イヤイヤ期は世界共通 | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

赤ちゃんは「好奇心」のかたまりです。その「好奇心」を満足させることが育児のコツ。あなたの育児が楽しくなります

イヤイヤ期は世界共通

 

こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。

 

 

今日は、イヤイヤ期は世界共通

というお話です。

 

 

あなたのお子様は、

イヤイヤ期に突入しましたか?

 

 

名古屋にお住いの

台湾人のママからのご相談です。 

 

 

 

柴田 様 こんにちは。

本日より顧問契約を

お願いしております

○○と申します。

 

 

早速ですが、相談にのって頂きたく

メールします。

 

 

私は、もうすぐ二歳になる

娘の母親です。

 

 

イヤイヤ期真っ只中で、

本当に大変ですが、娘自身は、

活発でとても元気に育っています。

 

 

その娘について相談なのですが、

最近自分の思い通りに

いかない事があると、

人を叩くようになってしまいました。

 

 

特に、家族への暴力がひどいです。

そして、決して謝りません。

 

 

叩いた後は、本人も

申し訳なさそうな顔をするのですが、

また繰り返してしまいます。

 


私もその都度、叩くと痛い事、

ダメなこと言い聞かせていますが、

あまり変化はありません。

 


どうしたら娘に、叩く事はいけないと

理解してもらえるでしょうか。

 

 

返信お待ちしております。

 

 

 

日本人の子供にも台湾人の子供にも、

イヤイヤ期があるのです。

これは、アジアだけでなく世界共通です。

 

 

欧米ではイヤイヤ期のことを

Terrible Twosと呼びます。

 

 

Terrible とは

恐ろしい、凄い、酷い、凄まじい

と言う意味です。

 

 

日本と同じですね。


 

いろいろとコンサルさせて頂きました。

そのやり取りの中から、このママは、

素晴らしい育児をされておられるのが

わかったのです。

 

 

お嬢さんは、2歳前の月齢で、

なんと100語以上の言葉、

しかも三語文を話しておられるのです。

 

 

お話をお聞きすると、やはり、

胎教からしっかりやっておられたようです。

 

 

ご主人もイクメン。

ご夫婦で子供を愛しておられます。

 

 

でも、そんな素晴らしいご両親であっても、

イヤイヤ期はやってくるのですね(^^;)

 

 

 

○○さん、こんにちは、 柴田です。

 

 

お嬢さんの情報 

ありがとうございました。

 

 

100以上の言葉、

 しかも三語文以上を話す。

 

 

素晴らしいですね。 

お母さんの育児が、 

とても素晴らしいのがわかります。

 

 

もう一つだけお聞きします。

 

 

今までに、お嬢さんを

叩いたことはありますか?

また、お父さんが

叩いたことはありますか?

 

 

もうひとつ、夫婦げんかの時に

相手を叩いたことはありますか?

 

 

 

ありがとうございます。

柴田さんにそう言って頂くと、

本当自信がつきます。

 

 

まだ娘がお腹の中にいるときから、

胎教や話しかけを

意識してきましたが、

いつからか昔の熱心さが

なくなっていまいました(^^;; 

 

 

今はだいぶなくなりましたが、

イヤイヤ期が始まった頃、

もう、どうしてよいのかわからず

叩いてしまったことは

何度もありました。

 

 

主人は娘に手をあげたりはしません。

夫婦喧嘩でも手をあげたりは

お互いしません。

 

 

 

○○さん、こんにちは、柴田です。

 

 

ありがとうございます。

 

 

>昔の熱心さが

なくなっていまいました(^^;;

 

 

やはり胎教から実践して

いらっしゃいましたか。

素晴らしいですね。

 

 

でも、今は熱心さがなくなった。

お嬢さんとしては

寂しいのではないでしょうか?

 

 

そして、自我が出てきた時に、

それを出すと叩かれてしまった。

その記憶が残っているのですね。

 

 

子どもが「叩く」のは

何かの意思表示です。

 

 

○○さんが変わりに

表現してあげながら、

言葉でコミュニケーションする体験を

たくさんさせてください。 

 

 

■本気でやめさせるには、

「あなたの本気」が大事です。

 

 

毎日の育児、本当にお疲れ様です。

2歳前後というのは、あえて親、

特にママのいうことと

反対のことをやりたがります。

 

 

ただ、ママを叩くからといって、

誰でも叩くわけではありません。

 

 

