B級パラダイス -25ページ目

B級パラダイス

健康優良不良中年が、映画、音楽、読書他好きなことを気まぐれに狭く深くいい加減に語り倒すブログであります。

なんやかやと忙しく、観たい映画を観に行く気力が削がれていたけど、前の記事の通り、今日に思い立って月末処理の内勤えいやと片付け行ってきたのがこれ!


ロケットマン Rocketman2019年)

監督 : デクスター・フレッチャー   脚本:リー・ホール    プロデューサー : マシュー・ヴォーン、デヴィッド・ファーニッシュ、アダム・ボーリング、デヴィッド・リード   製作総指揮:エルトン・ジョン、クローディア・ボーン  撮影:ジョージ・リッチモンド   編集:クリス・ディケンズ   音楽:マシュー・マージソン


出演 : タロン・エガートン、ジェイミー・ベル、リチャード・マッデン、ブライス・ダラル・ハワード、スティーヴン・マッキントッシュ、ジェマ・ジョーンズ、チャーリー・ロウ、スティーヴン・グレアム、キット・コナー、テイト・ドノヴァン


どうしても「ボヘミアン・ラプソディ」を想い出してしまうが、これはこれで凄く良かった。


エルトン・ジョンと言えば有名な曲も多く、映画や音楽を好きになった中学生の俺にとっては「Tommy/トミー」で彼が演じた“ピンボールの魔術師”そのものの「ド派手な衣装と奇抜なサングラスのハゲかかった人」(笑)のイメージだったのだ。


そんなわけで大好きなQUEENと違ってバックボーンやオフステージのことまでは知らなかったのだが、彼の成功の裏にはこんな苦しみを抱えていたのか、というのが正直ビックリであった。


親の愛情を実感できないっての、ほんと厄介なものだが、実感できないのではなく、本当に与えられないのは悲しいよな。自分を肯定できないのだもの。


アルコール依存症のグループセラピーにド派手な衣装のまま現れたエルトンが過去を話していくオープニング。

子供の頃から少年、そして「レジー・ドウァイト」が「エルトン・ジョン」になっていくまでの語り口が本当にいい。


「ボヘミアン・ラプソディー」以上に作品の発表時系列に沿わず、効果的に楽曲が使われて、何よりアレンジも大胆に「ミュージカル映画」になっているとは思わなかったが、これが本当に良かった。


プレスリーに影響を受けてロックに目覚めたエルトンの少年から青春時代を凝縮して一気に見せる「土曜の夜は僕の生きがい」の街中から遊園地までを移動する集団ダンスシーンの見事な楽しさ。


生涯の創作パートナー、バーニー・トーピンと出会い、エルトンの家で同居しながら創作活動をする2人。

歌詞を渡し「あとは宜しく」と髭剃りに行くバーニー。エルトンは幼い頃弾いていたピアノの鍵盤を叩きながら曲をつけていく。

次第に形作られるメロディ。バーニーの詞が心に響く歌になっていく。髭を剃るバーニーの手が止まり、エルトンの祖母アイヴィと共に側でじっと聴き入る「Your Song」のできあがるシークエンスが凄くいい。


アメリカ初進出、トルバドール・クラブでの「クロコダイル・ロック」。大きな手応えを感じ、高揚感に浸るエルトン自身と観衆が文字通り「宙に浮いて」いくファンタジックな演出がこれまた素敵で!

その後の成功の目まぐるしさを、様々なステージ衣装の転換を繋げて見せる「ピンボールの魔術師」も良かったし。


そう「ボヘミアン・ラプソディー」と明らかに違うのが、ドキュメントを飛び越えた楽曲の使用。これをエルトンを演じるタロン・エガートン他の出演者がミュージカルとして心情に合わせてしっかり歌ってくれるんだ。特にエルトン・ジョン自身からも賞賛されたというタロンの歌は凄くてちょっとビックリだった。


