下眼瞼(下まぶた)のクマ取り、たるみ取り手術にはいくつかの方法がありますが、ご自身にはどの方法が向いているのかわからない方、この方法が適応だと間違って思われている方などが多くいらっしゃいます。そこで簡単にわかりやすくご説明したいと思います。

まず、下まぶたのクマ取り、たるみ取り手術を、大きく二つに分けると、皮膚を「切る方法」と「切らない方法」(あくまで皮膚は切らないという意味で、裏の結膜の部分には小切開は必要です)があります。ここでどちらを選択するかは大まかに以下の通りです。

 

・ふくらみや凹みだけで,たるみやしわがない方・・・切らない方法

・ふくらみや凹みだけでなく、たるみやしわがある(でそうな)方・・・切る方法

 

切らない方法は皮膚側(表側)を切らない結膜側脱脂、さらに裏ハムラ法というのがあります。

今回は、皮膚側(表側)を切る方法について説明いたします。

切る方法とはまつ毛の生え際のすぐ下を切開し、たるみやしわのある皮膚と眼輪筋を引き上げると同時に必要に応じて眼窩脂肪を処理する方法です。この眼窩脂肪をたるんだ余分なものとして適量を切除する方法は、美容外科が確立された、ずっと以前から行われてきた方法です。さらに、眼窩脂肪を適切な部位に再配置する方法がハムラ法(表ハムラ法)です。よく言われる”再配置”とはどういうことでしょうか。加齢によって出てきた目のふくらみ(baggy eye=目袋)は、決して眼窩脂肪が増えてきたのではなく、皮膚と筋肉のゆるみにより落ちてきた脂肪なので、必ずしも脂肪を取らなくてもいい場合もあり、むしろ脂肪のふくらみが目立つ部分とへこんでいる部分があれば、ふくらみの脂肪を取らずに、へこみに充填することで全体を平らにする考え方が、”脂肪の再配置”によるハムラ法(表から行うので表ハムラ法とも呼ばれています)です。

それでは、下眼瞼除皺手術(切るたるみ取り)の表ハムラ法を行わない場合と行う場合の具体的な症例をご紹介しましょう。

当院でも特に下眼瞼手術に十分な経験のあるドクターである、いわき院長の工藤勝秀先生と杉江善哉先生が担当されたモニター症例の方々です。


まずは、杉江先生が執刀された40代の女性です。

目袋が目立ちます。

この方は、たるみ取りに加えて脂肪除去(脱脂)が必要でしょうか、それとも脂肪の再配置を行うべきでしょうか。

 

矢印の部分に注目してください。

黄色い矢印がふくらんだ脂肪です。

オレンジ色の矢印部分は頬の骨とまぶたとの境目で、瞼頬溝(けんきょうこう)やTear trough(ティアトラフ)と言います。この方はTear troughはほぼ平らで、へこんでいるわけではありません。

 

斜めから見ると分かりやすいですが、目袋はふくらんでいますが、オレンジ色の矢印部分のTear troughは平らで、ほとんどへこんでいません。

よって、この方に必要な手術は、皮膚のたるみ取りと余分な脂肪の除去です。

 


手術前

            ダウン



手術後(5か月後)

目袋が平らになりとてもきれいです。

 

担当医:杉江善哉先生 

主な担当院:仙台院、盛岡院、八戸院

 

 

次に、工藤先生が担当された50代の女性です。

同様に目袋が目立ちますが、この方の場合はどの手術が適しているでしょう。

 

黄色いオレンジ色の矢印部分は脂肪でふくらんでいますが、赤い矢印のTear Torughはむしろへこんで見えませんか?

斜めから見てみましょう。

 

赤い矢印部分はかなりへこんでいますね。ですから、この方の場合は、皮膚のたるみ以外には、単に脂肪を取り除くのではなく、へこんだ部分に移動させて縫い付けることでふくらみとへこみの不均等さを平らにする表ハムラ法が適応になるわけです。

 

手術前

            ダウン



手術後(3カ月後)

とてもきれいに若返っています。

 

手術前

                  ダウン



手術後

ふくらみは減って、へこみは盛り上がることで、きれいに若々しくなりました。

 

担当医:工藤勝秀先生 

主な担当院:いわき院、仙台院、郡山院

 

ご希望の際は、ぜひ先生方をご指名ください。

 

下まぶたのたるみ取りの下眼瞼除皺術は日帰り手術で45~60分ほど、表ハムラ法は60~90分ほどです。リスクや合併症は瘢痕、外反、内出血、感染などです。

治療費用は除皺術(脱脂含む)は330,000円(税込)、表ハムラ法は385,000円(税込)です。

 

私どもの下まぶたの手術のページです。

http://www.keisei.ne.jp/futae/menomawari.html

 

 

タウン形成外科クリニック

 

 

 

二重まぶたの切開手術後に、広すぎる二重幅を狭くする修正手術を行っています。

 

50代の男性で、30年以上前に二重切開法を受け、広すぎた二重幅を気にされて脂肪注入や脂肪移植による修正手術を数回受けたり、余分な脂肪を再び除去したり、と修正手術を繰り返していくうちに、二重のラインの上にさらにラインができるという、いわゆる予定外線ができるようになってしまったとのことです。

 

 

 

なかなか困難な症例ですが、三重ライン(予定外線)の癒着を確実に剥離し、糸で再癒着が起きないようにする吊り上げ法を行いました。

 

手術前のデザインも含めて、結果をお見せいたします。

 

現在、一番狭い二重幅(紫色の点線)は中央で5㎜で、そのかなり上に予定外線(黒色の実線)があります。黒色の予定外線をなくし、紫色の点線で二重を安定させる手術を行いました。

