大学や学科によるんだけれども、オーストラリアでは、論文を査読ありのジャーナルに発表するとボーナスが支給されることになっているところが少なくない。私の勤務先も報奨金制度があって、今日は、その報奨金制度の対象となる論文のリストを提出するようにというメールがきた。
純正日本人の私などは、好きなことをしてお給料をいただけるだけでありがたいと考えてしまう。しかし、オーストラリア人にとっては、サラリーというのは従業員になったことに対する報酬に過ぎないようで、実際に仕事をしてほしければ、サラリーとはべつににんじんをぶら下げてもらわなければならないという人が多い。出版論分数は政府の大学補助金配分の基礎資料なので、大学としては、なんとしても教官に論文を書いてもらわなければ困る。そこで論文一本いくら(数百ドルから数千ドル)の報奨金である。
他人事ながら、オーストラリア人を雇わなければならない人たちって、たいへんだろうなぁと思ってしまう。しかし、そんなオーストラリア人のおかげで私もボーナスにありつけるわけだから、べつに文句はないのであった。