オリンパスの E-PL5と E-PL6の表裏を合体させてみました | getaのブログ

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お気に入りの音楽を聴きながら、50年以上前にちょっとかじった
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  外れを引いたジャンクカメラを活用したい

少し前に、天体写真用にジャンクカメラを買ってみましたが、そのうちの1台

   オリンパス の

      PEN Lite E-PL6

 

外れで、下のブログ記事のとおり静止画が撮れないものでした。

天体写真用にジャンクカメラを買ってみました(2)

 

しかし、動画が撮れたり、液晶モニターは隅が割れているものの動作するものだったので何とか利用できないか考えていました。

 

  お値打ち品のジャンクカメラを購入、修理することに

先日、暇つぶしにネットのフリマアプリで見ていると、

   オリンパス の

      PEN Lite E-PL5

      (レンズなし、液晶モニターが表示されない、付属品はほぼそろっている)

の液晶モニター部が壊れて表示されないものが、お値打ち価格で出ていたので部品取りでもしたら良い位に軽く考え即購入してしましました。

しかし、商品が届いてみると本体の角に塗装ハゲはあるもののかなり綺麗なものでした。

これを部品取りにするのは勿体ないと思い、これを修理することにしたのです。

 

色々と考えていると、そう言えばE-PL6の液晶モニターと E-PL5の液晶モニターは確か同じものだったことを思い出し、少し割れているもののE-PL6の液晶モニター部分が何とか使えないかと考えたのです。

E-PL6はE-PL5のマイナーチェンジらしく、部品は共通するものが多いと思います。

違うところは最高感度やインターバルでシャッターが切れるなど僅かのようです。

 

今回買ったE-PL5はモニターが全く写らない故障品ですが、モニターの故障原因には

   本体基盤のモニター関係が故障

   液晶が故障

   本体と液晶を繋ぐケーブルが故障

などが考えられると思います。

一番多いのはケーブル内の導線の破断ではないかと思います。(未確認)

 

そこで、最初は E-PL6のケーブルを取り出して  E-PL5のものと交換してみることにしたのです。

早速、両方のカメラを分解して2台とも開けてみました。

(写真の向きが逆になっています)

         E-PL6

 

          E-PL5

 

両方の裏側(モニターのある方)をよく観察してみると、ケーブルの交換はかなり大変そうでした。

さらによく見ると、裏側の部分は PL E-6と E-PL5はほとんど同じで

   形状、ケーブルの位置や種類

は全く同じようでした。

 

  E-PL6 の裏側部分をそのまま E-PL5に合体

そこで、一か八か、PL E-6の裏の部分を E-PL5の表の部分(レンズを付ける方)に取り付けてみました。

ケーブルは液晶モニターのものとスイッチ類の2本あるだけです。

(注意:液晶モニターのケーブル接続は裏の部分をかぶせるようにしてコネクタに接続しないといけないので難易度は高いです。)

 

これでうまく繋がれば、本体の故障でない限りモニターが動くはずです。

また、面倒な分解が不要になります。

 

結果、うまくいきました。

液晶モニターに表示されました。

(めでたしめでたし!!)

同じ白でも表と裏で少し色が違います

 

  モニターの右下が破損しています

 

交換したものは液晶モニターが一部割れていますが、隅の方だけで全く影響のないところですしフィルムを貼ったので普通に使えます。

  モニターに表示されました

 

(カメラの売り主さん、今回はお値打ち品を提供していただいてありがとうございました。)

 

  故障のため使わなかったもの(残ったもの)

2台のカメラを半分ずつ使ったため、1台分が残りました。


残った液晶モニター部は、ケーブルが壊れているのか液晶が壊れているのか分かりませんが、ケーブルの確立が高いと思います。また、暇なときにでも新品のケーブルに交換してみたいと思います。

成功すれば元に戻したいですね。

 

ホルダーは裏の部分に合わせて白色にしたため、色付きのものが残りました。

 

  ジャンクカメラ弄りの失敗例

今回のジャンクカメラ弄りは成功でしたが、成功ばかりではありません。

 

一例を紹介しますと、少し前に  E-PL5用としてジャンクレンズ

   オリンパスのマイクロフォーサーズ用レンズ

     14-42mm1:3.5-5.6EZ

を買ってケーブルの故障なら直してみようと試みたのですが、この小さなレンズは内部が細かい作りになっていて、分解を始めたのですが、ケーブルがすべて外せるところまで分解できず、諦めました。

レンズにもよりますが、ズームレンズの修理は難しいので止めておいた方がよいと思います。

 

【2022.04.21追記】

このレンズは他に使い道がないので、マクロレンズにして使うことにしました。

このレンズをマクロレンズにした記事へ

【追記終わり】

 

それでも、ジャンクカメラが復活したときの喜びは何とも言えないものがあります。

しかし、この最近ジャンクカメラを買い過ぎたので少し控えるつもりです。

置き場所にも困りますし、ジャンクと雖も数が多くなると懐具合に影響しますから。

 

今回は、ジャンクのカメラの機種が違うので部品を交換すべきところを、カメラを二つに分解した状態で入れ替えただけで修理できたというお話でした。

 

いつものことですが、カメラの改造はリスクを伴います。カメラを改造される場合はご自身の責任でお願いします。