まずは「江草二軍コーチの入閣を的中させた」

ことを自慢したいのがひとつ。

 

この時期に江草の名前をあげた自分を褒めたい。

 

そして早くもにこの表を今一度下敷きとして来季の組閣を考えることになってしまったからだ。

 

 

 

 

・・・念のため言っておくが私および当会は組閣になんの権限も資格もない。

ただ「虎党あるある」がこじれたものだと思って、また「せっかちな関西人気質」と笑いながらおつきあい願いたいと思う。

 

 

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監督は、あの時期に辞任されたらもう平田 勝男しかいなかった。

時期尚早ととれるかもしれないが藤川球児の監督経験のために二軍監督を任せる。

その後、一軍のピッチングコーチ→ヘッドコーチを経由して一軍監督へ・・という青写真を描いた。

 

久保田智之は一軍コーチへ・・・と予想したが結果は二軍投手コーチ3人体制になった。

 

そして井川 慶の入閣はないか。

私はあってもいいと思う。

経験は豊富だし、最近は関西のテレビの露出も多く見られる。

 

一軍打撃コーチは坪井 智哉マット・マートンを抜擢する。

この予想をたてた時期に坪井の身分はまだDeNAのコーチだったため「希望的観測」ではあったがコーチとしての手腕は前監督のラミレスも認めていた。

 

マートンを思いつくまでここは最後まで空白であった。

なにしろここに入れそうなOBはもう使い果たしたし、他球団ルートもピンとくるものがなかったからだ。

 

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そこでいま、この時期にこの表をさらに現実的に、かつ昇華させたものにすべく

 

2023 阪神タイガース組閣予想

 

としてみる。

 

「どこよりも早い」はずである。

 

以下はキャンプ中のどこかでブログアップするつもりで下書きとして書いていた文章である。

あえて加筆せずそのまま掲載することとする。

 

 

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「12球団の監督予想の答え合わせ(セリーグ 編)」

の中で、矢野監督の去就と同時に今岡 真訪の退陣について触れた。

 

 

 

 

ロッテ球団の意向ではなく

今岡自身の意向による退団だ。

 

同時に鳥谷敬も現役を引退。

 

このOB2名はこのたび揃って日刊スポーツの評論家になった。

(今岡は復帰)

 

 

そして、今岡は阪神の戦力について、

鳥谷は甲子園での守備について寄稿している。

 

じわじわと関西復帰の気配がする。

 

それはまぎれもなく「阪神復帰」の気配に他ならない。

 

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■というわけで監督は・・・

 

現役16年、指導者7年。

経験としては申し分ない。

金本監督時代に2年間阪神でファームコーチも務めている。

 

今岡 真訪 監督の誕生時期が来た。

 

 

 

そうなれば

■ヘッドコーチには坪井 智哉

 

 

こちらもDeNAが手放すはずがないと思っていたが予想に反して昨季で退団。

これも阪神復帰の布石ではないか。

阪神入りは今岡監督の方が1年早いが、PL学園の1学年先輩にあたる。

 

日刊スポーツ

 

 

■一軍投手コーチは安藤 優也を二軍から一軍に異動する。

 

さらに先の予想でも組み込んだ井川 慶を抜擢。

NPB(阪神・オリックス)で11年、MLB(NYY)で2年合計13年のキャリアで95勝。

あのまま阪神に在籍していれば200勝も十分届いたと思う。

 

高卒選手で学閥がないのが災いしなければ入閣しても不思議はない。

 

 

 

■打撃コーチは続投の北川 博敏と、

さらに新任として大村 三郎を推薦したい。

 

こちらも今岡ー坪井のPLライン

今岡監督の2学年下であり、阪神を退団した今岡がトライアウトを受けてロッテに入団した2010年の右翼手だ。(当時登録名はサブロー)

 

2007年にはマリーンズでレギュラーとなり4番を打った打者。

現在2020年から楽天のファームディレクターの座に就いてはいるがPLの先輩二人から誘われれば断りきれまい。

 

■バッテリーコーチは藤井 彰人の続投でいい。

 

■積年の課題を抱える内野守備走塁コーチには

小坂 誠を今岡監督が「ロッテつながり」で引っ張ってこれないか。

 

2018年、今岡のロッテ二軍監督を務めた時期に同じく二軍の内野守備・走塁コーチに就任した縁がある。

 

「小坂ゾーン」とまで言われた守備の名手でGG賞をショートで4度受賞。

野手の守備指標をあらわすRF(レンジファクター)は遊撃手として1997年以降7年連続12球団1位を記録した。それほどの選手を「ディレクター」なんてもったいない。

 

もうひとり、雑用は藤本 敦士がこなす。

 

■外野守備走塁コーチも筒井 壮の続投。

ここに赤星憲広が入ってもなんらおかしくはないと思うのだが・・・。

 

2009年の引退以来、目立って阪神球団との接触は見られない。

金本知憲が監督に就任する際にはコーチに誘われたようだが断っている。

今岡監督に誘われたらどうするだろうか。

 

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ついで二軍のスタッフ。

 

 

今岡 真訪の一軍監督就任を受けて

 

■二軍ヘッドコーチは鳥谷 敬

 

続投する平田 勝男二軍監督の勇退を受けていずれは鳥谷が二軍監督に。(2024年予想)

