駅に立つ。
私は電車を待っている。
かたかたと震えて、
そこで初めて、今日の寒さに気が付いた。

さっきまで、どうして暖かな気持ちで居られたんだろう。
つい10分も前までは、心の底から笑えていたのに。

平坦な気持ちで曇り空に想いを馳せた。
赤い信号のことを考えた。
流れる雲を見上げていたら、
なんだか私がもう一人居るみたいで、少し笑えた。

なんだかアナウンスが鳴っている。
まぁいいか、と思った。
つんざくような音がしてそれから

何もかもが見えなくなった。