読者登録
みなさん大体、いくつくらい読者登録してます?
僕は、まぁ大体20~30ってとこですね。
んで、もうちょっと整理して表示できないかなって思うんです。
カテゴリ別とか、グループ分けができるとか。
あと、困るのが「更新!」ってやつ。
読者登録したのはほぼ毎日チェックしてるんですけど、
「更新!」の有効期限はどれくらいなんですかね。
せめて「更新!」後に訪れたブログにはチェックマークがつくとか。
そこら辺改善されれば購読ブログ増やせるのになって思います。
僕は、まぁ大体20~30ってとこですね。
んで、もうちょっと整理して表示できないかなって思うんです。
カテゴリ別とか、グループ分けができるとか。
あと、困るのが「更新!」ってやつ。
読者登録したのはほぼ毎日チェックしてるんですけど、
「更新!」の有効期限はどれくらいなんですかね。
せめて「更新!」後に訪れたブログにはチェックマークがつくとか。
そこら辺改善されれば購読ブログ増やせるのになって思います。
本の紹介でなくて恐縮ですが。
ディスプレイラックが欲しいんですよね。ガラガラーて開くやつ。
しまいたいのは、12インチレコードとCDと本。あと雑誌か。
マガジンラック買ってみたんですけど、あんなのすぐいっぱい。
2個買って2個とも一週間も持たなかった。
ここは一発おしゃれでデカイのが必要でしょう。
高いんです よね~、でも。なんかいい収納方法ないかな。
しまいたいのは、12インチレコードとCDと本。あと雑誌か。
マガジンラック買ってみたんですけど、あんなのすぐいっぱい。
2個買って2個とも一週間も持たなかった。
ここは一発おしゃれでデカイのが必要でしょう。
高いんです よね~、でも。なんかいい収納方法ないかな。
「項羽を殺した男」 藤水名子
自信家に耳はない
確か、映画版「黒い家」の監督、森田さんだったと思うが、
殺人鬼を演じる大竹しのぶさんに対して、「ヘッドフォンし
てるつもりで喋ってください。」って言ったらしい。
曰く、「周りの声があんまり聞こえないという感じで、聞こ
えたとしても、かすかに聞こえるくらい。それで、大きな声で
聞き返すような。」成る程だ。自分のことしか頭にない人間
を演ずるにこれほど効果的な方法もないだろう。
ニュアンスは多少変わるが、信念のある人間も時として、
「ヘッドフォン型」だ。口にするのは成功の将来像ばかりで、
自分は音に酔っているから周りの雑音なんて聞こえないし、
気にもしない。周りからの話になんて、興味も持たないその
姿は苦々しいが、同時に潔くて、美しい。
(そうだ。お前は下種だ。馬童)
―――項羽
覇王、鬼神と評された戦の天才、項羽も耳に詰め物してい
る人間だ。やるといえばやるし、殺すといえば殺す。常に自
信満々で、周りの意見なんて毛ほども気にしない。不可能と
常識を簡単にひっくり返し続けた彼は、けれども悲運に斃れ
てしまう。
本書はその項羽にまつわるエピソードを基にした短編集だ。
ただし、著者本人が書いているように、項羽を主人公にした短
編はひとつもない。あくまで彼に関わった人の目を通して、人
間項羽の姿を描き出す。
「天の、我を滅ぼすなり」
―――項羽(敵陣から聞こえる楚歌に絶望して)
「項羽に恋をしているのかもしれない」とすら告白する著者
の書く小説だから、存分に彼の魅力が引き出されている。中でも
虞美人の視点で項羽を追う「虞花落瑛」は最高だ。
戦場の悲恋が題材なのだが、これに出てくる項羽はたまらない。
ひとたび馬に乗り撃って出れば彼は無敵なのだが、不器用な彼は
女性の扱いと政治を知らない。政治に疎いからこそ彼は追い詰め
られていき、女性の扱いが分からないからこそ心境を吐露できない。
