P.455 ゴドリックの谷


UK版P.255 Godric's Hollow


1巻に名前が登場して以来、「ゴドリックの谷」と呼ばれてきたハリーの故郷。

7巻で、郵便局や教会、田園まである普通の村であることが判明した。


でも、ゴドリックの谷としてしまうとそういう名前の谷みたいじゃない?

これが村の名前であることは、作者の公式ホームページのFAQで、何年も前から明らかにされて

いたそうな。だったら「ゴドリックス・ホロウ」などと訳すべきではないか?

つまり Newcastle を ニュー城って訳しているような気がするよ。東京は世界でどこにいっても

TOKYOなわけだし。East City とは訳されないじゃん?


ちなみにジョニー・デップ主演の「スリーピー・ホロウ」は、W・アーヴィングの名作伝奇小説

「スリーピー・ホロウの伝説」が原作で、あれも村の名です。


P.466 には魔法使いが住む集落が紹介されている。

ティンワース (UK版P.261 Tinworth )

アッパー・フラグリー ( Upper Flagley )

オッタリー・セント・キャッチポール ( Ottery St Catchpole )


どれも訳していないのに、なぜゴドリックの谷?


◆さらにこのP.466には聚落(しゅうらく)という言葉が出てくる(hamlets)

さらに2行後には集落(しゅうらく)が出てくる。(homes)英語が違うから変えたのかもしれないけど、

聚落なんて常用じゃない漢字をあえて使わなくてもいいと思う。




ちょっと戻って、


P.414 ハリーとロンは、キャンプしたことがわかるような跡を地上から消した。


UK版P.234 while Harry and Ron obliterated all the marks and impressions on the

ground that might show they had camped there.


これを読んだとき、3人は敵からの逃避行なのでキャンプしたって言い方もどうかな?と思った。

どうしても夏休みのキャンプみたいなのを思い出す。

でも、自衛隊とかでもキャンプっていうし、野営って感じでもないからなーとスルーした。


ところが。


P.424 毎朝、野宿の跡を残さないように消し去ってから、


UK版P.239 Every morning they made sure that they had removed all clues to

their pretence,


P.457 二人は、いつもなら野宿を引き払っていたであろう時間より、


UK版P.256 ...after they would usually have departed their campsite.


と、いつのまにか野宿になっていたんだな。野宿?って屋根ないとこじゃない?って思って。

辞書で調べたら、やっぱり”野外に寝て夜を明かすこと(大辞泉)”とある。テントがあるし、

キッチンやバスルームもついてるんだからちょっと野宿のイメージと違うんじゃないかな?


試訳:ハリーとロンは、ここで三人がテントを張ったと分かるような痕跡全てを地面から

消した。


試訳:毎朝、自分たちの存在の手がかりとなるものを全て消したことを確認してから、


試訳:二人は、いつもならテントを張った場所(キャンプ地、滞在地)から移動を始めていた

時間より、


最後はちょっとぎこちないか。


ぶーぶー


P.535 自分たちが野宿をしている場所の


UK版P.299 where they are camping


やはり野宿になってます。



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P.459 フィニアスは、自分が学校を牛耳って以来のスリザリン出身の校長を崇めていた

ので、スネイプを批判したり、校長に関する生意気な質問をしたりしないように気をつけ

ないと、たちまち肖像画から姿を消してしまうのだった。


校長だった時のことをさして牛耳るって言い方は、ちょっと悪役っぽいというか。辞書でみたら、

牛耳るは「団体や組織を支配し、思いのままに動かす」とあるから、あながち間違いではないけど。

それから、校長とスネイプは同一人物なのに、この書き方では散漫というか。


UK版P.257 He venerated Snape, the first Slytherin Headmaster since he himself

had controlled the school, and they had to be careful not to criticise, or ask

impertinent questions about Snape, or Phineas Nigellus would instantly leave

his painting.