 

そして「今岡阪神」が成熟する頃には一軍ヘッドコーチとなる。(2025年予想)

 

これにより空席となる二軍監督には満を辞して

藤川 球児が着任。

 

この年には昨秋ドラフト1位入団の森木大智が3年目。

高知県の後輩を一軍に昇格させる階段を掛ける。

 

そして次期政権は、鳥谷敬が一軍監督となる。

その後任は藤川球児だ。

 

一年前には次期監督は空欄であったが、今岡・鳥谷が入る事でここまでスムーズに政権移行が進む。

 

 

 

■二軍投手コーチは現在と同じく3人体制。

ならば一軍にまわった安藤に代わりに岩田 稔が入るだろう。

久保田智之江草 仁貴が続投。

 

■二軍打撃コーチは日高 剛が続投。

もうひとり二軍打撃コーチに上本 博紀はないだろうか。

現在はタイガースアカデミーのコーチだが早稲田大学ラインでは鳥谷敬の後輩にあたる。

 

■二軍バッテリーコーチも野村 克則続投

いずれは一軍コーチでもいいのではないか。

 

■二軍内野守備走塁コーチは田中 秀太続投。くわえて2021年引退の

荒木 郁也が新任で入閣する。明治大学は平田勝男の後輩。

 

■二軍外野守備走塁コーチは工藤 隆人の続投。

もともと日本ハム時代には好きな選手であったが、いつのまにか中日OBとなっておりその流れで阪神に誘われたのだろう。ここが微妙なのだが一年で御役御免はないだろうと見た。

 

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次世代として、鳥谷敬、藤川球児の監督就任にあたってはその時期について悩むところもある。

 

「今岡ー鳥谷ライン」で行くとなれば藤川球児はその後となる。

それでは少し遅いかもしれない。

 

そして球児は鳥谷よりひとつ年上なのだ。

 

藤川球児が監督となれば「生え抜き高卒監督」として藤田平(和歌山商業高等学校)以来となる。そのあたりを加味しても「鳥谷が先」になるのではないだろうか。

 

むろん「今岡ー藤川ライン」になる可能性も残される。

その方がスムーズかもしれない。

 

球団としても人気の観点からも、今岡・鳥谷・藤川の3名の入閣については十分注意をしつつ敬意をもって挑みたい。

 

 

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この記事を書くにあたっては、既に書いたように今岡・鳥谷両氏の関西帰港の気配があった。(・・・と、筆者が感じた。)

またそれに関連する事でもうひとつ、「さては」と思う事があった。

 

それが前記事・FAで触れた梅野隆太郎の「FA宣言せず残留」だ。

他球団からの水面下交渉でいい話がなかった事も事実であろうがその背景として

阪神球団から「矢野監督は今季限り」だと教えられたのではないか。

 

かねてからリード面では矢野監督は梅野へのあたりが強い。

昨季終盤の起用法にも不満を持っていただろう。

1年間なら我慢しようかとなったのではないか。

 

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以下は2月1日の追記となります。

 

 

 

プロ野球球団の監督というものは、おおよそは「なりたくてなる」がほとんどではないだろうか。

現役を退き、次は指導者として。さらにはその頂点にたち采配を振るいたい。

 

または

 

話をもちかけられて「その気になる」か、だ。

その場合も「嫌な気はしない」から受けるのだ。

 

「いやいややる」というのはまずいないとは思う。

だが、「仕方なくやる」人はいると思う。

 

それが「代行監督」だ。

よくあるのはシーズン途中、成績不振からフロントから「休養」を言い渡され、ヘッドコーチ などがそのまま代行で監督を務めるというもの。

 

 

矢野燿大はまさしく金本知憲前監督の代行監督であったのではないだろうか。

盟友・金本知憲の志を引き継ぐ意味で「仕方なく」受け入れたのだろう。

 

だが矢野燿大は金本に向けられた「外様扱い」の剣が自分にも向けられるとは思ってもいなかったのではないか。

 

野村克也や星野仙一のうように、あきらかに他球団からの招聘とは違って金本も半分は「タイガースの血」があると自分では思っていたはず。

 

矢野燿大は選手時代タイガースに来てからFA宣言をして残留というのを2度やっている。

大阪市喜連瓜破の出身で桜宮高校卒業であり、それは金本知憲とは違う関西土着の人間である。

 

にもかかわらずの「外様扱い」に愕然としたのではなかろうか。

打撃コーチから今季ヘッドコーチの井上 一樹。昨季退任した清水雅治前ヘッドコーチ。

今季も工藤 隆人の招聘。

 

しつこいまでのドラゴンズカラーの注入。

それはフロントに対する矢野監督の抵抗のように思えた。

 

 

私は今季、優勝は無理だと見ていた。

そのつもりで今季応援するつもりだった。

 

昨夜まで。

 

 

こうなったらせめて「退任」とか「辞任」という言葉では無く

 

矢野燿大の宿願として

 

 

 

「優勝して勇退」

 

 

これを花束にして渡したいではないか。

気持ちを切り替えて一日一日。

 

キャンプを観察し、

 

オープン戦を観て、

 

そして今シーズン矢野タイガースを全力で応援しようと思う。

 

 

 

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