第16章 2011年02月12日 | リアルタイム経済小説「極小企業」

第16章 2011年02月12日

-無-の休日を明け朝倉は心なしかいつもより清々しい朝を迎えた。

空はいつもに増し深みがあり且つ透明感をもった色で街を包んでいる

その空に包まれて生活している人々もちょっぴり幸せそうに映っていた。

そんな、良い意味で浮ついた心で仕事を始めた。

サービスの状況は相変わらず、ぱっとしない。

でも、朝倉には明るい未来が控えてている事が決まっている様な気がしている

もちろん何か手を打たなければいけない

それがすぐに結果に結びつくとも限らない。

でも不安は今の彼にはみじんも無かった。

自信なのか楽観なのかはわからないがこれは良い傾向だろう

お客には商品やサービスの作り手の気持ちが伝わる

きっと素敵な商品やサービスはその作り手が素敵なのだ

作り手が楽しければきっとその利用者も楽しい

そんな気持ちの伝播が必ず存在する

理屈ではない、科学ではない

「何か」

がそこにはある。

それを朝倉はなぜか思った。

せっかくやるからにはおもいっきり楽しもうではないか!

仕事を「仕事」としてただこなしていても仕方ない

今日から、「仕事」は「遊び」だ

サラリーマンでなく起業を決意したとき朝倉はこう思った

「人は自分の人生の40年あまり、およそ半分の時間を仕事とともに過ごす」

「人の寿命は長くて100年、決して長くない」

「その長くない100年のうちの40年は短くない」

「自分の気持ちを欺いたり、不満を抱えて生きる時間は残されていない」

「おもいっきり自分の好きな事をしよう!」

「おもいっきり楽しもう」

そう想い起業を決意したのだ。

この心を忘れていた。

目の前の事に目を奪われがちだが自分にとっての-軸-は見失ってはいけない

遊ぼう。そして楽しもう。

そうすればきっと自分の周りもハッピーになる。

これこそ自分の目指す物なのだから。

社会をハッピーに。