実は事前にスタッフ&キャスト情報を全く入れていなかったので、エルトンにしか見えなかったタロン・エガートンが「キングスメン」の彼だとエンドロールまで気づかなかったのだが(笑)。

マシュー・ヴォーンの名前をプロデュースのところに見つけ、ああ、そういえばエルトン・ジョンが彼自身として『キングスマン:ゴールデンサークル』に出演していたなあ!と納得したのだった(笑) 


ストーリーとしてはゲイでもあったエルトンがマネージャーのジョン・リードと出会い、成功はさらに加速していく。


かつて「エルトン・ジョン」を名乗る前のレジーは、アメリカから来たシンガーのバックバンドを務めながら、どうすれば音楽で成功するのか尋ねる。

「やせっぽちで黒人の俺は、場末で10年音楽をやった。なりたい自分になる為には、生まれた自分を捨てることだ」


この言葉を元に彼は「レジー・ドウァイト」を捨て「エルトン・ジョン」となり、成功の道をひた走るのだが、彼の成功は即ち「エルトン・ジョン」を演じること。


「派手な衣装を捨てて昔に戻ろう」という親友でもあるバーニーの言葉にも耳を貸さず彼を遠ざけてしまう。


「ボヘミアン〜」でのフレディの男性との恋より生々しい描写だった恋人でもあるマネージャーのジョンの裏切りにもあい、酒とコカインに溺れるエルトン。


成功とは裏腹に孤独が増していくエルトンの姿が痛々しい。「ボヘミアン〜」のフレディのように両親の理解を得られず、最後まで彼の両親はエルトンを突き放したままであるのが悲しいところ。

製作総指揮にエルトン・ジョンが名前を連ね、この凄まじい内容を正直に作らせたのも凄いことだなと思う。


ド派手な衣装のまま現れたグループセラピーで語り出し、ストーリーとともにそれを脱いでいくエルトン。

「あのふくろうのいる森に帰ろう」とエルトンに三行半を突きつけらるバーニーが歌う「Good-bye Yellow Brick Road」を、最後に立ち直ろうとするエルトンが歌うのもいい。


エルトン・ジョンは確かベスト盤をPCに入れていたのだが、いかれちまって聞けないのが悔しいが、てっきりエルトン1人で作っていたと思っていた曲の数々、バーニー・トーピンの歌詞をエルトンが曲にしていたことを意識してまた聴き直したいな。

久々自分の中の映画スイッチが押された良き映画。良かったら是非。



あれから3年か。
初めてのTHE YELLOW MONKEYのライブ。

ちょうど5年前にここ郡山に越しての単身赴任スタート。
誰一人知り合いのいない中、出向で単身赴任なんて我ながらよく決断したものだ。
最初の半年は苦しい思いもしたが翌年からは自分で作り出す仕事が増えるにつれ充実感を覚え、結局約束の2年が経っても半年伸びることになったのだった。

そんな本当は終わるはずだった2年経ったこの日、かみさんと2人で行くつもりだったライブに娘たちも参戦となり、「だって遠いじゃん」の一言で一度も遊びに来なかった福島に一家勢揃いできた素晴らしい日だった。

それから3年。延長に次ぐ延長であっという間の丸5年。
離れているからこその家族のありがたみが身に沁みた5年だったなあ。
大学受験を控えていた高校生だった下の娘も、今は社会人だもんな。あっという間でもあったけどやはりそれだけ長くもあったわけだ。

仕事って面白えなぁと再認識させてもらえた幸せな日々だった。
勿論、何度か記事でも書いた愚痴のように「やってられんぞお」的気分にもなったし、失敗もあった。
それでも経験が活き、頼りにされ感謝された仕事の数々は充実感とともに、自分の自信にも繋がったのは確かだ。

そして何より寂しさも感じることもなかった一人暮らしのこの自由な日々!(笑)
多少の不便や、深夜まで仕事が長引いた時や、先日のような連勤続きだとキツイこともあったが、とにかくマイペースは心地よい。
今日も無理やり仕事を切り上げ、レイトショーで「ロケットマン」を観てきたのだ(笑)

