リアルタイム経済小説「極小企業」
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第18章 2011年03月03日

ソーシャルメディアを使ったマーケティング。

これが、彼らが出した一応の結論であった。

決して革新的でないが、資金に限りがある彼らが出来るもっとも効果的な手法であると考えたからだった。

ソーシャルメディア。ソーシャルネットワーク。

twitter,facebook,mixi,ブログ

数々のサービスが展開されている。

Myspaceからfacebookへのシェア移行を始めこの世界でも競争が激化している。

そんなSNSを使ったマーケティングをどうするのか。

数々の企業が取り組んでいる課題だ。

朝倉達は何か他と違った手法でSNSを活用したマーケティングをしたいと思っていた。

自分たちが楽しみながらしていることが人を通じて伝わっていく。それがSNSの魅力だろう。

「楽しさの伝播」

これが今から行うマーケティングの大きな鍵になる。


第17章 2011年02月末

とにかく楽しもう!

そう決意した朝倉は晴れやかな気持ちで日々を歩んでいた。

今まで感じていた、得体の知れない何か黒くて重い物を道ばたのどこかに運良く忘れてきた、そんな気持ちになっていた。

新事業の状況は決して芳しい物ではなく、苦戦が続いていたものの着実に小さなながらも一歩一歩前へ前進している手応えがあった。

そんな朝倉達が今抱えている問題は事業、商売の基本となるマーケティングについてだ。

彼らのような極上企業はどのようにマーケティングを行えばいいのか。

お金も、人も限られているこの状況で多くの人に知ってもらうにはどうしたらいいのだろう。

それを日々考えていた。

ある物は「ネットメイン」と言ったりある物は「古くからのビラまきなどの広告活動」といったりとまとまる兆しもなくそれを全て実行することは当然不可能だった。

さてどうしようか。

このような話をしているとまた、「楽しむ」ということが抜け落ちてしまいがちだ。

「楽しもう」と思って無理矢理楽しむわけではないが、本質的には自分のやりたいこと、好きなこと、楽しいと思うことをやっているのに目の前に現れる事柄は必ずしも楽しめることばかりではない。

そんなときにはやはり「楽しもう!」そんな気持ちを改めて思い出すことも必要なのだ、と朝倉は感じていた。

頭にいっぱい汗をかくことが今は必要なときだ。

その後、肉体で汗を流せばいい。

マーケティング・・・

アイデア・・・

楽しく・・・

そうして今日も日が暮れていった。

第16章 2011年02月12日

-無-の休日を明け朝倉は心なしかいつもより清々しい朝を迎えた。

空はいつもに増し深みがあり且つ透明感をもった色で街を包んでいる

その空に包まれて生活している人々もちょっぴり幸せそうに映っていた。

そんな、良い意味で浮ついた心で仕事を始めた。

サービスの状況は相変わらず、ぱっとしない。

でも、朝倉には明るい未来が控えてている事が決まっている様な気がしている

もちろん何か手を打たなければいけない

それがすぐに結果に結びつくとも限らない。

でも不安は今の彼にはみじんも無かった。

自信なのか楽観なのかはわからないがこれは良い傾向だろう

お客には商品やサービスの作り手の気持ちが伝わる

きっと素敵な商品やサービスはその作り手が素敵なのだ

作り手が楽しければきっとその利用者も楽しい

そんな気持ちの伝播が必ず存在する

理屈ではない、科学ではない

「何か」

がそこにはある。

それを朝倉はなぜか思った。

せっかくやるからにはおもいっきり楽しもうではないか!

仕事を「仕事」としてただこなしていても仕方ない

今日から、「仕事」は「遊び」だ

サラリーマンでなく起業を決意したとき朝倉はこう思った

「人は自分の人生の40年あまり、およそ半分の時間を仕事とともに過ごす」

「人の寿命は長くて100年、決して長くない」

「その長くない100年のうちの40年は短くない」

「自分の気持ちを欺いたり、不満を抱えて生きる時間は残されていない」

「おもいっきり自分の好きな事をしよう!」

「おもいっきり楽しもう」

そう想い起業を決意したのだ。

この心を忘れていた。

目の前の事に目を奪われがちだが自分にとっての-軸-は見失ってはいけない

遊ぼう。そして楽しもう。

そうすればきっと自分の周りもハッピーになる。

これこそ自分の目指す物なのだから。

社会をハッピーに。

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