トイレトレーニングは褒めることが成功の秘訣 | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

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トイレトレーニング中の男の子

 

こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、トイレトレーニングは褒めることが成功の秘訣というお話です。

 

 

トイレトレーニングを始めるのは、一般的に2歳前後。始めたからと言って直ぐにトイレでおしっこやうんちが出来るようになるわけではありません。

 

 

2歳というのは「イヤイヤ期」です。ママの言うことを素直に聞きたくない時期ですから、そんな時期にトレーニングを始めるのは間違いではないでしょうか?

 

 

トレーニングという名前がついているので、「ママの言う通りにすること」というイメージがありますよね。

 

 

でも、排泄機能がまだまだ発達していない2歳児に対して、ママがやってほしいときにおしっこやうんちが出来るわけはありません。

 

 

逆に想像してみてください。あなたが歳をとって老人ホームに入所した時のことを。

 

 

歳を取るとおむつをしますよね。大人用おむつが当たり前のようにドラッグストアなどに並んでいます。

 

 

どうして歳を取るとおむつが必要になるのでしょぅか?それは、排泄のコントロールが出来なくなるからです。

 

 

それまでは、おしっこがしたくなったらトイレに行く、うんちがしたくなったらトイレに行って排泄していました。

 

 

しかし、歳を取ると排泄の感覚が鈍ってくるのです。すると気がついたときにはおもらししてしまったとなるのです。

 

 

これって赤ちゃんのときと同じですよね。

 

 

間違ったトイトレ

 

 

そんな老人に「さあ、時間が来たからトイレに行きましょう」と言われてと便器に無理やり座らされたとしても排泄は出来ないでしょう。

 

 

赤ちゃんも同じです。ママに言われて便器やおまるに座らされてもおしっこやうんちを無理やり出すことは出来ません。

 

 

それなのに、出来ないからと言って「どうして出来ないの!」などと叱られる。可愛そうですよね。

 

 

「ママに言われたことが出来ない」「ボク(アタチ)はダメな子供なんだ」などと自分で自分を責めることになります。

 

 

最近は、老人ホームで職員が入所者に対して暴言や暴行する事件が多発しています。

 

 

あなたが職員に「どうしてトイレで出来ないの!」「こんなところでうんちしたらだめでしょ!」などと叱られる場面を想像してみてください。

 

 

いやですよね。自分の子供のような年齢の若者に叱られるなんて情けないですよね。

 

 

それと同じです。

 

 

間違ったトイトレは、赤ちゃんの心に大きな傷を残してしまうのです。

 

 

もしも、赤ちゃんが話せるなら「じゃあ、ママが今すぐにおしっこしてみて」と言われて「わかった。見本を見せるね」と言って便器に座っても見本は見せることは出来ませんよね。

 

 

トイレトレーニングとは、大人でも出来ないことを、まだ生まれて2年ほどしか経っていない赤ちゃんに強要することになるのです。

 

 

これって言葉を変えれば虐待?

 

 

おむつは誰が履かせたの?

 

 

生まれたときに無理やりおむつを履かせたのは誰ですか?赤ちゃんが望んだことですか?

 

 

そうではなく、おもらしするとお掃除が大変だからとママの都合でおむつを履かせたのですよね。

 

 

赤ちゃんも仕方なくおむつを履いていたのです。

 

 

その証拠に、お風呂上がりにおむつを履かせようとすると逃げ回りますよね。赤ちゃんが逃げるのは、おむつを履かない開放感に浸っているのです。

 

 

そんな赤ちゃんに親の都合でおむつを履かせていたのに、今度はおむつではなくおまるや便器で排泄しなさいと、またまた無理難題を押し付けているのがトイレトレーニングというものなのです。

 

 

今までおむつで排泄してきてやっと慣れてきたところです。おむつの中で排泄するのが当たり前と思ってきたところです。

 

 

だから、ママが「そろそろうんちしようか?」と言っても「うんちない」と逃げます。

 

 

でも、部屋の隅に言ってウンウンと気張っている。その姿を見て「どうしてそんなところでうんちするの!」と怒るママが多いのではないでしょうか?