思えば、映画でも語られた「なりたい自分」になれたような日々だったかもしれないな。

誰にも止められないから、思いつきで映画に行き、欲しいDVDや本を買い、酒もタバコもやり放題の日々。これはこれで大変愛しいものであったことも正直に記しておこう。って何度か書いたものだったな(笑)。

さて来月からは6年目を迎えるこの日々もあと数ヶ月。
どんな形で終えるのかこれもまた自分次第。

でも何よりあと2週間後の一大イベントの方がまずは大事だわいな(笑)。
振り返り記事と同じくまた福島に家族大集合で、今年3回目、3年前と同じく福島でのTHE YELLOW MONKEYのライブへの参戦なのだ!
ありがとうイエモン、また来てくれて!(笑)

振り返り記事のまま、また来月の大集合も「バラ色の日々」になり、5年ともう半分のこの生活も同じ思いで締めたいものだなあ。

というわけで、これを糧に、何だかんだ夏バテ気味の今週も乗り切り、部屋の掃除のモチベーションも高めていくのであーる(笑)。




7月に自転車を盗まれてからクソ暑い中歩きで出社している。会社まで2キロ足らず。内勤でも行き帰りで4キロ近くは毎日歩いている計算だ。


これに客先や協力会社との打ち合わせなどで特に電車移動の外出が加わるとすぐに5キロ以上になる。


最近幾分涼しくなっているとは言え、朝から汗かいて不快だし、帰りも深夜近くなるとほんとにヘトヘトになる。それでも少しはいい運動になっている気はしているのだ。


先日記事で書いたみちのく一人旅出張では、現地の会場見学で歩き回ったので約12キロ。

翌日の土曜は、毎年この時期にある花火大会のために最寄駅の混雑緩和や安全確保、案内関連の設営撤去で朝から終電過ぎまでの仕事だった。

半径200mも満たないエリアだが朝から深夜までグルグル歩き回って約15キロを歩いた計算。

なるほど2日で27キロはなかなか疲れるわけだわいな(笑)。


そんな2日間だったので流石に昨日の日曜はぐったり。本当は部屋で寝ていたかったが、午後は最終日となったウルトラマン関連の展示会に顔を出してクライアントに挨拶。早めに切り上げるつもりがついついPRをお手伝いしてしまう性分が我ながら恨めしい(笑)。


それでも夕方前にはおいとまして、久しぶりに本屋や古本屋を回り、クリーニングの引き取りと買い物を済ませるいつもの日曜を過ごせたのだが、夕飯を食べた後に物凄い疲労感と睡魔に襲われ「いだてん」の途中から気を失っておりましたな(笑)。


今日も仙台出張もあり、約7キロ歩いた計算。てことはここ1週間でちょうど50キロくらい歩いたことになるのかな。日頃の運動不足がたたり、疲れが抜けないのも情けないのだが

それを家族に伝えると「それだけ歩けば吉井くんみたいにシュッとするかな?」とか返ってくるのが哀しいところ。

THE YELLOW MONKEYなんてハードル高すぎるわ(苦笑)


歩けど歩けど猶我が体重軽くならざり、ぢっと腹を見る…って啄木かよ(涙)


そりゃ「今日はよく歩いたなあ」ってビール飲んでりゃ腹も引っ込まず、ウェイトも減るわけないよなあと自覚しているのでありました!(ヤケクソ 笑)。

と言っても現地でクライアントやスタッフと落ち合っての岩手は滝沢市までの出張でした(笑)


こちらが受託しているイベントの参考にと行ってきたけど、会場まで行きは最寄駅からスタッフの車に乗せてもらったのだけど、スタッフが帰った後も見学を続けて、さて帰ろうかと思ったのにバスが1時間に一本しかない!(汗)こんな辺鄙な会場なのにシャトルバスを出さないってのは運営としてどうかと思うぞ(笑)。