逆説的ですが、信頼関係が強い、

「この人ならいいだろう」

と思える相手に対して、

自我をみせることが多いようです。

 

 

ママを叩くということは、

それだけママとの信頼関係が

確立している証拠だと言えます。

 

 

とはいえ、それが他の人との

コミュニケーションのひとつの方法として

習慣化してしまう子も確かにいますので、

多少、注意が必要でしょう。

 

 

ところで、○○さんは

「私もその都度、叩くと痛い事、

ダメなこと言い聞かせていますが、

あまり変化はありません」

と書いていますね。

 

 

本当にやめさせるなら、

毅然とした態度で対応して下さい。

命令に近い断定的な表現で

対応して下さい。

 

 

怒っても怒鳴ってもやめないので、

その結果、「お願い」

するようになったとか?

なんだか、

「やめてって言っても、

やめないだろうな・・・」

という、○○さんの無意識のつぶやき、

あるいは無意識に習慣化している

子供第一という「お子様至上主義」が、

かいま見えた気がします。

ちょっと意地悪な解釈でしょうか?

 

 

とにかく、お嬢さんの

行動を変えたいなら、

○○さんの真剣さが大事です。

 

 

例えば、お嬢さんの「叩く」

という行為自体は、

すぐに命に関わるような危険な

ものではないし…

という気持ちはありませんか?

 

 

2歳だから言葉で言っても

どうぜわからないだろう、

という思いはありませんか?

 

 

確かに言葉だけで

2歳の子の行動をやめさせ、

別の行動に変えるのは

難しいことですが、

やめさせようという親の思いの

強さを感じる力は、

すでに充分あります。

 

 

だからこそ、シンプルな言葉で毅然と、

しっかり理由を伝えながら、

「だから、だめだよ!」

としっかり目を見て注意しましょう。

もちろん、何度も何度も繰り返す、

根気強さも大切です。

 

 

■子どもは、「叩く」ことで

何を得ている?

 

 

ところで、子どもは

なぜ叩くのでしょうか。

 

 

ここで知って欲しいのは、

私達が通常考える

「叩く」という行動の意味と、

子どもが「叩く」ことで

得ているものは違うということです。

 

 

どうしたらいいのか

やり方が解らないから、

とりあえず自分のできる方法で

トライしてるのにうまくいかない、

という感じでしょうか。

 

 

そういう思い(肯定的意図)を

満足させるには、

もっと別の方法があるということを

教えてあげて欲しいのです。

 

 

お嬢さんがすぐに言えなくても、

母親である○○さんが

変わりに表現してあげながら、

言葉でコミュニケーションする体験を

たくさんさせてください。

 

 

お嬢さんの肯定的意図を考えていけば、

叩くことはよくないことだからだめよ、

と言っても、行動をやめないわけが

わかっていただけると思います。

 

 

現在のお嬢さんにとって「叩くこと」は、

自分のできうる最大限に良い

と思われる方法、

あるいは効率のいい方法なのです。

 

 

それより、

もっといい方法があるということ、

あるいは、

あえて正しい方法はこれだよ、

と教えることで、お嬢さんは自然に

自分の行動を変えていきます。

 

 

理解するまでに多少時間はかかっても、

お嬢さんが納得して

行動を変えることができる

一番の早道になるでしょう。

 

 

これは、「叩く」という行動以外でも、

対応が可能です。

 

 

最後に、ここからは当てはまらないなら

流して読んで頂いて構わないのですが、

お嬢さんがママの愛情をもっと感じたい

と思っている場合も、

ママの顔を叩いたり、

いけないと言うことをあえてしたり

という時があります。

 

 

お嬢さんと充分向かい合っていますか?

お嬢さんと1日10分でも、

しっかりスキンシップする時間や

心を通わせる時間を持っていますか?

お嬢さんといっしょに

笑顔で過ごす時間はありますか?

最近、生活環境が

変化したりしていませんか?

