青の誇り~プラチナ世代の軌跡~ -110ページ目

【プレビュー】J2 第44節 セレッソ大阪 vs コンサドーレ札幌

札幌(H)、京都(A)、仙台(A)と続く正念場の3連戦がいよいよ始まる。3試合で「勝点6」よりも「勝点5」のほうが価値がありそうな、微妙な連戦。C大阪にとってはチームの浮沈を賭けるほどの影響力を持った連戦と言っても過言ではないでしょう。


注目はやはりツートップの組み合わせ。


小松のパートナーはケガが気になる古橋なのか、デカモリシなのか?結果を残しているチームのメンバーはいじらない、という鉄則に従うなら古橋先発だし、デカモリシをジョーカーとして持っておくほうが、後半のいろんな場面で使いやすいような気がするのだけど。クルピの選択には要注目です。


この極めて重要な連戦中にデカモリシをカタール戦(17日・AWAY)で失うことに疑問を感じつつ、今夜はもちろん仕事のあと長居へ直行の予定です。後半からになるかもしれませんが。


J2第42節

10月10日(水) 19:00 K.O @長居スタジアム

セレッソ大阪 vs コンサドーレ札幌



- J2 -  2位までがJ1へ自動昇格、3位は入替戦へ。

順位 チーム名 勝点 試合数 得失点差 総得点

  1 札幌   75 40 +18     57

  2   東京V  71 40 +23 72

3   京都   70 39 +18 66

  4 仙台  69 40 +13 60

5   C大阪  65 39 +09 55

6 福岡   63 40 +20 69

7 湘南   62 40 +16 59

高宮杯(U-18) - 決勝 -

高宮杯(U-18)2007 決勝

10月8日(月) 13:00 K.O. @埼玉スタジアム2002

流経大柏 1(0-0、1-0)0 広島ユース

【得点】
1-0 53分・小島聖矢(流経大柏)

2年連続で高校vsJユースの対戦となった高宮杯(U-18)決勝は、今年も打倒Jユースで士気の上がる流経大柏が広島を破り優勝した。Jユースに進めなかった選手たちと、全国からスカウトした選手を全寮制でプロのコーチが育てる広島、言い換えるなら雑草軍団 vs エリート軍団という図式が成り立つが、その図式はあくまでもU-15時点でのもの、という事を明白にした試合だったように思う。

前線から激しくプレスをかける流経大柏は、ルーズボールへの反応も早く、前半の多くの時間を広島陣内でプレーする。雨が降り続いたためピッチがスリッピーな状態で、蹴り合いになった印象は否めないが、広島の得点チャンスをセットプレーのみに限定させた。

流経大柏1-広島8。両チームの先発メンバー11名の中で代表(候補)に選出された選手の人数だ。最近のU-16~U-18の代表はJユースが独占する勢いだが、メンバー選考の基準も見直したほうが良いかもしれないですね。

最後に、高校選手権の千葉県予選について。
高校総体チャンピーンの市立船橋と、高宮杯(U-18)チャンピオンの流経大柏を中心に争われる予選(習志野、八千代もいる!)。両チームが決勝で対戦するなら、全国大会決勝よりも熱い試合になりそう。ちなみに決勝は12月9日(日)13:00から。

サハラカップ 京都サンガU-18 vs 愛媛ユース

Jユースサハラカップ2007 予選リーグ Gグループ

10月7日(日) 13:00 K.O. @東城陽グラウンド

京都サンガU-18 1(1-1、0-1)2 愛媛ユース

【得点】
1-0 8分・吉留一貴(京都)
1-1 40分・辻田純也(愛媛)
1-2 52分・辻田純也(愛媛) *PK

磐田・名古屋・京都・愛媛の4チームで構成されたGグループ。グループ上位2チームが決勝トーナメントへ進出できるレギュレーションなので、京都にとっては、クラ選準優勝の磐田か、高宮杯ベスト4の名古屋のどちらかより上位に食い込まなければならない厳しいグループだ。

つまりホームに愛媛を迎えた初戦は、勝つだけではなく、できるだけ得失点差を拡げることが必要な試合だった。8分、京都は幸先良くFW吉留(2年)が先制するが、愛媛の豊富な運動量に苦しみ、追加点をなかなか挙げることが出来ない。愛媛はフィールドプレーヤーで最も身長の高い選手が174cmという小柄なチームだったが、重心の低いマークで京都に自由を与えず、ワントップの辻田(3年)が左サイドから度々京都ゴールを脅かす。愛媛の献身的な運動量が実を結んだのが40分。左サイドを抜け出した辻田が同点ゴールを冷静に流し込んだ。