聞いたら行政が手作りでやっているイベントのようで、併催の規模の大きい機材展の客も含めほとんどが地元の方が対象なんだろうなあ。

その辺りの足まで考えて見学予定を立てればよかったのだが後の祭り。

写真撮りまくったせいか会社スマホの電池も切れてしまい、個人のスマホで何とか繋ぎながら連絡関係など処理をしつつ、時間を潰したのでした。


思えば初めて降りる盛岡駅、名前すら知らなかった「いわて銀河鉄道」(もちろん空は飛ばない)。

仕事でなければなかなか行かない土地にこうして行けるのは良いけど、仕事が故に時間的余裕がないのはつまんないよね。

今日も現地会場では暇を持て余したけど駅に着いてからは余裕なくてジャージャー麺など名物食い損ねたし(笑)。


先日の札幌や今日の岩手の他にも、以前は名古屋、大阪、福山、博多など出張で初めて行った土地は多い。

思えばこの5年住んでいる郡山はじめ会津やいわきなど福島県内も、頻繁に行く仙台も以前は出張で仙台、30年前にかみさんと旅行で会津に行ったくらいだったことを思えば感慨深いな。


せっかくだからあと半年の間に行ったことのない東北を少し巡ってみようかなどと思う日帰り出張なのであった。


さて、明日は毎年の花火大会対応で朝から終電過ぎまでの汗かき現場仕事。来週監査があるので、これから会社に戻ったら書類関係を整える仕事が待っているが、早めに終えて明日に備えるようにしようっと。

って、先週の金曜はまだ実家でだらだらしていたのになあ…10連休ののんびり具合も銀河の彼方なのであります(笑)。

18連勤後の10連休。たっぷり休んできました。

とは言え、カレンダー通りのかみさんに、娘たちも飛び飛びの休み。一同揃ったのは12日のみ。だらだら過ごせるのは俺のみ。あとは仕事に行く面々の送迎にお盆絡みで両親を親戚まで連れていったりと、まあ見事に家族の足となり、加えて特にかみさんが7時半出勤なので普段よりずいぶんと早起きの毎日でありました(笑)。


先週9日に代休をとって帰省したものの、翌10日土曜は娘たちが仕事。時間差の二人の出勤を送った後は、かみさんと何か映画を観に行こうと静岡まで向かい、着くまでは「トイストーリー4」か「天気の子」を観ようと思っていたけど、かみさんのリクエストでグザヴィエ・ボーヴォワ監督の「田園の守り人たち」なるフランス映画を鑑賞。


俺にしては物凄く珍しいチョイスながら、第一次世界大戦下のフランスの農村を舞台に、そこを守る女性たちの数年間を描いた見応えある良作で、デートムービーには程遠くも満足でありました。


11日日曜からは上の娘が休みに入ったが下の娘が仕事。初盆の親戚に両親を連れていったり、午後は買い物とまた迎えにと送迎要員で終了(笑)。


12日だけは全員休みなので伊豆あたりまで足を伸ばしてドライブ行こうかと意気込んでいたけど、下の娘もかみさんも翌日から仕事なので夕方には戻ってきたい希望。

なのに…連中しっかり寝坊しやがって、おまけ支度に時間がかかるんだよねえ、女子は(苦笑)。加えて行きたい場所の希望もないわで、ちょっとイラつきそうな気持ちを抑えて、待ちましたよ。結果、午後から静岡の登呂遺跡近くにある芹沢銈介美術館の展示を鑑賞。

まあ、全員揃って涼しく過ごしたから良しとします(笑)。


13日火曜はかみさんと下の娘を送った後はお盆絡みの親戚回りを両親と。久しく会っていなかった従兄弟に会えたのは良かった。

午後は前日に娘のリクエストで寄ったブックオフで購入した黒沢清監督の「回路」を上の娘と鑑賞。

うん、悪くはないのだけど正直ちょっと観るのが遅かったなあ。あの時代に観ておけば良かった。

もっと怖いかと思ったのだが、上の娘が容赦ないツッコミ入れてくるので怖さも半減でありました(笑)。


14日水曜も送迎要員。かみさんと下の娘を送った後も両親のお盆絡みの買い物に付き合ったり、福島での仕事の連絡したりでのんびりには程遠いところもあったが、夕方からは上の娘が買っていて、ずっと読んでなかった「ハイキュー‼︎」コミックを8巻ほどまとめ読み(笑)。