試訳:フィニアスは、自身が学校を管理して以来初となるスリザリン出身の校長スネイプに

敬意を払っていたので、二人はスネイプを批判したり、スネイプに関する不適切な質問を

しないよう気をつけた。さもないと、フィニアスは瞬時に肖像画から姿を消してしまうのだった。


あー。スネイプ3連発になってもーた。


試訳:フィニアスは、自身が学校を管理して以来初となるスリザリン出身の校長スネイプを

敬意を払っていたので、二人はスネイプに関する不適切な質問や批判をしないように気を

つけた。さもないと、フィニアスは瞬時に肖像画から姿を消してしまうのだった。



ハートスペードダイヤクラブ


P.461 イギリス南部・・・スコットランドの湖


UK版P.258 the south of England... a Scottish loch


国中を転々としている描写なんだけど。こういう場合、イングランドがイギリスになるのは仕方ない

のかな?でも、続きにスコットランドが出てくるので、私的には違和感だなー。


P.261 には魔法史の文章の中に the south coast of England (UK版P.261)が南部海岸沿いと

訳されている。ここも魔法使いの住む村の紹介でいろんな地方が紹介されている。

なぜかそのあとは英国西部地方ってなってるんだな。( the West Country )

ぶーぶー


P.461 イギリス南部だけに留まれるなら、せいぜい霜くらいが最大の問題だったが、

一カ所にあまり長く滞在することはとうていできず、あちらこちらをジグザグに渡り歩いた

ため、二人は大変な目に遭った。


UK版P.258 They did not dare remain in any area too long, so rather than

staying in the south of England, where a hard ground frost was the worst

worries, they continued to meander up and down the country,


問題ないかもしれないけど、読みにくいし、微妙に違うと思ったので。

meander は曲がりくねって歩くと辞書にあるから、ジグザグにしたのかもしれないけど、

ニュアンスは違う気がするよ。


試訳:二人は、どの場所にもあまり長く滞在することはとうてい出来なかった。最大の心配

は、霜が降りて硬くなった地面ぐらいのイングランド南部にさえ留まらず、国中をあてどなく

渡り歩いた。


ぶーぶー


さらにその続き。


P.461 あるときは霙(みぞれとルビ)が山腹に張ったテントを打ち、あるときは広大な湿原

で冷たい水がテントを水浸しにした。また、スコットランドの湖の真ん中にある小島では、

一夜にしてテントの半分が雪に埋もれた。


あるときは、あるときはってするなら、同じ語順にするとかうまいこと韻をふむとかすればいいのに。

ここの braving二人は大変な目に遭った。と訳されているんだね。


UK版P.258 braving a mountainside, where sleet pounded the tent, a wide flat

marsh, where the tent was flooded with chill water, and a tiny island in the

middle of a Scottish loch, where snow half buried the tent in night.


試訳:果敢にも山腹に挑めば、みぞれが激しくテントをたたき、広大な湿原では冷たい水が

テントを水浸しにした。また、スコットランドの湖の中ほどにある小島では、一夜にして

テントの半分が雪に埋もれた。



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P.465 「あのね、あの村は、彼の名前を取って命名されたの。そういう結びつきだっていう

ことに、あなたが気づいたのかと思ったのに」


UK版P.260 ' Well, as the village is named after him, I'd have thought you might

have made the connetion, '

原書みて、ちょっと違う?と思った。


試訳:「あのね、あの村は、彼にちなんで名付けられたの。あなたはそれを結びつけて

考えたのかと思ったのに」


あれ?同じか?

ここ数ページ、ハーマイオニーは彼ってよく使う。彼はあえて使わないようにしてるんでは?



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P.466 彼らは、寛容な、または『錯乱の呪文』にかけられたマグルたちとともに暮らしてきた。



UK版P.261 who lived alongside tolerant and sometimes Confunded Muggles.


魔法史の一節に、ゴドリックス・ホロウのようなところでは、魔法使いがマグルと共存していることを

説明している。 Confunded とは、Confundus Charm という魔法にかけられた状態で、

嘘や幻が真実だと確信してしまうようだ。元になったのは、ラテン語の confundo(「当惑させる」「まご

つかせる」の意)と言われており、英語の confound も同様の意味を持つ。


魔法使いは同じ村で暮らしているマグルにこのような魔法をかけ、自分たちの正体を隠しているの

だろう。それなのに「錯乱」というのは、人が自分の判断に自信がなくなり混乱して取り乱している

ことを言うので、おかしい。
ここは「幻惑呪文」、「錯覚呪文」などとした方がいいのではないか。


試訳:彼らが共に暮らしてきたのは寛容な、ときには『錯覚呪文』にかけられたマグルたち

だった。


同じ魔法はP.10にも出てくる。



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P.467 きわどかった。ハーマイオニーは、ロンの名前が見え隠れするのに気づいていた。

