日本の大学の教官はふつう自分の専門とする科目の講義を担当する。基礎科目などは持ち回りで担当するのかもしれないが、基礎科目というのはようするに専門科目の基礎部分なわけで、どの先生にとっても専門(の一部)であるといえる。
オーストラリアの大学では、講義を担当している教官の専門が担当科目とオーバーラップしないことが少なくない。私の所属する学科などでは、自分の専門とは無関係の講義を担当するほうがふつうなくらいである。大学の教官紹介のページを見ると、リサーチ・イントレストとティーティング・イントレストという二つの項目があったりするのはそういう理由からである。
そんな情況なので、専門外の科目を担当することに疑問も抵抗もないのだが、今年はよりによって、かつて見たことも聞いたこともない科目を担当することになった。どうやら今年は文字通り、学生さんといっしょに勉強していくことになりそうである。