この作品、試合描写の面白さもさることながら、「敗者」への目配せ、描写の暖かさにいつも感心する。


15日木曜は、本当は名古屋行きを計画していた上の娘が台風の影響で中止で、一人にはなれず。

かみさんと下の娘を送った後に、静岡のマイナーな古本屋に行く計画を立てていたのだが「おとーさんが好きそうな店だわ」と笑いながらも、付き合ってくれたのには感謝(笑)。

ちなみに戦利品はこれ(笑)

DVDの品揃えも良かったからまた通いそうだ(笑)

夜は下の娘の送り。仕事終わりにそのまま東京の大学時代の友人宅に向かって泊まり、そのまま翌日から彼氏と合流して彼氏の友人に会いに新潟旅行に向かう下の娘。曰く「この夏のメインイベント!」とのことで、俺が帰省するのはメインじゃないんかい!とツッコミながら見送ったのでした(笑)


明けて16日金曜はかみさんと上の娘が仕事。完全に一人となったのでまた映画に行こうかと思っていたのだが、連日の早起きでうつらうつら(笑)。撮り溜めしていた「翔べ!必殺うらごろし」や「必殺商売人」などを観たり、映画をディスクに焼いたり、前日買ったマカロニ本を眺めていたらあっという間に夕方で、また皆を迎えに車を走らせ、そのまま地元友人たちとの半年ぶりの飲み会へ。

昨年末の飲み会以来の久々の再会にしこたま飲んで、これまた久々のカラオケも含め楽しい時を過ごしたのでした。

仲間にウケたのはこの曲(笑)。



昨日17日は、前日のカラオケで声がガラガラになったのを笑われながら、上の娘を職場に送り、休みのかみさんと共に買い物。それ以外はうつらうつらしながらの一日。夜には下の娘も帰ってきて賑やかにはなったけど、一週間なんてほんとあっという間。


暑さに積極的に動くこともなく、とにかく朝は早起き、夕方から夜は皆を迎えに行くために昼間からはもちろん、夕食でも酒を飲むこともせず、とにかく規則正しい毎日でありましたな。


今日も下の娘を送り後はうつらうつらしながら午後3時には向こうを発った。

夕方郡山に到着。アジトに向かうだけで汗だく。10日間の留守のために空っぽにしておいた冷蔵庫への買い出しやらクリーニング引き取りを済ませてシャワーを浴びる。

連日迎えに行くためにずっと我慢していた夕食時のビールをここぞとばかりに開けて食べる(笑)。


ああ、また明日から通常戦闘が始まるな。大いなる自由と共に(笑)。

さて、次は来月だ。

また一家福島集合のその日までひと頑張りしていきますかな(笑)。


イベント仕事、無事終了。


現場が郡山から車で2時間の場所だけに、屋内設営の金曜から泊まりにしたのは正解だった。

月曜までも北海道でホテル住まいだったから今週はアパートには3日しかいなかったわけか。

でも毎日日付が変わる前後の帰宅だったことを思えば、設営仕事後もホテルの部屋でパソコン仕事をしていたとは言え、20時台に食事を済ませて、部屋でのんびりできたのは良かった。

