1歳児との遊びに付き合う方法 | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

赤ちゃんは「好奇心」のかたまりです。その「好奇心」を満足させることが育児のコツ。あなたの育児が楽しくなります

 

こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。赤ちゃんの成長には驚かされてばかりですよね。

 

 

寝てばかりいたと思っていたら、ある日、突然寝返りが出来た。そうすると今度はハイハイでママの後追いを始める。ママの姿が見えないと泣き叫びトイレにまでついてくる。ゆっくりとトイレもできなくなります。

 

 

つかまり立ちを覚えたら、そろそろ歩き始めます。ハイハイのとき以上に危険なものは置いておけなくなります。益々目が離せませんよね。

 

 

成長は嬉しい半面、それに伴って様々な悩みも出てきます。特に一人目の育児の場合であれば、わからないことだらけです。

 

 

今日は埼玉県で1歳になったばかりの赤ちゃんの育児を楽しんでいるママから寄せられた様々なご相談をご紹介します。先ずは、離乳食をポイポイ投げるという悩みです。

 

 

 

…中略…

 

食事について質問です。娘はなんでもよく食べるので、離乳食を始めてから今まで悩みはなかったのですが、最近になってつかんでは、ぽいっと床に投げ捨て、あまり食べなくなりました。

 

 

口に入れてもベーッと吐き出し、食べさせようとしても拒否します。今までたくさん食べていたので、足りないのではと心配で食後にバナナをあげるとそのバナナはモグモグ食べます。

 

 

お茶もストローで口に入れてからぷーっと吐き出す事が増えました。カップもお皿も投げ飛ばすのはどのように注意したらよいでしょうか?

 

 

食事の時に椅子に座らせるのも嫌がった事がないのに、一昨日は体をのけ反らせて嫌がり私の膝の上に乗せてスプーンで食べさせました。

 

 

以前お風呂のお湯を飲んでしまうと相談し、お茶を持ってお風呂で飲ませるようにしているのですが、最近はお風呂でもお茶を吐き出し、お湯を飲み始めてしまいました。

 

 

アドバイス宜しくお願いします。

 

 

 

おかずをポイポイと床に投げたり落としたりすることは、成長の段階で必ず出てくる行動です。

 

 

その原因の一つは、「落としたらどうなるだろう」という好奇心から出てくる「研究」です。もう一つの原因は、そろそろ味に飽きが来たということです。

 

 

離乳食というのは、母乳やミルクなどの液体から固形物へ移行するための練習です。最初は重湯から10倍がゆ…というように次第に固形物へと変えていきます。その時には味はつけません。

 

 

赤ちゃんが慣れてきたら次第に味付けも少しずつ加えて味に変化をつけていきます。

 

 

赤ちゃんの成長は様々ですので、一概に何ヶ月だからこうしなければいけないということはありません。それぞれの赤ちゃんの発達や個性を見ながら離乳食を勧めていきます。

 

 

ご相談者の赤ちゃんは、バナナは食べるということですから満腹になったというわけではなさそうです。そこで、こんなアドバイスをさせて頂きました。

 

 

 

…中略…

 

バナナは、モグモグですね。離乳食と書いていますが、そろそろ完了期から幼児食に変えていますか?

 

 

 

早速の返信ありがとうございます。

 

 

モグモグというよりは丸飲みに近いかもしれませんが、1センチ~1.5センチぐらいにカットしたバナナは嫌がらずに食べます。

 

 

歯がまだ一本なので、どのように進めたらいいのかわからず、完了期の初期ぐらいのものです。食べるのが早いので、しっかり噛めていない気がします。

 

 

 

○○さん こんにちは 柴田です。

 

>歯がまだ一本なので、どのように進めたらいいのかわからず、完了期の初期ぐらいのものです。

 

なるほど。ちょっと味付けを変えてみましょうか。飽きてきているのかもしれませんね。

 

 

 

柴田さん こんにちは ○○です。

 

 

食事の味付け工夫してみます。確かに薄味に飽きてしまってる感じはありました。食事が美味しくて、楽しいと思えばお皿を投げたりはしないですよね?

 

 

IQ141について質問です。クレヨンで遊ばせる時は私も一緒に書いて遊んだり、側で見ていた方がいいでしょうか?