 

 

叩くなどの一般的に

よくないと思われる、

表面的に表れる行動に

とらわれてしまい、

お子さんが本当に欲しているものが

見えなくなることは、よくあります。

 

 

そして、その表面上の行動を

止めさせようとすればするほど、

そういう方法でしか

シグナルを送れない子も、

結構多いものです。

 

 

もし、少しでも

「そう言われてみれば・・・」

と感じるものがあれば、

1日1回、とにかく思いっきり

抱きしめることから始めてみましょう。

 

 

頭で考えた愛情表現ではなく、

身体の触れ合いで感じる愛情は、

言葉で表現しなくても充分伝わります。

 

 

そして、ママからたっぷり

愛情というエネルギーをもらい、

満足した子どもは、

自然に子ども同士の世界でも

楽しむ方法を見つけていけるでしょう。

以上です。

 

 

 

そう言われてみれば

の連続です。

 

 

確かに以前よりやたらと

ママママ言いますし、

娘は寂しかったのかも

しれませんね。

 

 

言葉のコミュニケーションを

前よりも強く意識してみます。

 

 

早速、家族全員にこの事を伝え

徹底させる事にしました。

 

 

実は叩く対象の多くは

私以外の家族です。

 

 

柴田さんがおっしゃる通り、

家族は皆「まだ二歳だから」

と言いますし、

強く注意する者もいません。

 

 

一つ質問なのですが、

叩かれた者が本人に

怒った方がいいのでしょうか。

 

 

私が目撃した場合でも、

口を出さない方がいいでしょうか。

 

 

主人含め、家族は

かなり怒るのが下手くそです。

 

 

ダメという一言でも、

ニュアンスの違い?でしょうか。

イマイチ本気さがないというか。。。

宜しくお願いします。

 

 

 

やはり、このママは、

“一を聞いて十を知る”という言葉が

当てはまる頭脳明晰な女性ですね。

 

 

お嬢様の知能が優れているのは、

このママの遺伝もあるのでしょう。

 

 

でも、これも世界共通ですが、

初めてのお子様ですので、

どうしても「甘く」なりがちなんですね。

 

 

甘えさせる時と、

しっかりと「しつけ」る時を分けることが、

子供にとっても大切なことなのです。

 

 

そして、このママの凄いところは、

「家族全員に、徹底させることにした」

ということです。

 

 

赤ちゃんにとっては、

同居している人たちが、

「世界の住民」そのものなのです。

 

 

例えば、りんごを見て、

ある人は「これは、りんご」と言って、

ある人は「これは、みかん」といえば、

赤ちゃんは混乱してしまいます。

 

 

ご家族が育児の方針を共有することは、

赤ちゃんにとっても、

とても大切なことなのです。

 

 

 

○○さん、おはようございます 

柴田です。

 

>早速、家族全員にこの事を伝え

徹底させる事にしました。

 

 

素晴らしいですね。即決即断。

家族も団結していますね。

素晴らしいご家庭ですね。

 

 

>叩かれた者が本人に

怒った方がいいのでしょうか。

 

 

家族が共通した認識で、

社会のルールを教えて下さい。

 

 

大人を見ながら、

子供は育っていきます。

 

 

お嬢さんの将来を考えて下さいね。

お友達を叩くようになったら、

嫌われますよ。

 

 

心を鬼にして、毅然とした態度で

叱ってあげて下さいね。

 

 

叱るのが苦手であれば、

真剣なまなざしで

「説明」してあげて下さい。

 

 

 

そして、このメールから1ヶ月弱が

経った頃にメールを頂きました。

 

 

 

先日、娘が家族を叩くという相談を

させて頂いた○○です。 

 

 

その後、娘には家族全員で

真剣にいけないということを教え続け、 

最近では家族を叩くということは

ほとんどなくなりました。 両

 

 

親たちも、ちょっとした達成感?

を感じているようです(^_^) 

 

 

どうしても孫には甘くなりがちですが、

ダメなものはしっかりしかる。 

 

 

それも娘の成長には必要なことだと、

家族全員改めて実感しました。 

 

 

本当にありがとうございました!

 

 

 

めでたしめでたし。

 

 

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コロナ過で苦しんでいる

親だけではありません。

 

 

幼い子供も苦しんでいるのです。

 

 

虐待を受けている子供の多くが

こんな言葉を出すと言います。

 

 

「生まれてきて、ゴメンナサイ」

 

 

虐待はしていないにしても

イヤイヤ期に手を焼くと

根幹のご相談者のように

手を上げてしまうことがあります。

 

 

手を上げなくても

「生まなきゃ良かった」

などの暴言をぶつけることも

あるかもしれません。

 

 

抵抗のできない幼い子供にとって

親の言葉は絶対です。

 

 

感情的になってしまって

滑らせた言葉が子供の心に一生消えない

傷を残す可能性もあるのです。

 

 

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「参加希望」と送って下さい。

お待ちしています。

 

 

今日も最後まで読んで頂いて

本当にありがとうございます。

 

 

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