ハリーは先を急いだ。


ロンが出て行ってしまった後。ハリーはロンの名前を出したくなてロンの大おばの名を出す時に

ジニーの大おばさんと言ったハリー。その直後の表現なのだが、いきなりきわどかったってのも

意味わからないなーと。ハーマイオニーがロンのことを思い出すんじゃないかって、ひやっとした

瞬間なんだろうから、意味的にはきわどいでもいいのかもしれないけど…。


UK版P.262 It was sticky moment: Harry knew that she had sensed Ron's name in

the offing. He rashed on.


sticky はねばねばするとかいう意味の他にやっかいな、面倒なという意味もある。

in the offing 近い未来に、やがて起こりそうな。


試訳:面倒なことになりそうな瞬間だった。ハーマイオニーは、ロンの名(が隠れていること)

にすぐに気付くだろう。ハリーは先を急いだ。



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P.461 ハーマイオニーが突然息を飲んだ。あまりの大げさな驚きように、ハリーは腸(はら

わたとルビ)が飛び出しそうになった。


腸が飛び出すなんてあまり聞かないなと思って、検索かけてみたら病気しかヒットしなかったよ。

腸が飛び出す重傷とか、脱腸とか。


UK版P.262 She gasped so dramatically that Harry's insides turned over.


試訳:ハーマイオニーが(突然)息を飲んだ。あまりにも大げさだったので、ハリーは胃が

口から飛び出しそうになった。or 胃がひっくり返りそうになった。



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P.468 ハーマイオニー説に疑義(ぎぎとルビ)を差し挟むべきときではない。


なんでこんな難しい言い回し?


UK版P.262 Now, was not the moment to cast doubt on Hermione's theory,


試訳:ハーマイオニーの説を疑う時ではない。



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P.470 心臓が喉元で激しく打つのを感じながら、


直訳なんだろうけど、日本語ではこういう言い回しないから、せめて

まるで心臓が喉元で激しく脈打っているかのように感じながら、とかってした方がよくない?


UK版P.264 Heart beating in his throat,


試訳:のど元が脈打つのを感じながら、鼓動ののど元に感じながら、



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P.474 墓地の入口には、一人ずつ入る狭い小開き門があった。


UK版P.266 There was a kissing gate at the entrance to graveyard.


小開き門なんて耳慣れないなと思って、yahoo で検索したら!何と6件しかヒットしなかった。

元は kissing gate で、一人しか通れない小さい門のこと。説明してるんだから

狭い門とか小さい門とかでいいのにね。



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ささいなことだけど。P.474 からの墓地でのシーン。墓石のルビがぼせきだったり、はかいしだった

り。あえてかえるほどのものか?それとも深い意図があるのか?

P.474 6行目 ぼせき

11行目 はかいし

15行目 ルビなし

P.475 1行目 ルビなし

P.476 2行目 はかいし

   13行目 ルビなし

P.477 9行目 ルビなし

P.478 15行目 ぼせき



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P.474 「声を低くしてちょうだい」ハーマイオニーが哀願した。


UK版P.266 ' Keep your voice down, ' Hermione begged him.


間違ってないけど、哀願するというのは…。微妙に違う気も。頼んだとかじゃダメ?

ちなみに国語辞典では、同情心に訴えて願うとあるし。


ぶーぶー


そんなわけで、その続きなんだは


P.474 雪に黒い溝を穿ち、屈み込んでは古い墓石に刻まれた文字を判読しながら、


UK版P.266 gouging dark tracks into the snow behind them, stooping to peer at

the words on old headstones,


gouging はえぐりだすとかいう意味だから、雪に黒い溝を穿ちで間違ってないと思うけど。

分かりにくいっていうか。雪の上に黒い足跡を刻みながら、とかじゃダメなのかな?












個人的に気になったのだが。


P.440 「ブラック教授?お願いですから、お話しできませんか?どうぞお願いします」

「『どうぞ』は常に役に立つ」


UK版P.247 ' Professor Black ? Please could we talk to you ? Please ? '

' " Please " always helps, '


日本語訳だとちょっとおかしいと思った。ハーマイオニーがフィニアス・ナイジェラスを肖像画に

呼び出そうとして、敬意を払って呼びかけるシーン。彼はもともと協力的ではないので、最後にもう

一回 Please をつけて呼びかけている。その台詞を皮肉ったのが次の台詞。私は、細かい英語の

イギリス人同士のニュアンスはわからないけど、please をつけられたら断れませんよってこと

だよね?

