足尾線 (栃木県/間藤-足尾本山) 前編
【開業】1914年(大正3年)11月1日 【廃止】1989年(平成元年)3月29日
【魅力】比較的判り易く辿ることの出来る廃線跡。特に間藤駅を出てすぐの
廃線跡は「これぞ廃線跡」と言える。ただその後は橋梁等があり注意が必要。
【訪問日】08.05.24
●今回の訪問地は「足尾銅山」で有名な栃木県日光市足尾町。
そして廃線跡は「わたらせ渓谷鉄道」、「間藤駅」より北側の部分です。
この「わたらせ渓谷鉄道」、ピンと来た方も多いかと思いますが、
そうです、森高千里(若い方はあややかな?)の「渡良瀬川」のわたらせです。
「わたらせ渓谷鉄道」は間藤が最北端の駅となっていますが、
1987年以前は約1.9km先の「足尾本山駅」まで貨物線として利用されていました。
今回はこの廃止から約20年経った「足尾-足尾本山」区間へと足を伸ばしてきました。
攻略は比較的容易でしたが、橋梁部分は恐かったですね。

今回はマイカーを使い、東北道を北上し日光を経由しての間藤入り。
奥に見えるのは「わたらせ渓谷鉄道」の車両です。

こちらは間藤駅から廃止区間を撮影。今は使うことの無い勾配標が
妙に綺麗なのが気になりますが、その他は良い雰囲気を出してます。

こちらは終点を示す「車止め」から間藤駅を撮影。ちなみに写真に

さぁ、車止めを越して早速先へ進むことにします。
するといきなり痕跡発見。信号機の制御ボックスでしょうか。

この切り通しにこの曲線と草木の生え具合。これぞ「廃線跡」の理想的構図です。

この切り通しにこの直線と草木の生え具合。これぞ「廃線跡」の理想的構図です。

と、廃線跡の雰囲気に酔っていたら崩落により一部線路を

すると突然線路分断。でもこの「途切れた線路」も絵になるものです。

そしてすぐ脇には古く錆び付いた踏切が。ただこれで
遮断機が付いていれば「現役」と言われても分からないかも。

そして踏切からごく僅かのところに「橋梁」発見。下を流れるは渡良瀬川。

暫く進むと、ご覧のように草が生い茂り先へ進むことが困難に

時折廃線跡へ入り探索を行うことにしました。しかしこのコンクリートを

前方に短いガーター橋を発見。ナイスな味付けです。

脇へ移動し横から撮影。「廃線跡」丸出しでタマらない映像です。

間から覗いてみました。写真からは判りにくいと思いますが、
こんな短い橋でも結構高くて恐いものです。
前編は以上です。後編ではこの先、「足尾本山駅」を目指し進むことに
駅手前の「橋梁」などの見所をUPします。
足尾線 (栃木県/間藤-足尾本山) 後編

これでは進めませんって。この区間は仕方ありません、スルーします。


しかしこんな対処の仕方で良いんですね。ま、廃線だからね。

サクサク進むことにします。眼前にトンネルが見えてきました。

草が邪魔して素晴らしいトンネルが・・・もう少し右に行くべきでした。泣


露出しています。補強のためにコンクリートを被せたのでしょうか?


しかし今にも向こうから列車が"ゴォーッ"と走って来そうな感じです。

と、その前に、また大きなイベントがあるのでした。最後の橋梁超えです。


無理して入って通報されても困るしね、諦めて外から眺めることにします。


このカメラではこれ以上寄れませんでした。うーん、行きたいなぁ。

「何?あのハゲ山は?」 やはりまだアノ影響が残っているのでしょうか?

鉱山の稼働&停止の比較でもあります。でも殆ど変わりませんね。
また本来、この橋を渡っていればもう一つトンネルを拝めた筈で、
またこの時には行かなかったのですが、この奥には鉱山の
井川線旧線1 (静岡県/川根市代-川根唐沢)
【開業】1935年(昭和10年)3月20日 【廃止】1990年(平成2年)10月2日
【魅力】長島ダム建設のため新線の架け替えにより廃止となった。ダムの水位が下がると
●今回の訪問ファイルですが、実は完全な「廃線跡巡り」の目的では無く、
あくまで旅行として訪問したものでした。ただ事前の調査で何ヶ所か廃線跡も
1泊2日の旅となり天気は両日ともほぼ良好、
タップリと息抜きの出来た旅行でした。まずは一日目からです。

まずは「新金谷駅」正面にある「PLAZA LOCO」より。レトロ感アリアリの

次は駅へ行き、【SL】で次の目的地「千頭(せんず)」を目指します。
実はこのSL、ワタクシ初体験でして子供のようにドキドキでした。A(^^;

