いつも気づけば誰かいる~阪神中継ぎ投手陣 【後編】(会長記) | 堂島猛虎会のブログ

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タイガースファンの3人が綴る、猛虎愛ゆえの強く厳しい評論を発信していくブログです。

 

2016年以降の中継ぎ投手を【前編】で見てきた。

 

タイガースでシーズン20イニング以上を投げた中継ぎ投手は

2016年から順に

 

7名→7名→7名→8名→6名→7名。

 

9イニング打ち切りの影響もあった。

今季は12イニング試合になりそうだから1-2人増えるかもしれない。

 

セ・リーグ 各球団の中継ぎ投手(20イニング以上)の数とその防御率。

 

 

 

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トップはドラゴンズ。又吉の功績が大きい。

チーム防御率もドラゴンズが1位。

なぜあの順位だったか・・・。

 

 

それを打開すべくの立浪新監督なのだろうが。

又吉はいなくなる。

 

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2位はカープ。全体をみると大した事なさそうなのだが・・・。

絶対的クローザーの栗林がいるにもかかわず、勝ちパターンが固定できなかった。

 

 

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タイガースはカープと僅差の3位。

チーム防御率は中日に次ぐ2位。

中継ぎはカープと大差ないが先発の差でカープより上にいた。

 

 

 

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人数で見ると4位スワローズと6位ベイスターズが同じ10人になっているが

中身は少々違いそうに思う。

 

 

前者は「やり繰り」であって

後者は「なし崩し」。

それは防御率の差に現れている。

 

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ベイスターズに肩を並べそうなのが5位のジャイアンツ。

先発でなんとかチーム防御率を4位まで戻しているが中継ぎだけを見ればブービー。

 

 

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井川のMLB移籍以後、メッセンジャーをのぞけば「エース」のいなかった阪神だが昨年も同様だった。

 

だが絶対的なエースがいない代わりに

「中と中の上」の投手が多くいる。

 

おかげで先発投手の防御率はいいと・・・少なくとも数字の上では見える。

それが阪神タイガースの「強み」でもあり「弱点」でもあると言える。

 

・青柳 晃洋=156.1回

・J・ガンケル=113回

・秋山 拓巳=132.2回

・伊藤 将司=140.1回

そして

・西 勇輝=143.2回

 

この5名で686イニングを消化する。

 

そしてそれに加えて出遅れた

高橋遥人の49イニングなどを合計した

先発投手の投球回数は

838.1回でリーグトップの数字だ。

 

波も少なく上下のブレの少ない球団は安定していると見える。

今季も「誰かの代わりは誰かでつとまる」だろう。

 

すなわち15勝の投手の代わりはいないが8勝投手ならなんとかなる、という事だ。

繰り返しになるがこれが阪神タイガースの「強み」でもあり「弱点」でもあるのだ。

 

 

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【前編】で書いたように岩崎が消えると想定すると・・・

 

先発とは逆にその穴は一人では埋まらさそう。

 

不調の岩貞、先発に回る予定の及川も抜けるとなると3人で135イニングが抜けることになる。

これを新加入の選手でまかなうのは厳しそう。

 

しかも抑えのスアレスがいないのだ。

 

各球団のクローザー。

 

広島・栗林 良吏が圧倒的。

 

だが中日のR.マルティネスの数字もいい。

・・・・どれだけ打ててないんだこのチームは。

 

この各チームクローザーの表に岩崎を加えてみる。

やはりクローザーとしてはパンチが足りない。

 

一番欲しいのは「三振」だ。

岩崎のK%は2位のマルティネスの半分にも満たない。

 

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いずれにしても・・

「後ろへ回る」か「故障する」かで中継ぎから岩崎が抜けると仮定した場合。

補填するのはアルカンタラか?

 

または新加入のルーキーの中から中継ぎで使えそうな適正の投手はいるか?

 

22歳・桐敷 拓馬はどうか?

即戦力という観点から言えば岡留 英貴か。

 

二人とも貴重な左腕。岩崎・岩貞の左腕二人が抜けると思えば

最低どちらか一人でも食い込んでくれば嬉しい。

 

とはいえ、そうなれば右投手も一枚欲しい。

 

◎BC富山から入団後ケガ続きだった湯浅京己

ようやく一軍戦力に食い込める兆しを見せ始めた昨年後半。

 

浜地真澄の実家は福岡・老舗の醸造所「浜地酒造」。

そろそろ一軍定着しておいしい酒を振る舞いたい。

福岡大大濠高校時代には山本由伸らとともに「九州四天王」とよばれた逸材。

(浜地投手は近しい親戚の方とお友達で個人的に肩入れして応援している)

 

 

しかし・・・名前を並べてもやはりいまいち弱い。

 

 

 

では、だ。

 

 

西 勇輝のセットアッパーはどうだろうか。

 

 

これまでにも書いたように突出した先発ではないので昨年の6勝をカバーできる投手はいると見る。

一方で西がふたたび10勝を稼げるかどうか?となれば少々疑問符がつくようにも思う。

 

であれば西の投げた24ゲームを及川なりアルカンタラなりに与えればそれなりの数字は残すだろう。また西純矢に何ゲームか預けてもいい。

なんだかフィットしそうな気がするのだがいかがだろうか。

 

ただし西勇輝の説得は骨が折れそうだが。

 

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あとは高橋遥人が何試合投げられるかが課題にはなるが、アーロン・ウィルカーソンも(来日はずれるだろうが)控えているし、ドラフト2位・鈴木勇斗がモノになる可能性もある。

 

私の【前編】と編成部長の前記事

 

2022年度シーズンを想う【其の二】優勝するためには@戦略編成部長

 

を読み解けば先発はなんとかなるだろう。

 

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これまで「いつも気づけば誰かいた」

阪神の中継ぎだが今季はなかなかそうもいかないかもしれない。

 

 

 

 

 

・・・・と

 

 

実は毎年思っているが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いつも気づけば誰かいる」のだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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