それでも、そんな中でも「もうだめだ」となったその瞬間に
「天が俺を滅ぼしたんだ」と言ってのける。最後の最後まで自身
への信頼を抱いて死んでいく様はあまりにもカッコよすぎる。
確か、映画版「黒い家」の監督、森田さんだったと思うが、
殺人鬼を演じる大竹しのぶさんに対して、「ヘッドフォンし
てるつもりで喋ってください。」って言ったらしい。
曰く、「周りの声があんまり聞こえないという感じで、聞こ
えたとしても、かすかに聞こえるくらい。それで、大きな声で
聞き返すような。」成る程だ。自分のことしか頭にない人間
を演ずるにこれほど効果的な方法もないだろう。
ニュアンスは多少変わるが、信念のある人間も時として、
「ヘッドフォン型」だ。口にするのは成功の将来像ばかりで、
自分は音に酔っているから周りの雑音なんて聞こえないし、
気にもしない。周りからの話になんて、興味も持たないその
姿は苦々しいが、同時に潔くて、美しい。
(そうだ。お前は下種だ。馬童)
―――項羽
覇王、鬼神と評された戦の天才、項羽も耳に詰め物してい
る人間だ。やるといえばやるし、殺すといえば殺す。常に自
信満々で、周りの意見なんて毛ほども気にしない。不可能と
常識を簡単にひっくり返し続けた彼は、けれども悲運に斃れ
てしまう。
本書はその項羽にまつわるエピソードを基にした短編集だ。
ただし、著者本人が書いているように、項羽を主人公にした短
編はひとつもない。あくまで彼に関わった人の目を通して、人
間項羽の姿を描き出す。
「天の、我を滅ぼすなり」
―――項羽(敵陣から聞こえる楚歌に絶望して)
「項羽に恋をしているのかもしれない」とすら告白する著者
の書く小説だから、存分に彼の魅力が引き出されている。中でも
虞美人の視点で項羽を追う「虞花落瑛」は最高だ。
戦場の悲恋が題材なのだが、これに出てくる項羽はたまらない。
ひとたび馬に乗り撃って出れば彼は無敵なのだが、不器用な彼は
女性の扱いと政治を知らない。政治に疎いからこそ彼は追い詰め
られていき、女性の扱いが分からないからこそ心境を吐露できない。
それでも、そんな中でも「もうだめだ」となったその瞬間に
「天が俺を滅ぼしたんだ」と言ってのける。最後の最後まで自身
への信頼を抱いて死んでいく様はあまりにもカッコよすぎる。
「自殺者の時代」 若一光司
自殺者は本気で生きる
ヒトラー、マリリン・モンロー、ヘミングウェイ。この3人
を知らないって人はいないだろうが、それではこの3人の
共通点が分かる人はいるだろうか?正解の分からない人
は今日紹介する本のタイトルを凝視。
そう、20世紀の巨人たちの共通点は、自殺したってことだ。
自殺が話題になる時に、「自殺者は負け犬」って言う意見を
耳にすることがあるが、本当に、そうか?あるいは「自殺する
くらいのエネルギーをほかに使えば良いのに」とか。
「夫が妻に先立つのは、呪われた妻を持ったことに原因がある」
―――古来インドの思考法
本書は自殺した巨人達の人生を通して、20世紀を振り
返ろうという趣旨で書かれている。計23にも及ぶ自殺者
達のストーリーは圧巻の一言で、読んだあとに考えさせら
れるものばかりだ。
例えば、韓国の労働者解放の為に尽力した全泰壱。彼は
労働基準の不正を告発したものの、それでも腰を一向に上
げない役所に業を煮やし、焼身自殺という形で抗議した。
抗議運動を続け、なおかつ成功させねばという「エネルギ
ー」が彼に自殺を選ばせた。
また、インドのサティーという風習を通じて描かれる2人
カンワルの場合、一方は花嫁衣裳をまとい、亡き夫とともに
火に焼かれた。今ひとりは義兄弟が無理やり炎の中に放り