世界最速だと信じてました。笑 写真は千頭方面で、良い景色です。

来ました来ました、「世界最速」の乗り物が。笑 しかしススの噂は聞いてましたが
ホントなんですねー。ニオイもするし。でもその車内でお弁当を食べました。^^
(新金谷から千頭まで頼むことができます)により到着していた自車で宿を目指します。
それにしても噂には聞いていましたが、本当に景色の良いところでした。
詳しくは触れませんでしたが説明すると、本日利用した路線は「大井川本線」で、
明日利用する路線、千頭⇔井川間が「大井川鉄道・井川線」となります。
そして個人的にですが、この地のメインは「井川線」だと思っております。
絶景の数々で難所を通る列車、オマケに廃線跡、もうタマランとです(笑)。
ちなみにもうひとつ、この「井川線」は別名「南アルプスあぷとライン」とも呼ばれています。
この「あぷと」という言葉、実は以前に載せた碓氷峠でも登場しました。
その写真は こちら です。アプト式とは簡単に言えば急勾配を列車が登れないため、
レールにギアを埋め込みそのギアを絡ませながら登っていくという方式です。
この方法をかつては碓氷峠も採用していたのです。
そして現在、日本で採用しているのはここだけです。

「寸又峡(すまたきょう)」にある旅館で一泊し翌日再び千頭駅です。

さぁ、コレに乗って出発です。写真では判り辛いかと思いますが、
随分と小型の車両です。そう、人はこれを「トロッコ列車」と呼びます。
そしてこの井川線へ乗車、終点「井川駅」を目指す訳ですが、
「行き」は景色を堪能しながら動画の撮影に集中することにしたため、
「プライベート」な写真以外はありません。^^; ということで、

イキナリ瞬間移動し(笑) 終点「井川駅」へ到着です。写真は井川ダム。

井川駅です。実はこの先にはもうひとつ、かつて「堂平駅」という貨物駅が

その血が騒ぐ理由がもう一つ、コイツのせい。このトンネルの先が

名残惜しく何度も振り返ります(笑)。半分はこういうのが
見たくて来たワケですからね。「いつかは行ってやるぞ!」

写真は井川ダムの人口湖、「井川湖」です。そしてまさにこの写真の

さぁ場面は変わり帰りの景色です。写真は「関の沢橋梁」。
高さは100mで日本第2位だとか。サービスしなくてもいい(笑)徐行をします。

こちらは画像にもあるように「奥大井湖上駅」。ダムの中心に
「お台場」よりも先に付いたそうです。「こっちが先なのに・・・」と、

車掌さんが少々怒ってました(笑)。元々はこの駅、長島ダムという建設に
画像は1976年、ダム建設前の風景と建設後・現在との比較です。

出ました。同駅正面、海面の向こうにありましたよ、廃線跡が。
このように周辺には水没のため廃線となった場所がいくつかあります。

そして奥大井湖上駅を出発し千頭方面へ向かい少々すると、

こちらはかなりの距離からアップで撮ったのでボケてますが、湖面の

新線付け替えのため廃線となったもの。この先、気になりますねぇ。
ということで、何ひとつとして「近くで」見ることの出来なかった廃線跡
しかし廃線は残念でしたが、見所の多さには驚きました。
よくぞ「あんな山の中に鉄路をひいたな」というのが率直な感想です。
とにかく山奥に行けばいくほど、片側は常に断崖絶壁なんですゎ。
ゆっくり走る「ジェットコースター」みたいなモンです。
ただその分、車窓を流れる景色に目を奪われること間違い無しだと
井川線旧線2 (静岡県/川根市代-堂平) その1
● 前回の訪問 は、あくまで観光として訪問したため、各所に存在した
ナント前日は 3月にしては非常に珍しい大雨。当日午前中にもその雨が
ここで少々タネ明かしをしますが、この雨でこれから向かう長島ダムの
まずは番外編、金屋駅近くにあるトンネルの探索(牧の原トンネル)からご覧下さい。

やって来たのは「牧の原トンネル」菊川方。4本中の一番北側は現在
使われていないそうなのですが・・・この左側のスペースがそのようです。

1980年頃、「老朽化により北側のトンネルを廃棄した」とのことです。
地図で確認してみると、一本分空いているのが分かるかと思います。

それがあのトンネルのようです。一目瞭然ですね。当然入りたかったのですが、

反対側は閉塞しているという情報、どこまで行けるかも確認したくて、
ホントに入りたかったです。降り続く雨も断念する一因でした。

そしてその閉塞していると言われる反対側(東側)へ移動来ました。
「コレか・・・」。素晴らしいトンネルじゃないですか。

アップです。少々ボケてしまいましたが、完璧に閉塞しているようです。
斜めの線はもちろん雨。カメラも濡らしてはいけないし面倒な雨です。
ということで、番外「牧の原トンネル」編は終了、
本題の「井川線旧線」探索へ入りたいと思います。
付け替え区間は「アプトいちしろ駅(旧 川根市代駅)」から
「接岨峡温泉駅(旧 川根長島駅)」までの 5.6kmです。
場面はここからスタートします。