 

 

今は、椅子に座らせて紙とクレヨンを置いて、始めのうちは一緒に書いたり側で見ていますが、しばらくしたら遊んでる間に洗い物や他の事をしています。

 

 

まだ書くよりも口に入れて食べようとしてしまうので、近くにいてチラチラは見ています。一緒に書いたり遊んだ方が発達にいいのか教えて下さい。

 

 

 

味付けの結果が出る前に、早速2つ目の悩みが出てきましたね。今度はクレヨンをお口に入れてしまうという悩みです。並行してアドバイスを続けました。しばらくのやり取りを転載します。

 

 

 

○○さん、こんにちは、柴田です。

 

 

>食事が美味しくて、楽しいと思えばお皿を投げたりはしないですよね?

 

 

その通りです。また、お腹を減らせる運動遊びをどんどん取り入れて下さいね。お腹が減れば、おにぎりだけでも美味しいものです。

 

 

>クレヨンで遊ばせる時は私も一緒に書いて遊んだり、側で見ていた方がいいでしょうか?

 

 

はい、一人で書いているように見えても、必ず、ママを意識しています。一生懸命書いているけれども、これでいいのかな?と不安なのです。書いている途中で、褒めてあげて下さい。感動してあげて下さい。それが、次の意欲に繋がります。

 

 

 

柴田さん アドバイスありがとうございます。

 

 

なるほど、私はいつも意識されているんですね!!意欲を持たせる事はとても大事な事なので、いつも見ているよという姿勢を忘れないようにしたいと思います!!

 

 

食事についてですが、毎日3食の準備・後片付けに追われてしまい時間になったら食べさせなきゃと義務的になっていたかもしれません。

 

 

お腹がすいたから食べるという超基本的な事を忘れていました・・・お腹が減るように一緒に遊び、食事の準備も要領よく作れるように頑張ってみます。

 

 

 

○○さん、こんにちは、柴田です。

 

はい、一緒に遊んであげて下さいね。こんな可愛い時は、二度と来ないですよ。そして、こんなに発達する時期も二度と来ません。たくさん刺激を与えて、頭のいい子に育てて下さいね。

 

 

 

柴田さん こんばんは ○○です。

 

 

前回頂いたお返事を見てから、うまく時間を作って娘と一緒に遊ぶ時間を増やしています。可愛い時期を見逃さないように、そしてたくさん刺激を与えようと思います!

 

 

食事は、味付けを工夫して美味しいと思ってもらえるようにしたら「おいちー!!」と言ってニコニコしながら食べてくれることも増えてきました☆

 

 

その姿を見ると、とっても嬉しくなります。まだ、気に入らない物は口から出す時もありますが、一時期よりはおいしそうに食べてくれています。

 

 

遊びについて、いくつか質問です。

 

 

一緒にお絵描きするようにしたのですが、クレヨンを持たせるとどうしても口に入れてしまうのでボールペンを持たせてみましたが自分の手に書いたり、私が持っているペンを奪い取ったりしてなかなかお絵描きをするという感じにはなりません。クレヨンは食べないようにその都度注意し、毎日持たせた方がいいでしょうか?

 

 

昨日、初めて粘土で遊んでみましたが、これもすぐ口に入れてしまいます。飲み込んでしまうと怖いので中止しました。まだ粘土で遊ぶのは早いのでしょうか?

 

 

絵本が好きで、最近は読んで欲しい本を持ってきたり、自分で声を出して読んでいる事もあります。絵本好きなのは嬉しいのですが、手にとれる所においてあるので、しまってもしまっても引っ張りだしてきてあちこちに置くので、いつも部屋が散乱しています。

 

 

お片づけを教えたくて、ここにお片づけしようねと言いながらお手本を見せるのですか、なかなかできません。どのように片付けを教えたらいいかアドバイスください。

 

 

 

最初の悩みであるおかずをポイポイという行為が味付けを工夫することで解決できたようです。

 

 

すると、3つ目、4つ目のご相談が出てきましたね。粘土遊びと絵本です。コンサルを続けます。
 

 

 

 

○○さん こんにちは 柴田です。


>可愛い時期を見逃さないように、そしてたくさん刺激を与えようと思います!

 

はい、そうして下さいね。後悔先に立たずです。(^ ^)

 

>食事は、味付けを工夫して美味しいと思ってもらえるようにしたら「おいちー!!」と言ってニコニコしながら食べてくれることも増えてきました☆

 

いいですね。

 

>その姿を見るととっても嬉しくなります。

 

うんうん。○○さんの笑顔が浮かんできますよ。

 

>クレヨンは食べないようにその都度注意し、毎日持たせた方がいいでしょうか?

 

まだ、「書く」ということに好奇心が出ていないようですね。食べても大丈夫なクレヨンもありますが、今は、別の遊びに好奇心を振り向けましょう。

 

>まだ粘土で遊ぶのは早いのでしょうか?