それでも後半には京都が逆転するだろうと楽観していたが、勝ち越しゴールを決めたのは愛媛だった。逆転を許した京都は61分、高宮杯(U-15)MVPのFW宮吉拓実(中3)を、終盤にはFW中島幹二(1年)を投入し4トップに近いフォーメーションでパワープレーに切り替えるが、数度迎えた決定機を決められず万事休す。京都にとっては痛すぎる敗戦、最悪のスタートになってしまった。

注目の宮吉は、長身FW吉留(2年)の周辺を動き回るシャドーっぽいポジションでプレー。ダイレクトで前後左右に散らすプレーがほとんどで、シュートはゼロ。仕掛ける場面もなく、残念ながら印象に残るプレーは皆無だった。なおU-16日本代表の井上寛太(京都・1年)は、理由はわからないがメンバー外。見学ゾーンで観戦はしていたが。

サハラカップ G大阪ユース vs 鳥栖U-18

Jユースサハラカップ2007 予選リーグ Fグループ

9月30日(日) 13:00 K.O. @万博記念競技場

G大阪ユース 10(4-1、6-0)1 サガン鳥栖U-18

【得点】

大塚4、ブルーノ2、宇佐美、本田、安田(PK)、二戸


高宮杯(U-18)準々決勝で広島に破れたG大阪が仕切り直しの一戦。雨上がりの万博記念競技場に鳥栖を迎えた。静かな立ち上がりで試合は始まったが、時間が経つにつれてG大阪が中盤を完全に支配。一時同点に追いつかれたが、直後に大塚が勝ち越し点を決めると、鳥栖の集中力が切れ一方的な試合に。

U-17W杯では不本意な内容だった大塚は2トップの1角として出場し、相変わらず決定力の高さを見せつけ4ゴール。宇佐美は後半15分くらいまでの出場で「らしさ」を存分に発揮。左サイドからの崩しは圧倒的でさえあった。縦に抜けるスピード、中へ切り込み味方を使った中央突破ともに切れ味は鋭く、4~5本放ったフィニッシュも全てが枠を捉える正確さだった。今年に入って宇佐美を見たのは、神戸科技高、Gサテライト、U-16USA、U-16UAE、鳥栖U-18と5試合目だが、一度U-18のトップクラス相手にどこまでできるのかを見てみたい。サハラカップの準決勝、決勝は関西なので今から楽しみです。

▽その他の試合

アビスパ福岡U-18 0-3 C大阪U-18


- Fグループ -  2位までが決勝トーナメントに進出

順位 チーム名 勝点 試合数 勝分負 得点 失点 得失点差

  1 C大阪  9 3 3-0-0 6 1 5

  2   G大阪  6 3 2-0-1 15 3   12

3   福岡   3 3 1-0-2 6 6   0

  4   鳥栖   3 3 1-0-2 4 16   -12

  5   清水   0 2 0-0-2 0 5   -5

“飛び級”の是非

‘長野にJを’さんから頂いたコメントで考えさせられるテーマがありましたので、コメントへの返信ではなく記事として扱わせていただくことにしました。


■No Title

>>お久しぶりです
最近”飛び級”流行ですね。その年代にみあった舞台でひとつづつ課題を克服し、小さな勝利を積み重ねることが、逞しい大樹を育てると思います。各クラブの早熟競争が大人の思惑でないことを懸念してしまいます。特に将来代表となる可能性のある選手には、その年齢相応の下積み経験も重要でしょう。


つまり、Jリーグチームの組織でいうなら、U-15、U-18、トップチームという大きな区分があり、それぞれに全国規模の大会があるんだけど、U-14やU-16やリザーブチームがない、全国レベルの大会がないという問題です。例えばU-15で飛び抜けた能力があって“飛び級”するにしてもU-18しか選択肢がない現状を問題と考えます。本来であればU-16、U-17、U-18というカテゴリーがあって、その選手の能力に見合ったカテゴリーに所属させるべきだと思うのです。それも1年間という期間に捉われず流動的に。

今年からJリーグが主体となってU-13のリーグ戦が始まりましたし、U-17は各地域でリーグ戦が開催され始めるなど、良い方向に進みつつあるのは頼もしいのですが、それでもグラウンドの確保や予算の問題など課題は山積みの状況だと思います。

このブログの主役である「プラチナ世代」(になるかどうかはまだわからないけど)は現在15歳で、U-18に“飛び級”している選手が既に複数いますが、少し可哀想だなと感じる選手もいます。U-16やU-17があればな、と。

“飛び級”以外にも、U-15の選手(特に街クラブと中学校サッカー部に所属する選手)が高宮杯(U-15)敗退以降、最大半年程度の空白期間ができてしまうことにも懸念しています。

・・・が、長くなるのでこの話題は、また次の機会で。