込んだという噂がまことしやかに囁かれている。誇り高く死
んだ一人に、殺人同然に死んでいったもうひとり。「負け犬」
なんて言葉がいかに無力か分かるだろう。
「おなかが空いたよ」
―――全泰壱(「人間宣言」後、絶命寸前時のつぶやき)
本書に登場する人物たちは、本気で生きた人間ばかりだと
僕は思う。すればこそ、輝き、絶望を知っている。失意のう
ちに死んでいった人も何人もいるが、彼らの死と生前の功績
を対にすると、メッセージとなりずっしり胸に重い。
自殺者達はその足跡と、死に際をもってずっと語りかけて
くる。「あんた本当に本気で生きているか?」と。
ヒトラー、マリリン・モンロー、ヘミングウェイ。この3人
を知らないって人はいないだろうが、それではこの3人の
共通点が分かる人はいるだろうか?正解の分からない人
は今日紹介する本のタイトルを凝視。
そう、20世紀の巨人たちの共通点は、自殺したってことだ。
自殺が話題になる時に、「自殺者は負け犬」って言う意見を
耳にすることがあるが、本当に、そうか?あるいは「自殺する
くらいのエネルギーをほかに使えば良いのに」とか。
「夫が妻に先立つのは、呪われた妻を持ったことに原因がある」
―――古来インドの思考法
本書は自殺した巨人達の人生を通して、20世紀を振り
返ろうという趣旨で書かれている。計23にも及ぶ自殺者
達のストーリーは圧巻の一言で、読んだあとに考えさせら
れるものばかりだ。
例えば、韓国の労働者解放の為に尽力した全泰壱。彼は
労働基準の不正を告発したものの、それでも腰を一向に上
げない役所に業を煮やし、焼身自殺という形で抗議した。
抗議運動を続け、なおかつ成功させねばという「エネルギ
ー」が彼に自殺を選ばせた。
また、インドのサティーという風習を通じて描かれる2人
カンワルの場合、一方は花嫁衣裳をまとい、亡き夫とともに
火に焼かれた。今ひとりは義兄弟が無理やり炎の中に放り
込んだという噂がまことしやかに囁かれている。誇り高く死
んだ一人に、殺人同然に死んでいったもうひとり。「負け犬」
なんて言葉がいかに無力か分かるだろう。
「おなかが空いたよ」
―――全泰壱(「人間宣言」後、絶命寸前時のつぶやき)
本書に登場する人物たちは、本気で生きた人間ばかりだと
僕は思う。すればこそ、輝き、絶望を知っている。失意のう
ちに死んでいった人も何人もいるが、彼らの死と生前の功績
を対にすると、メッセージとなりずっしり胸に重い。
自殺者達はその足跡と、死に際をもってずっと語りかけて
くる。「あんた本当に本気で生きているか?」と。
「T.R.Y.」 井上尚登
革命という名の悪友
本を読むのと同様、酒を飲むのも僕がずっと続けている
趣味のひとつだ。カクテルに凝ったこともあれば、ウィス
キーかバーボンを毎晩飲んでたこともある。今は焼酎が好
きで、家に4合瓶が何本か置いてある。友達と飲むのが大
好きだし、ひとりでも飲む。
読書は人に悪く言われることがあんまりない。友達に例
えると、折り目正しい学級委員長みたいなモンで、敬遠さ
れこそすれ「やめろ」と咎められた記憶は人生一度もない。
引き換え飲酒は筋の悪い友達だ。金がかかるし、時間も
とられる。飲酒暦が長くなればなるほど、失敗の数も正比
例。でかい事やるたびに「もうサヨナラ」って言ってはみ
るものの、結局僕はこの悪友の顔が忘れられない。
君たちはなぜ、駆け足で生き急ぐ
なぜ、おれを放っておいてくれない
―――詐欺師 井沢修(革命家への独白)
本書の主人公、詐欺師井沢修にもそんな悪友がいる。
ただし趣味なんてスケールの話じゃなくて、それは革命だ。
刑務所につかまる位に運のない日々を送っていた井沢は、