「アプトいちしろ駅」到着手前で絶景ポイントを見つけ撮影。
「アプトいちしろ⇔長島ダム」間、急勾配のアプト区間です。
画像では分かり辛いのですが、相当登って(90‰)ますね。

ちなみに「アプト」とは急勾配で歯車の力を借りて坂道を登る方法です。
碓氷峠でも登場しましたね。と、言っているうちに到着しました。
「アプトいちしろ駅」に到着です。たまたま牽引車が停まっていました。

駅南側(千頭方面)の「15番トンネル」入口です。ここが新線と旧線の
実は現在の「アプトいちしろ駅」となる前の「川根市代駅」は少々南の・・・

この辺りにありました。よってここはもう廃線跡、同様にこのトンネルも
「旧 16番トンネル」となります。ちなみにトンネル内は整備され
歩けるようになってます。ただし照明設備は無いのでご注意を。

「旧駅時代」の駅名標が残っていました。なかなか味なことをしてくれますね。
次は「かわねからさわ(川根唐沢)駅」ですか。もちろん今は廃駅です。

そろそろ移動しましょう。「旧 16番トンネル」入口です。
このトンネルを抜けると廃駅、「川根唐沢駅」がありました。

トンネル内に入り振り返って撮影。繰り返しになりますが、
「川根市代駅」はこの「15番トンネル」と「旧 16番トンネル」の間にありました。

では進みましょう。途中からご覧のように「素掘り」です。ちなみに下の光は

ってか、180度って「直線」ですよね?うーん、鉄道標識はムズい。。。
※「かつお様」よりご指摘頂き、180とは角度ではなく半径でした。
ご指摘有難うございました。

「川根唐沢駅」でしたが、実は現在は「キャンプ場」となっています。
次回は「旧 17番トンネル」「旧 18番トンネル」を含む「長島ダム」周辺の探索編です。
井川線旧線2 (静岡県/川根市代-堂平) その2
山岳地方のせいか風も強くなり始めコンディションは最悪でした。

「旧 16番トンネル」を振り返って撮影。画像では分かり辛いのですが
風が強く横殴りの雨で、本当にイライラしました。

ふと右を見れば新線(現在線)の急勾配が対岸を走っていました。
さすがアプト区間、僅かな距離でもう随分と高度を稼いだようです。

この辺りのどこかに「川根唐沢駅」があったと思われます。

結局「川根唐沢駅」の遺構は一切発見出来ませんでした。では次の目的地、
「旧 17番トンネル」へ向かいます。トンネルはすぐに見つかりました。

「旧 17番トンネル」内です。すぐ出口に近づいて来ましたが、
何かヘンですね。階段らしきものが見えます。

出ました。右へ登る階段でした。恐らく地形から右へ折れる
線路だったと思われますが、当時の面影は全くありませんでした。

長島ダムへ向かう途中の橋の上より。注目は画像左下。前回では

アップにしてみました。ちなみに「長島ダム」サイト内の「ダムができるまで」には、
この長島ダムの駐車場手間には柵が儲けてあります。
理由は、シカなどの野生動物の侵入を防ぐための柵なのです。
ということなの開けたらちゃんと閉めましょうね(笑)。

長島ダムです。下へ降りてきました。しかし「ビル風」ならぬ
「ダム風」が物凄いんです。 しつこく降り続く雨も加わって最悪でした。

そして遂に「旧 18番トンネル」到着です。ウラ側はこうなっていました。
もちろん、この部分はダム建設とともに整備されたものでしょう。

短いトンネルですが中にはこんなものが。意味は・・・判りません。^^;

さぁ、長年待ち望んだ物件と遂にご対面です(笑)。

抜けました。遠くから眺めていただけの物件が遂に目の前に・・・感動です。

ふと見上げればかなり高い所を走るアプト牽引車が。
「アプトいちしろ駅(左方向)」へ帰るところでしょう。

使いふるされた感じがしないので「未成トンネル」の気がしないでも
場所は「県道 388号線」、「長島ダム駅」を過ぎ、一つ目のトンネルを過ぎた