 

こちらは、大丈夫です。手指の機能訓練になります。重曹粘土を作って下さい。それで、好きなようにニギニギさせて下さい。こちらの記事を参考にして下さいね。

 

https://ameblo.jp/dodson/entry-10788749499.html


>引っ張りだしてきてあちこちに置くのでいつも部屋が散乱しています。

 

ここは、絵本を読んであげて下さい。一人で読んでいるのなら、一緒に読んであげて下さい。先ずは、好奇心を満足させること。お片づけは、それが出来てからですね。
 

 

 

 

柴田さん こんばんは、○○です。アドバイスありがとうございました。粘土の記事、とても参考になりました。実践してみたいと思います。

 

 

最近「こっち!」「これ!」が言えるようになり、「これ!」と言いながら読んで欲しい絵本を持ってきます。

 

 

その時は、家事をしていても、なるべく手をとめて読んであげています。

 

 

「読んで欲しい本もっておいで」というと、選んで持ってくるので、ちゃんと通じているんだなと関心します。 

 

 

片付けをおぼえさせなきゃと思っていましたが、もっと好奇心を満たしてあげることが、まずは大事なんですね。片付けは焦らず、ゆっくりでいいですか?

 

 

先日、支援センターの先生に、「花子(仮名)ちゃんは、おしゃべりが上手で、いつもニコニコしていて、とっても愛嬌があって、この子は愛されキャラね」と言われました。

 

 

どこへ行っても、誰にでもぺこっと頭を下げたり、手を振ったりするので、散歩中やお買い物へ行っても、よく声をかけられます。

 

 

柴田さんのテキストやブログを読んで、赤ちゃんの発達について勉強していたおかげで、泣いてもイライラする事は全くありません。

 

 

何を伝えようとして泣いているのかを考えたり、よく話しかけていたのがよかったんだと思っています。

 

 

同じくらいのお友達が集まる所へ行くと、他の子は「あー」とか「うー」とかは言いますが、あまりしゃべる子がいません。

 

 

話しをすると、だいたいのお母さんはテレビを見せていて、子供番組を録画しておいて家事をする時に繰り返し見せるそうです。家では、テレビ見せていないというとビックリされます。

 

 

テレビを見せていなし、よく話しかけているので、娘は言葉を発してよくしゃべるし、ニコニコと表情も豊かです。

 

 

生まれる前、愛嬌のある子になってくれたらいいなと思っていたので、その通りに育ってくれていてとても嬉しいです☆

 

 

柴田さんのブログで紹介されているママさん達や、そのお子さんのようにはまだまだですが、私なりのやり方で、これからも娘と接していきたいと思います。

 

 

もっと報告したいことがありますが、今日はこの辺にしておきます。これからも宜しくお願いします。

 


 

ありがとうございます。去年の8月からテキストとコンサルを実践中です。その時お嬢さんは、生後6ヶ月になったばかりでした。このメールの段階で1歳2ヶ月です。

 

 

お嬢さんがママと話したいとアクションしてきたら、家事の手を止めてちゃんと応えていますね。

 

 

そういう習慣が出来ているので、お嬢さんも相手の言うことや、相手の行動をしっかりと見るという子供に育っています。

 

 

あなたのお子様は、常にあなたの一挙手一投足をスローモーションのように見ていますよ。

 

 

相手が何を言うのか?どんな行動をするのか?それを見ながら、自分の行動を起こしています。だからこそ、ママ友も支援センターの先生もびっくりするのです。そして、その豊かな表情にみんなの心が和むのです。

 

 

また、テレビという無機質なものに子守りをさせていると、表情がなくなってしまいます。そのテレビを見せていないと言うことも、大きな成果が出ているのです。

 

 

子育ては孤独に成りがちです。「こんなことを聞いたら恥ずかしい」という感情から悩みが出ても相談できないで一人で悩んでいるというママも多いでしょう。

 

 

恥ずかしいことなどないのです。みんな初めての育児ですから悩みが出て当然です。間違いなくあなただけでなく周りのママ友さんも言葉には出さないけど悩んでいるのです。

 

 

こちらのママのように、いつでも気軽に相談できる相手がいると安心ですね。ママの安心が子供にも伝わり、伸び伸びすくすくと自分の才能を伸ばしてくれますよ。

 

 

育児は一人でするものではありません。あなたも信頼できる相談相手を見つけて下さいね。

 

 

子育ての期間は、苦しい時もありますが、あっという間に終わってしまうのも事実です。掛け替えのない素晴らしい育児という時間を楽しんで頂きたいですね。

 

 

せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。

 

 

日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。

 


※お問い合わせしたのに、いつまで経ってもお返事が届かない場合は、こちらをご覧ください。