 

 

修正手術前

            ダウン

 

修正手術後(4か月)

 

 

修正手術前

            ダウン

 

修正手術後(4か月)

 

予定外線はしっかりなくなっており、希望の二重ラインになっています。

 

 

この方のような二重まぶた切開後の幅を狭くする吊り上げ法の他院修正手術は、日帰り手術で局所麻酔、時間は60分ほどです。リスクや合併症は左右差、内出血、感染、瘢痕などです。

 

治療費用は修正内容により変わりますが、両目で550,000~660,000円です。

 

 

 

二重まぶたの他院修正はこちら

 

 

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10代の時に二重切開法と目頭切開を受けた20代後半の方です。

両目ともに目頭がやや開きすぎなのと、左目頭のラインのゆがみ(波打ち)が気になるというお悩みです。

 

 

目頭の開き過ぎについては、ご本人の主観の問題もあり、極めて不自然とまでは言えないかもしれませんが、左側は目頭部分がややえぐれたようになっていることと、あきらかに二重のラインが波打ち状にゆがんでいます。

 

V-Y法を利用した古川法による目頭修正手術で、手術中にご本人に鏡で確認していただきながら、左のえぐれた傷跡を隠し、ラインのゆがみも治し、右は左の形に合うように控えめにやや末広気味に戻しました。 

 

術後5か月経過の写真をお見せいたします。

 


修正手術前

            ダウン

 


修正手術後(5か月)

傷跡はしっかりと隠れ、ラインのゆがみもなくなり、自然な目元になりました。

 
 
 

修正手術前

            ダウン

 

修正手術後(5か月)

 

 
 

修正手術前

            ダウン

 

修正手術後(5か月)

斜めから見ると、より目立っていたゆがみが、修正手術により改善しています。

 

 

 

修正手術前

            ダウン

 

修正手術後(5か月)

 

 

目頭切開他院修正手術(古川法)は、日帰り手術で局所麻酔、時間は40~50分ほどです。

リスクや合併症は左右差、内出血、瘢痕などです。

治療費用は修正内容により変わりますが、この方の場合は片側なので440,000円(税込)です。

モニタ―(割引があります)ご希望の方はクリニックまでご相談ください。

 

 

目頭切開の他院修正はこちら

 

 

 

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下まぶた手術の合併症である外反や三白眼を植皮を用いて修正する手術を行っています。

 
今回の方は20代半ばの女性で、2年前に、他院でグラマラスライン形成(たれ目形成)手術、目頭切開、目尻切開を同時に受けられています。三白眼になり過ぎてしまったので、可能な限り元に戻したいというご希望です。
 

それほど重症とは言えませんが、三白眼は目立ちます。

 

グラマラスライン形成後の三白眼修正には、まずはまぶたの縁を下に引き下げている縫い付けを外すことが必須です。そのうえで、下まぶたを目尻に向かって斜め上に引き上げてに固定する方法(Lateral canthopexy)や、結膜側に粘膜を移植する方法をとる場合などがありますが、”表側の皮膚が切り取られて不足している”場合は、足りない皮膚を戻すしかありません。それが植皮法です。

 

この修正手術について、BR GINZA CLINICの野本先生からのご指名により、全日本病院出版会出版より私が直接依頼され、美容外科医、形成外科医のための教科書である「PEPARS」2024年9月号「下眼瞼の美容外科」に私が発表、解説しています。

 

Amazonでも購入できます。

 

この方の三白眼の修正手術についても、下まぶたの足りない皮膚を両側の上まぶたからそれぞれ採取して、植皮しました。
 
それでは、術後4か月後の結果をお見せいたします。

修正手術前

            ダウン

 

 

修正手術後(4カ月経過)

 

三白眼は改善しています。

植皮部に若干の段差は残っています。1年くらい経過するともっと目立たなくなっていきます。

 

 

修正手術前

            ダウン

 

修正手術後(4カ月経過)

 
 

修正手術前

            ダウン

 

修正手術後(4カ月経過)

 

 

下まぶたの他院術後外反修正手術(植皮)は、日帰り手術で局所麻酔で、時間は60~90分ほどです。

リスクや合併症は、つぎはぎ感が残る、瘢痕、内出血、感染などです。

治療費用の目安は、660,000~770,000円です。

 

私どものクリニックの他院術後の下まぶた修正手術に関するページです。

 

 

 

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5年前に切開法による二重埋没法と目頭切開を受けた20代半ばの方です。

右目頭の白くへこんだ傷跡が目立つというお悩みです。

 

 

白くテカっていてかなり目立つ傷跡です。

目の開きや二重の幅の左右差の影響もありますが、左は末広型なのに対して、右は平行型になっているのも気にされています。

 

私が行うV-Y法を利用した古川法で、いつものように手術中にご本人に鏡で確認していただきながら、傷跡をしっかり隠す手術を行いました。

 

術後4か月経過の写真をお見せいたします。

 


修正手術前

            ダウン

 


修正手術後(4か月)

目の開きと二重の幅の左右差もあるので、目頭の角度、カーブの左右差は少しありますが、末広型で傷跡もしっかり隠れています。

 
 

修正手術前

            ダウン

 

修正手術後(4か月)

 

 

修正手術前

            ダウン

 

修正手術後(4か月)

 

 

目頭切開他院修正手術(古川法)は、日帰り手術で局所麻酔、時間は40~50分ほどです。

リスクや合併症は左右差、内出血、瘢痕などです。

治療費用は修正内容により変わりますが、この方の場合は片側なので240,000円(税込)です。

モニタ―(割引があります)ご希望の方はクリニックまでご相談ください。

 

 

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