令和に残る昭和の価値観を払拭する子育てとは | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

赤ちゃんは「好奇心」のかたまりです。その「好奇心」を満足させることが育児のコツ。あなたの育児が楽しくなります

 

こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は親の頭を切り替えましょうというお話です。

 

 

もう一週間後には「平成」から「令和」に変わります。昭和から平成に変わったときは昭和天皇の崩御に伴う改元でしたので、日本全国自粛ムードに包まれていました。

 

 

しかし、今回は生前退位ですので、明るい希望に満ちた改元だと言えるでしょう。

 

 

平成が30年続きました。今の親世代は平成生まれもいますが、昭和生まれも多いでしょう。

 

 

この30年間で大きく社会が変わっていきました。昭和の終わりの頃1979年には日本はジャパン・アズ・ナンバーワンと持ち上げられたこともありました。文字通り世界で第一の先進国と言われていたのです。

 

 

しかし、平成になってから日本の国力はどんどん落ちていきました。一流企業が巨額赤字を出し、何百万人にも上るリストラが行われました。

 

 

そして、令和の時代に入っても人員削減が繰り返されようとしています。安定の象徴でもあったメガバンクでさえも店舗縮小に伴う人員削減並びに新規採用縮小が発表されています。

 

 

 

完全に「昭和の価値観」が崩壊しているのです。昭和の価値観とは、塾や予備校で知識を詰め込み、大学受験に合格し、一流大学に入り、大企業に就職する。そして、家族を持ち、家を買い、定年まで安泰という価値観です。

 

 

しかし、現実は東芝やシャープに見られるように大企業と言われていた会社が解体され、身売りされているのです。

 

 

嵐の中の小舟のように生き延びるために必死だった平成という時代に、アメリカではGAFAといわれる新規企業が巨大企業に育っていたのです。そして、韓国のサムソンもしかりです。

 

 

これだけ大きな差が出来てしまった元凶が「昭和の価値観」です。大学というところは専門知識を学ぶところなはずだったのが、昭和の時代には会社員を育てる場所になってしまったということです。

 

 

会社は、特殊な能力を持つ人間ではなく、均一な商品を大量生産するために平均的な人間を数多く採用する必要があったのです。企業が求める平均的な能力を持つ労働力を作るために大学が存在していたのです。

 

 

高度成長時代には、それで社会が上手く回っていたのです。終身雇用、年功序列で大した能力がなくても勤務年数に従って賃金も上がり役職も上がっていったのです。

 

 

そんな能力のない人間が役員に上り詰め、経営に参加していったのが平成の時代です。その結果、破綻するというのは自明の理ではないでしょうか?

 

 

 

これではいけないとやっと我が身を振り返った政府が2020年から教育改革を実行に移します。

 

 

この教育改革とは知識の詰め込みではなく、考える力をつける教育ということです。自分で考え自分で行動できる人間を育てるということです。

 

 

アタリマエのことですが、それが今までは潰されていたのです。個性よりも団体が重視されていたのです。

 

 

そんな教育を受けて育った人が今親となって我が子を育てているのです。果たして新しい教育を子どもに伝えることが出来るのでしょうか?

 

 

いや、出来る、出来ない、ではなくやらなければいけないことなのです。昭和の価値観にどっぷりと使って生きてきた今の親の頭の中を新しい価値観に切り替えなければいけないのです。

 

 

10年前には存在しなかった手の中のコンピューターといわれるスマホが当たり前のように使われる時代なのです。このスマホを使えば誰でも瞬時に細心の情報を手に入れることができるのです。

 

 

車も自動運転に変わっていくと運転手という仕事がなくなっていくのです。トラックの運ちゃんやタクシーの乗務員、宅配の運ちゃんなどの仕事がなくなっていくのです。もちろん、電車の運転手も必要なくなります。

 

 

レジも自動化されていきます。パートの仕事も激減するでしょう。2018年現在で非正規社員は2152万人。その多くが失業する日が近づいているのです。

 

 

あなたのお子様が社会に出る20年後には、会社に所属して「働く」という形態が激減しているでしょう。自分で「働く」という形態が当たり前になっているでしょう。

 

 

そんな時代にあった能力を伸ばす子育てが必要不可欠となります。その能力とは「自ら考える力」です。新しい考えを生み出す力です。つまり、イノベーション能力です。

 

 

それが必要とされる時代が目の前に迫っているのです。残念なことに、学研が行った調査によると、この教育改革を55.9%の母親が知らないという結果で出ています。

 

あなたの子育て、今のままで大丈夫ですか?今ここで立ち止まってご夫婦で話し合ってみてくださいね。

 

 

子育ての期間は、苦しい時もありますが、あっという間に終わってしまうのも事実です。掛け替えのない素晴らしい育児という時間を楽しんで頂きたいですね。

 

 

せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。

 

 

日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。

 


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