でもさー、日本語のこの訳の場合、どうぞをつけたら必ずしも役に立つとは思えないっていうか…。


試訳:「ブラック教授?(お願いですから)お話しできますか?お願いします」

「『お願いします』は常に役に立つ」


の方がよいかと思ったんだけど。

ちなみにいつのまにか Professor 教授と訳されてるんだね。先生だったような。


P.444にももう一度「どうぞ」のやりとりが出てくる。



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P.441 フィニアス・ナイジェラスは、ハリーの姿をなんとか見ようとして、こんどは頭を

いろいろな角度に動かしながら言った。

「そうだ。あのばかな女の子は、まったくもって愚かしい行動を取った――」


UK版P.248 said Phineas Nigellus, now turning his head this way and that in an

effort to catch sight of Harry, 'yes, That silly girl acted most unwisely there - '


turning his head this way は、頭をいろいろな角度に動かしながらでいいのだろうか?

ハリーの声のする方向に向けたのではない?


それからかつて校長を務めた人が、生徒を女の子なんて言い方をするだろうか?girl だから間違い

ではないかもしれないが、女子、あるいは女子生徒っって言う気がするよ。


ぶーぶー


P.441 フィニアスはあちこちと首を回した。


UK版P.248 he asked, turning his head from side to side.


これならまだ分かるけど。でもあちこちとじゃなくあちこちへ、あちこちへとじゃないかと思った。



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P.441 フィニアス・ナイジェラスは、人を食ったような眉をピクリと上げた。


人を食ったような眉ってあり?

人を食うは、大辞泉によると”人を人とも思わない、ずうずうしい態度や言動をする。

「何とも―・った話だ」”とある。人を食ったような態度、人を食ったような笑みとかなら聞いたこと

あるけど…。人を食ったように眉を上げたならいいのか?あるいは眉を上げて人を食ったような

表情を浮かべたとか?


UK版P.248 Phineas Nigellus raised supercilious eyebrows.


supercilious は尊大な、横柄な、高慢なとかだから。形容詞なんだけど副詞みたくしてもいい

のかなー?


試訳:フィニアス・ナイジェラスは、尊大に眉を上げてみせた。



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P.444 「グリフィンドールの剣が最後にケースから出るのを見たのは、たしか、ダンブルドア

校長が指輪を開くために使用したときだ」


指輪を開くって。こういう言い方もありかな?なんて思ったりもしたけど…。これはホークラックスの

指輪のことで。ホークラックスを破壊することを開くっていうって設定ならいいのかな。


UK版P.250 ' I believe that the last time I saw the sword of Gryffindor leave its

case was when Professor Dumbledore used it to break open a ring '


試訳:「グリフィンドールの剣がケースから出されるのを最後に見たのは、ダンブルドア

教授が指輪を破壊する(割る?)ために使用したときだ」



ハートスペードダイヤクラブ


P.444 「では、さらばだ」

フィニアスはやや皮肉な捨て科白を残して、まさに姿を消そうとした。まだ見えている

帽子のつばの端に向かって、ハリーが突然叫んだ。


なぜこの台詞が、やや皮肉な捨て科白なのか?と疑問を持って原書を見たら。


UK版P.250 ' Well, goodnight to you ' he said, a little waspishly, and he began

to move out sight again. Only the edge of his hat brim remained in view when

Harry gave a sudden shout.


waspishly だった。皮肉な捨て科白なのかな?怒ってる、短気な、意地悪なとかじゃないかな。


試訳: 「では、おやすみなさい」

フィニアスは意地悪に言って、また姿を消そうとした。見えているのが帽子のつばの端だけ

になった時、ハリーが突然叫んだ。



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P.445 ハリーは拳で天を突いた。


喜んだハリーなんだけど…。まぁ、わからなくもないけど。これガッツポーズとかしたらダメかな?

もしくは拳を突き上げたとか?これは個人的趣味か。


UK版P.250 he punched the air:


ちなみに punched the air って辞書では「やった」と腕を振り回すとある。



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UK版P.251 plunks


日本語版は、原書がイタリックになっていると自動的に太字となる。強調ってことなんだろうけど。

なってたりなってなかったり徹底されてない。ここも原書はイタリックなのに、日本語訳は


P.447 パラパラと


ところが、UK版P.251 Plunk, plunk, plunk: は、P.448 バラ、バラ、バラ。と太字。



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P.448 ロンは、ハリーの想像していたとおりのことを、そして恐れていたとおりのことを

考えていたのだ。


UK版P.252 Ron was saying exactly what he had suspected and feared him to be

thinking.


