秋野暢子さんの放射線治療の記事を見て、前職の仕事を思い出した。
秋野さんも「閉所恐怖症の方にはキツイ治療かも」と書かれていたけど、この治具、普通の人が付けたって怖いと思うんだよね…
放射線を確実にガン細胞に当てる為にガン細胞の位置が動いてはいけないので、動かないように人間を固定する必要があるんです。
これ、縛り付けられてる感じらしいんですよね。
固定されてるんだから当然かσ(^_^;)
人って押さえつけられると恐怖心を感じるものだと思うの。
私が研究開発してたのは、この治具を無しにしてカメラで人間を撮影、その状況からフィードバックかけてビームの方を動かす治療法の開発だったんだよね〜
人間は呼吸していて、その呼吸に合わせて細胞の位置が動いちゃう訳です。
それを追尾して、動きに合わせてビームの位置や向きが変えられれば、人間を固定する必要がなくなるから、患者さんが治療を受けるのも楽になるよね。ってモチベーションだったんです。
人間全体を追尾するか、放射線を照射したい位置にマーカーを付けて追尾するか、どっちが、より精度よく追えるか。とか、調べてる途中で、私は産休に入っちゃったし(その後退職せざるを得なくなっちゃったし)、病院側の共同研究者になってた先生も異動しちゃったりで、プロジェクトがなくなってしまったみたいだから、本当に残念…
こういうところに、研究者や開発者が集まってくれたらいいのになぁ。
放射線に詳しくて、プログラミングもできて、医学知識にも通じられる人。
医学か、工学か、物理学専攻してる研究者さん。
いつか、また誰かがこのテーマの研究開発、続けてくれることを期待してる。
(すっかり私は門外漢になってしまったけれど、実はどこかで研究されているんだろうか…)
なんか、仕事について色々考えてて、思い出したので、ちょっと書いてみた![]()
私のガチおすすめ
読んでくださり、ありがとうございます![]()
アクセス数の多いこちらの記事↓も良かったらどうぞ!![]()
![]()
にほんブログ村
ポチッとして頂けると嬉しいです!