 

 

おむつをするのが当たり前の赤ちゃんにとって、おむつをしないで排泄するということは、ママがパンツを履かないで家事をするのと同じことなのです。

 

 

なんとなく、違和感がありますよね。

 

 

夏ならまだしも冬ならばお尻を出すことで冷たい空気にお尻が晒されます。すると、お尻の筋肉が硬直して排泄することができなくなります。

 

 

だから、おまるや便器に座らせても排泄できないのです。一応、ママの指図に従わないと怒られるから座って頑張るのですが、やはり出るものは出ません。

 

 

そして、ママが諦めておむつを履かせると安心感と温かいのとで緊張と筋肉が緩み排泄するのです。

 

 

これが「トイレトレーニングあるある」な光景です。

 

 

ですので、排泄はママやパパに言われたから出来るものではないのです。

 

 

もう一度言います。ママがパパに「今すぐおしっこしなさい」と命令してパパが「はい、わかりました」とおしっこが出るのでしょうか?

 

 

その上、ママが出るまでじっと見ているとなると余計に出るわけがないですよね。

 

 

パパに命令するママ

 

 

出るとすれば、たまたま膀胱におしっこが溜まっていた。ちょうどトイレに行こうと思っていたという時です。

 

 

赤ちゃんも膀胱におしっこが溜まってくる感覚がわかれば、自然にトイレでおしっこをするようになります。

 

 

生まれたばかりの赤ちゃんは、膀胱が小さくておしっこを溜めて置くことは出来ません。大脳も未発達ですので、少し溜まると反射的に出てしまうのです。

 

 

新生児の膀胱の容量は30-50mlです。計量スプーン大さじ二杯から三杯ほどです。

 

 

成長とともに膀胱の容量も増えてきます。4歳くらいになると膀胱の容量は160~200mlぐらいまで大きくなります。

 

 

膀胱が大きくなってくるとおしっこを溜めることが出来るようになります。

 

 

身体の成長とともに脳も発達していきます。脳の機能が発達してくると、膀胱から「おしっこが溜まったよ」という刺激が脳に伝達され、「おしっこをしたい」という意識が作られてくるのです。

 

 

おしっこを溜めることが出来、「おしっこをしたい」という意識が作られる様になると排泄機能をコントロール出来るようになります。

 

 

一般的には、4歳頃になると排泄がコントロール出来るようになると言われています。実際に約93%の子供が4歳~5歳で昼間のおしっこがトイレで出来ています。

 

 

ですので、脳がその意識を作り出すまでは、怒鳴っても叱っても、子供は排泄をコントロール出来ないのです。

 

 

ちなみに保育園に入ると、トイレタイムというのがありますので、みんなで一斉にトイレに行きます。

 

 

そうすると、みんながおしっこしているからボクもワタシもやってみようという意識が芽生えるので比較的早くにトイレで排泄ができるようになります。

 

 

トイレで排泄することが理解できるようになると、今度は自分がしたくなったときにトイレに行くように指導が変わります。

 

 

自分の意志で、トイレで排泄するというのが自然の流れです。大人も同じですよね。人に言われてトイレに行くというのは「連れション」?^ ^;

 

 

連れションの銅像

 

 

それは、大人は排泄をコントロールできるから出来るのです。溜めて我慢して排泄するということが出来るからです。

 

 

赤ちゃんは、まだ自分の排泄機能をコントロール出来ないのです。それは意志の問題ではなく体の機能の問題なのです。

 

 

自分では、どうしようもないことを責められ、叱られる身になってみてください。

 

 

辛いですよね。まだ言葉もうまく話せない赤ちゃんとしては反論ができません。そのためにママに責められ叱られるのは自分が悪いからだと思ってしまうのです。

 

 

2歳では出来なくて当たり前と考えてください。トレーニングですから回数をこなすことで次第に上手になってくるのです。

 

 

そして、たまたま出来たときには「上手にトイレで出来たわね」「すっきりしたでしょう」などと褒めてあげることで、子供は「またママに褒められたい」という意欲が湧き、少しずつ排泄に意識が向かうことになります。

 

 

 

日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。不安や悩みがあるのならばなんでもお聞きください。