ちょっと違うと思っただけ。


試訳:ロンは、ハリーが疑い、恐れていたとおりのことを言おうとしている。



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P.449 「僕たちは、君が何もかも納得ずくで事に当たっていると思ってた!」


UK版P.252 ' We thought you knew what you are doing ! '


試訳:「僕たちは、君が何をすべきか分かっていると思ってたんだ!」


別にとりあげるほどでもないんだけど、このあたりはなんかすこーしニュアンスが違うような

気がして気になって仕方がない。こんなことをいちいちピックアップしてたらきりがないし、

これぐらいは許容範囲だと思っているんだけど。



ハートスペードダイヤクラブ


P.449 今度のハーマイオニーの声は、テントの天井に激しく打ちつける雨の音よりも

はっきりと聞こえたが、ロンはそれも無視した。


UK版P.252' Ron ! ' said Hermione, this time clearly audible over the rain

thundering on the tent roof, but again, he ignored her.


考えすぎかなと思ったけど、天井って内側だよね。辞書にも部屋の上部の板張りとある。

テントだからいいのかな…。でも roof だから屋根ってしとけば違和感なかったのにな。



ハートスペードダイヤクラブ


P.450 ほんの数分前の興奮は、一瞬燃え上っては消える儚い花火のように跡形もなく

消え去り、残された暗闇が冷たく濡れそぼっていた。


これも違和感だよー。素敵な言い回しのつもりなのかもしれないけど。


UK版P.253 and the excitement of a few minutes before had vanished as if it had

never been, a short-lived firework that had flared and died, leaving everything

dark, wet and cold.


だって、最後のところは暗闇って名詞になってるけど、全てを暗く、濡れて、冷たいままにしたって

ことでしょ。


試訳:ほんの数分前の興奮は、ぱっと燃え上っては消えるはかない花火のように消え

去って、なにもかもが暗く湿り、冷たくなっていた。


残されたのは暗闇と雨と寒さだけだった。としたら意訳しすぎ?


ぶーぶー


P.451 まだ、死んでいない


と太字になっているが、


UK版P.253 では yet なので、太字にする必要がないのでは?



ハートスペードダイヤクラブ


意味不明。ハリーとケンカごしのロンの台詞なんだけど。


P.451 「妹のことをあの人たちがどう話していたか、聞いたか? ところが、君ときたら、鼻も引っかけ

なかった。たかが『禁じられた森』じゃないかだって? 『僕はもっと大変な目に遭っている』。

ハリー・ポッター様は、森で妹に何が起ころうと気にしないんだ。ああ、僕なら気にするね。巨大蜘蛛

だとか、まともじゃないものだとか――」



UK版P.253 ' Didn't you hear what they said about my sister ? But you don't give a rat's fart,

do you, it's only the Forbidden Forest, Harry I've-Faced-Worse Potter doesn't care what happens

to her in here, well, I do, all right, giant spiders and mental stuff -'


※ここは文の中に太字の部分があるので、わかりやすいかな?と思って、ブログの字体も

太くしてないです。あー、最初からこうした方がよかったかな。


さて。盗み聞きやフィニアスからの情報で、ジニーがネヴィル、ルーナと校長室に忍び込んだが

バレてしまい、罰として「禁じられた森」に行かされたことがわかった…。これをふまえて。


おかしい点 その1

「妹のことをあの人達がどう話していたか、聞いたか?」では、まるで彼らがジニーの悪口を

言ったように思える。


おかしい点 その2

鼻も引っかけない → 正しくは「洟」

ロンは "rat's fart"(=ネズミの屁)という言葉を使っている。日本語にも「屁でもない」という言い回し

があるので、こちらを使った方がいいのでは。


おかしい点 その3

『僕はもっと大変な目に遭っている』。が唐突に出てくる。

原書をみればわかるが、Harry I've-Faced-Worse Potter (=もっと大変な目にあったことの

あるハリー・ポッター)という言い回しで嫌味を言っている。そのままハリーに続けて、『もっと大変な目

に遭っている』ハリー・ポッター様は、とかってすればよかったのに。


試訳:「俺の妹に何があったのか聞いただろ?なのに、おまえは屁でもないって態度だったよな。

たかが『禁じられた森』だからな。『もっと大変な目にあったことがあるハリー・ポッター様』は、あの

森でジニーにどんなことが起ころうと気にならないんだ。ああ、俺は心配だよ。あそこには巨大な

蜘蛛やイカれたものが――」