今日のシドニー・モーニング・ヘラルドの一面を飾ったのは、一年間に検死解剖に回った留学生(つまりは殺害されたか死因がはっきりしなかった留学生)の数が50人を上回るのを政府が隠していたというスクープ。(記事はこちら )同僚教官が教えてくれた。

自分が勉強したことさえもない科目を教えるのは無茶というものである。(当たり前か。)


試験問題は、私でも答えられるものにしておいたから、合格率は高くなるにちがいあるまい。大学は成績分布を気にするので、もしかしたら文句を言われるかもしれないが、文句があるなら専門を教えさせろと言いたい。(でも言えない。あぁ。)

抗うつ剤をエスシタロプラム(商品名レクサプロ)に変えてから、時々、薬を飲み忘れるようになった。あまり薬が欲しくならないということは、もしかして、うつがよくなったのかもしれないなどとのんきなことを考えていた。そうこうするうちに薬がなくなったのだが、あいにく処方箋をもらいにいくことができなかったので、五日ほど薬を買うことができなかった。


その結果、、、


服薬停止初日はなんでもなかった。


二日目、これまたなんでもなかった。


三日目。なんとなく死にたい気分になり、これはまずいと処方箋をもらいにクリニックに出かけた。しかし、医者には会えず、当然、処方箋も手に入らなかった。


四日目は、夕方まで起き上がれず、やっとの思いでクリニックに駆け込んだが、また医者には会えなかった。前日あたりから始まっていためまいがひどくなってきた。


五日目。もうどうにもならず、州立病院の精神科の救急に電話をして助けを求めたところ、精神科の看護士さんだかソーシャルワーカーさんだか知らないが、とにかく家まで駆けつけてきてくれた。面談は15分くらいだったのだが、その後、病院に帰って精神科の研修医をつかまえてくれたらしく、数時間後には、エスシタロプラムを届けてくれた。ありがたかった。


こうしてみると、薬を飲み忘れるようになった原因は、うつがよくなったからではなさそうである。どうやらエスシタロプラムは、体内に滞留する時間がシタロプラム(セレクサ)やゾロフトに比べると、だいぶ長いのだろう。

大学や学科によるんだけれども、オーストラリアでは、論文を査読ありのジャーナルに発表するとボーナスが支給されることになっているところが少なくない。私の勤務先も報奨金制度があって、今日は、その報奨金制度の対象となる論文のリストを提出するようにというメールがきた。


純正日本人の私などは、好きなことをしてお給料をいただけるだけでありがたいと考えてしまう。しかし、オーストラリア人にとっては、サラリーというのは従業員になったことに対する報酬に過ぎないようで、実際に仕事をしてほしければ、サラリーとはべつににんじんをぶら下げてもらわなければならないという人が多い。出版論分数は政府の大学補助金配分の基礎資料なので、大学としては、なんとしても教官に論文を書いてもらわなければ困る。そこで論文一本いくら(数百ドルから数千ドル)の報奨金である。


他人事ながら、オーストラリア人を雇わなければならない人たちって、たいへんだろうなぁと思ってしまう。しかし、そんなオーストラリア人のおかげで私もボーナスにありつけるわけだから、べつに文句はないのであった。

時間割の作成というのはなかなか難しいものらしい。


担当者の勤務時間と教室の空きと受講学生数と講義に必要な設備の所在をかみあわせるだけでもたいへんそうだが、ここ、オーストラリアではそれに学内政治の駆け引きがくわわる。いったん発表された時間割がそのまま採用になることはまずありえず、あちこちからのクレームやら圧力やらによって変更が余儀なくされる。一コマかわると、それがドミノ倒し式にほかの科目に影響する。なので、いつどこで講義するべきかは、学期が始まってしばらくしてからでないとわからない。


さて、本日は、今学期の時間割(最終版)とやらが発表になった。なんと、私は同じ曜日の同じ時間帯に二つのまったく違うビルにある教室で講義をすることになっていた。さすがにちょっとビックリした。

日本の大学の教官はふつう自分の専門とする科目の講義を担当する。基礎科目などは持ち回りで担当するのかもしれないが、基礎科目というのはようするに専門科目の基礎部分なわけで、どの先生にとっても専門(の一部)であるといえる。


オーストラリアの大学では、講義を担当している教官の専門が担当科目とオーバーラップしないことが少なくない。私の所属する学科などでは、自分の専門とは無関係の講義を担当するほうがふつうなくらいである。大学の教官紹介のページを見ると、リサーチ・イントレストとティーティング・イントレストという二つの項目があったりするのはそういう理由からである。


そんな情況なので、専門外の科目を担当することに疑問も抵抗もないのだが、今年はよりによって、かつて見たことも聞いたこともない科目を担当することになった。どうやら今年は文字通り、学生さんといっしょに勉強していくことになりそうである。

精神科医にエフェクソーはどうかと聞かれたので、


「頭痛と吐き気は一週間くらいでなくなったものの、やたらに眠くなって何もできない。かと思ったら不安にパニックまできて、そのうえ二回ほど死にたくなった」


と答えたところ、あっけなく薬が変更になった。当然か。


今度はエスシタロプラム(この国での商品名はレクサプロ)だそうだ。SSRIに逆戻りである。シタロプラム(セレクサ)は気に入っていたので、その改良版であるエスシタロプラムには抵抗を感じない。それだけでなんとなく効きそうな気がするのだがどうだろう。

SNRIエフェクソーのことを嫌いな人は、サイド・エフェクソー(副作用の意のサイド・エフェクトのもじり)というくらい、副作用の多いエフェクソー。頭痛、胃のもたれ、便秘、手の振るえあたりがよくある副作用だそうだけれど、私はパニックが起きた。これじゃあ、飲み始める前より悪いじゃないか。

クリスマスの直前に政府に上程された大学教育改革案で、大規模大学も例外としない大学統廃合が勧告されたので、大学関係の友人知人のクリスマスの話題は、いったいどことどこがくっつくかという下馬評だった。

タイの入管の収容センター、つまりは拘置所に収容されているオーストラリア人が、オーストラリアに帰るよりタイで勾留されているほうがいいと言っているというニュースが報道された(ニュースはこちら )!


オーストラリアをとくにいいところだと思ったことはないが、しかし、監獄のほうがましというほどひどくはないんじゃなかろうか???