2023年11月26日(日)
旧羽島市庁舎の取り壊しに際して、坂倉準三氏に興味を持ちましたので読みました。

坂倉準三とはだれか
松隈 洋 (著)
出版社 ‏ : ‎ 王国社 (2011/3/1)
発売日 ‏ : ‎ 2011/3/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 219ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 486073050X
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4860730505


 

(「BOOK」データベースより引用)
坂倉のモダニズムは生きている。そこにはいつもゆったりと時間を過ごすことのできる空間に身をゆだねている人びとのおだやかな姿がある。
目次
序章 坂倉準三の求めたもの
第1章 モダニズムの降臨―坂倉準三と神奈川県立近代美術館
第2章 近代建築精神の遺産
第3章 ル・コルビュジエが蒔いた一粒の種子―“国立西洋美術館”にはじまる建築連鎖の物語
第4章 坂倉準三の建築―その都市と公共空間へのまなざし
第5章 坂倉準三の木造住宅 一九四一‐一九五五―その造形変遷から見えてくるこ

 

公共建築

岐阜市民会館

 

羽島市庁舎:役所的な堅苦しさを脱した造形感覚あふれる空間。どこか人を迎え入れる親密さを醸し出すデザイン。

 

最後に、こころに残った坂倉準三氏の言葉を引用します。

我々は、この長い人間の歴史という大リレー競技の中の一分担距離を走っているにすぎない。次の走者に間違いなくバトンを渡すべく一生懸命走らなければならない。