上下左右弱中強を、 好きなボタンに割り振っていく。 これはここ、 これはここ。 気分で選ぶ僕だから、 自分自身にも分からなくなる。 今、僕はどっち向いてる? 誰を見て笑って、 誰を見て幸せを感じてる? もう訳が分からない。 操作不能になって初めて、 コンフィグは 変更できないことに気付いた。
耳たぶの端に空いた小さな穴 ピアスを変えたらめり込んでしまって、 外すときも少し痛くて、 少し血が出た。 穴はもう出来上がったはずなのに、 その時の傷が、痛い。 ピアスは、前付けていた物に戻した。 けれど痛みは無くならない。 耐える以外に方法は無く、 絶えず痛みは消えずに響く。 元通りの見た目。 中身は二度と戻らない。
雨に濡れ
冷たい毛皮を羽織ります
水が流れて
小さな池を作ります
体も心も芯まで冷えて
暖かなその生地さえも
破り捨ててしまいたくなるような
冷え切った
感情の無い毛皮。
触っても抱き締めても
もうそこに温もりはない。
いつから自分は
こんなに薄く、重くなってしまったのだろう。
冷たい毛皮を羽織ります
水が流れて
小さな池を作ります
体も心も芯まで冷えて
暖かなその生地さえも
破り捨ててしまいたくなるような
冷え切った
感情の無い毛皮。
触っても抱き締めても
もうそこに温もりはない。
いつから自分は
こんなに薄く、重くなってしまったのだろう。
駅に立つ。
私は電車を待っている。
かたかたと震えて、
そこで初めて、今日の寒さに気が付いた。
さっきまで、どうして暖かな気持ちで居られたんだろう。
つい10分も前までは、心の底から笑えていたのに。
平坦な気持ちで曇り空に想いを馳せた。
赤い信号のことを考えた。
流れる雲を見上げていたら、
なんだか私がもう一人居るみたいで、少し笑えた。
なんだかアナウンスが鳴っている。
まぁいいか、と思った。
つんざくような音がしてそれから
何もかもが見えなくなった。
私は電車を待っている。
かたかたと震えて、
そこで初めて、今日の寒さに気が付いた。
さっきまで、どうして暖かな気持ちで居られたんだろう。
つい10分も前までは、心の底から笑えていたのに。
平坦な気持ちで曇り空に想いを馳せた。
赤い信号のことを考えた。
流れる雲を見上げていたら、
なんだか私がもう一人居るみたいで、少し笑えた。
なんだかアナウンスが鳴っている。
まぁいいか、と思った。
つんざくような音がしてそれから
何もかもが見えなくなった。
海の底には、珊瑚が住んでいるという。 しかし私は見たことがない。 私の見る海はいつだって黒く濁り、淀み、 そしてうねるだけの無機質な歌を歌う。 それでも私は、たとえば海の話を聞いたとき、 まっさらな、真っ青な海を描くのだ。 たとえ事実がどうであれ、 それが望んだ光景だから。 海を越えて、いつかあなたに会いに行く。 そのことを話すたび、私とあなたは笑ってばかり。 それは楽しいからなのか。 それともただ、それを望んだだけなのか。
暖かな空気が冷たい硝子にぶつかると、 溜まった水分は集まって水になり、結露する。 放っておくと、どうも害になるらしい。 私はこの19年間、結露の存在に気付け無かったようだ。 凍える心に、ただ暖かいだけの言葉を掛けられて。 一体いつからこんなに歪んで居たのだろう。 もうこれ以上、 歪みたくはないけれど、 それでも氷がまだ溶けないのだ。
6弦。
2フレットにカポが嵌っている。
10数年前に兄から貰ったもので、
以来、私の部屋の静かな同居人だ。
この無機質な相棒は気まぐれで、
時折私を混乱させる。
声を出してくれなかったり、
逆に悲鳴を上げ続けたり。
それでもこんな相棒を、
私は舞台に引きずり上げる。
今度は仮初の舞台ではなく、
本物のステージへ。
頼むぜ相棒。
頼もしき乱れる灰へ。
たとえどれだけ笑われようと たとえどれだけ貶されようと 神に祈りを捧げるように 僕は此処に立っていよう いつか君が疲れたときに もたれ掛かって休めるように 僕は神様なんて信じないけど 運命だけは信じてる だってそれがなかったら 僕は君とはいえ出会えなかった 笑い合い 貶し合う それが幸せの形。
あれでもない。
これでもない。
ヒントの所為で、
余計に答えが分からない。
一体何がなんなんだ。
考えるほど泥沼に。
もがいて叫んで、
気付けばここは、
ポイントオブノーリターン。
無重力に引き寄せられる。