目の前に現れた謎の大男、関に出会い、革命の片棒担ぎを
するハメになってしまう。
その片棒の担ぎ方が本書の面白いところで、彼らは暴力
をほとんど全く用いない。変わりに使うのが口八丁手八丁。
ミッションは「革命に必要な武器を得よ。ただし、その活
動資金も詐欺で得ること。」
ちなみにこの本は映画化されている。コピーはたしか
「武器は頭脳」だったような気がするが、あんまりよく
覚えていない。覚えているのは「面白くなかった」って
散々悪態ついた事だけだ。
でもさ、残された者はどうすりゃいいのさ。あんたたちがいう
大義名分でも抱いて寝りゃいいのかい。ごめんだよ。
―――新橋芸者 喜春
多彩で、個性的な登場人物が出てくるなか、突出して魅
力的なのが新橋芸者の喜春だろう。きっぷがよくて、情に
厚い。しかも、気立ても面倒見も良い。これと決めて絶対に
曲げないエネルギッシュな婆様は台風より迷惑だが、本越し
に見るならこれほど面白い物もない。
その喜春が故人を思いながら月琴を引くエピソードのみな
らず、この本から受け取る中国租界、及び大正の日本の猥
雑で、精力的な雰囲気はたまらなくいい。虚実を交えたスト
ーリーらしいが、見事にひとつになっており、最後の最後
まで楽しめきれる。
さて、お酒でも飲もうかな。
本を読むのと同様、酒を飲むのも僕がずっと続けている
趣味のひとつだ。カクテルに凝ったこともあれば、ウィス
キーかバーボンを毎晩飲んでたこともある。今は焼酎が好
きで、家に4合瓶が何本か置いてある。友達と飲むのが大
好きだし、ひとりでも飲む。
読書は人に悪く言われることがあんまりない。友達に例
えると、折り目正しい学級委員長みたいなモンで、敬遠さ
れこそすれ「やめろ」と咎められた記憶は人生一度もない。
引き換え飲酒は筋の悪い友達だ。金がかかるし、時間も
とられる。飲酒暦が長くなればなるほど、失敗の数も正比
例。でかい事やるたびに「もうサヨナラ」って言ってはみ
るものの、結局僕はこの悪友の顔が忘れられない。
君たちはなぜ、駆け足で生き急ぐ
なぜ、おれを放っておいてくれない
―――詐欺師 井沢修(革命家への独白)
本書の主人公、詐欺師井沢修にもそんな悪友がいる。
ただし趣味なんてスケールの話じゃなくて、それは革命だ。
刑務所につかまる位に運のない日々を送っていた井沢は、
目の前に現れた謎の大男、関に出会い、革命の片棒担ぎを
するハメになってしまう。
その片棒の担ぎ方が本書の面白いところで、彼らは暴力
をほとんど全く用いない。変わりに使うのが口八丁手八丁。
ミッションは「革命に必要な武器を得よ。ただし、その活
動資金も詐欺で得ること。」
ちなみにこの本は映画化されている。コピーはたしか
「武器は頭脳」だったような気がするが、あんまりよく
覚えていない。覚えているのは「面白くなかった」って
散々悪態ついた事だけだ。
でもさ、残された者はどうすりゃいいのさ。あんたたちがいう
大義名分でも抱いて寝りゃいいのかい。ごめんだよ。
―――新橋芸者 喜春
多彩で、個性的な登場人物が出てくるなか、突出して魅
力的なのが新橋芸者の喜春だろう。きっぷがよくて、情に
厚い。しかも、気立ても面倒見も良い。これと決めて絶対に
曲げないエネルギッシュな婆様は台風より迷惑だが、本越し
に見るならこれほど面白い物もない。
その喜春が故人を思いながら月琴を引くエピソードのみな
らず、この本から受け取る中国租界、及び大正の日本の猥
雑で、精力的な雰囲気はたまらなくいい。虚実を交えたスト
ーリーらしいが、見事にひとつになっており、最後の最後
まで楽しめきれる。
さて、お酒でも飲もうかな。