父親不在が子供に与える悪影響とは? | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

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赤ちゃんは「好奇心」のかたまりです。その「好奇心」を満足させることが育児のコツ。あなたの育児が楽しくなります

居酒屋で盛り上がる父親達

 

こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、父親不在が子供に与える悪影響とは?というお話です。

 

 

今年のボーナスはいかがでしたか?上がりましたか?年に2回のボーナスは楽しみですよね。会社によっては年に3回も支給されるところがあります。羨ましいですね。

 

 

柴田は、脱サラして今年で32年になりました。32年間ボーナスなしの生活です^ ^;

 

 

でも、脱サラしたおかげで子育てには、たっぷりと時間が取れましたし、子供たちに働くことの大切さを背中で見せることが出来たのではないかと信じています。

 

 

父親であるあなたは、育児に積極的に参加していますか。育児が上手になれば、仕事もうまくいくようになります。

 

 

それは、育児が対人関係やタイムマネジメントを学ぶのに最適だからです。是非、積極的に参加して下さいね。そうすれば、大幅なボーナスアップも期待できますよ。

 

 

さて、話を育児に戻します。 

 

 

首がすわり、赤ちゃんの身体がしっかりしてくると、揺さぶったり、放り上げたり、逆さまにしたり・・・。

 

 

少し乱暴かな?と思えるくらいの遊ばれ方を喜ぶようになります。激しい動きになればなるほど、キャッ、キャッと、はしゃぎ、何度も何度もせがんできます。(でも、ほどほどにして下さいね。何事も限度があります。) 

 

 

そこで登場して欲しいのが、パパです。父親と子供との信頼関係は、赤ちゃん時代に築かれます。時間にすれば、ホンの2、3年間です。

 

 

この数年の間に、赤ちゃんの記憶の中に「父親」という存在が刻み込まれるのです。  

 

 

この時期を逃すと、そういう時期は二度とは来ないのです。

 

 

父親は、「今は仕事が忙しいけれど、もう少ししたら一緒に遊べるようにもなる」と考えているのかも知れません。 

 

 

でも、そう思っている父親は、実は子育て、育児を恐れているのです。

 

 

そのことに気づかないでいると、「可愛い赤ちゃん」は、すぐに学校へ行くようになります。 

 

 

そして、「ランドセルが似合うなぁ」と喜んでいると、ある日突然、思春期を迎えることになるのです。 

 

 

その頃になると、もう子供は父親との親密な関係を望みません。その時に子育てに参加しようと思っても、もう遅いのです。 

 

 

子供が赤ちゃんの時に父親が、子育てに参加しなかったら…。

 

 

もし、父親が仕事を理由に母親に育児を丸投げしたとすれば、それは子供の心の成長に大きな悪影響を与えてしまうのです。

 

 

赤ちゃんは、母親の庇護のもとで育ちます。しかし、自我が出てくる2歳ごろになると母親から離れて自立の道を歩みだすのです。

 

 

例えて言うなら、マグロ漁船が母港を離れて外洋に向かいます。そして数ヶ月帰ってきません。

 

 

そんなマグロ漁船に乗り組む新人は、心細いのです。できれば、漁船に乗らずに母港のある街で過ごしたいと願っています。

 

 

その時の不安な気持ちが自立へ向かう赤ちゃんにも出てくるのです。外界を探索したいという欲求と、まだ母親に抱かれて過ごしたいという不安で葛藤しているのです。

 

 

この時期に母親から離れられないと母子分離が出来ないまま成長してしまいます。そうなると母親依存が続き、成長に伴って母親に対して支配的・攻撃的になってしまう危険が出てくるのです。

 

 

そんな不安を緩和し、子供の手を引いて外界の面白さを教える役目が父親なのです。

 

 

外界には様々なルールがあります。そのルールを教え、現実の厳しさを教えることは、父親でしか出来ないことなのです。

 

 

「まだ子供だからね」と、子供は全て許される存在として育ってきました。その万能感に歯止めをかけて「自分には出来ないこともあるんだ」と気づかせることで、それまでの「自己中心性」から客観的な視点をもたせること(脱中心性)も父親の役目なのです。

 

 

また、父親は家族を守るという姿を見せることで、子供が初めて外界と触れるときに出てくる不安やストレスを癒やしてくれるという安心感が生まれます。その安心感が、子供の成長に大きく貢献するのです。

 

 

このときに父親が仕事を理由に子育てを母親に丸投げしていると、思春期になった子供に父親が何か言いたいと思っても、子供は聞く耳を持ちません。

 

 

思春期の息子と父親

 

 

事実、問題行動を起こす子供の環境を見ると、育児や教育に父親の意見が反映されていないとか、家庭内に父親の影が見られない場合が多いのです。

 

 

赤ちゃん時代に父親が子育て、育児に参加することは非常に大切なことなのです。

 

 

心身共に健全な子供に育てるには、パパとママの2人の働きかけが必要なのです。

 

 

あなたが育児に積極的になると、あなたの愛する妻からも見直されます。夕食のおかずが一品増えること間違いなしです。

 

 

あなたが育児に参加すると、妻が笑顔で迎えてくれます。そして、お子様からも頼りにされるようになります。

 

 

会社から早めに帰宅したときに、妻だけでなく子供たちも「パパだあ!おかえり!」と喜んで出迎えてくれるでしょう。

 

 

育児が上手になれば、あなたの仕事力も上がります。いいことずくめです。是非、積極的に育児に参加して下さいね。

 

 

日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。