ただ、急遽金曜泊まりを追加したので喫煙部屋を取れなかったのは残念だったが(笑)。


翌土曜も朝から日が落ちるまでの設営。

どうしても納得いかない部分がありやり直しを指示したので予定より1時間遅くなったものの準備は完了。

この日は気心知れたスタッフたちと居酒屋で食事がてら少し飲んだのだが、疲れがたまっていたせいか、途中で眠りこけてしまったらしい。

ホテルに戻ってシャワー浴びた後もベッドで撃沈だった。


そして、今日の本番。見込んでいた集客数には届かなかったが、春から折衝して参加いただいた出展の皆様には満足いただけたのは何よりだった。

主催者にも概ね好評で、ヒーヒー言いながらも準備した甲斐があるというもの。


毎晩遅くまで準備に時間を費やし、設営時からそして今日も蒸し暑さでこれでもかと汗をかいたが

多くの出展者から「来年もやるようなら声かけてくださいよ」と嬉しい言葉もいただけるだけで苦労も報われる。


まあ、来年この仕事をまた獲れる保証はないんだがな…と思った瞬間、「ああ、来年のこの時期に俺はここにいないんだ」と思うと、ちょっと未練も残ったりして(笑)。


長い準備を経ても本番はほんの一瞬。

夕方の終了から片付けを済ませて運営スタッフを見送り、撤去搬出を見届けた19時過ぎ。

設営スタッフに労いの言葉をかけて完全終了してのセブンスターの一服。

充実感と寂しさが交わるこの瞬間は本当に何度経験してもいいもんだ。


だけど今日はその瞬間を思わぬもので破られた。

一服終えて車に乗り込み、エンジンをかけた瞬間にあの緊急地震速報の不協和音と、続いての車も揺れるなかなか大きい地震。

イベント会場は津波で大きな被害のあった実施場所。目の前は海だ。すぐにスタッフたちに帰るように指示。自分も車に乗り込みラジオをつけたら津波の心配はないとのことで安心した。


立ちづくめ25000歩近く歩いた計算になっていたくらい疲労がピークの中、2時間かけての一人運転の帰路に不安があったのだが、地震のおかげで変な緊張感持っての運転となったのはいいんだか悪いんだか(笑)。ともあれ無事帰還となったのであった。


ただ21時半に郡山に戻ったものの、会社に車を置いてまた歩いて帰る元気は流石に消え失せ、直帰とした。

アパート横に何とか車をつけておいたから多分大丈夫だろう。


思えば北海道への移動だけだった先週日曜も仕事みたいなものだったから、今日で14日間休みなし。明日から木曜までまだ休めないから18日連勤になる計算か。

明日からはそうでもないと思うが連日遅かったから疲労の蓄積が半端ない。

ほんと1日くらい朝を気にせず寝坊したいものだわいな。


さて、なんて記録を長々書かずにさっさと休むとするのが良いのだが、まずは区切りで記した次第(笑)。今日も寝つきはいいだろな(笑)。

久々のコメントリクエストに応えて、記録も兼ねて7月最後の不景気な愚痴を記しておく(笑) 


前の記事で恐れていた「詰む」ことなく北海道出張は無事終了。


しかし、クソ熱い中、スーツでの北海道移動は腹立たしいくらいだったな。もっとも仙台で同じ飛行機に乗る上司に会ってしまったので、席こそ離れてはいたが、一応涼しげな顔で過ごしたけど。


この日曜は移動のみの予定だったが、到着してシャワー浴びてから、先発で現地入りして打ち合わせしているメイン担当の後輩に連絡。本番でお世話になる現地スタッフのリーダーがいるというので上司も誘って合流挨拶。まだ日も高かったが、元サッポロビール工場のファクトリーでビール飲みながら情報交換となった。


初対面ながらも話も弾み、美味しかった北海道限定サッポロビールクラシックとジンギスカンをしこたま胃袋に詰め込んだらだんだん眠くなってきた。解散後は酔い覚ましに歩いてホテルに戻る。


ああ、思えば心身ともにこれがピークだったな(笑)


ホテルに着いた頃にはもうヘロヘロ。ブログ書くことも見ることもせず半裸で撃沈&爆睡。中途半端な深夜に目覚め、再びシャワー浴びたら案の定眠れやしない。出張&ホテル泊だといつもこんなパターンだわいな。

明けゆく空を遮光カーテンで塞ぎながらウトウトしたらアラームが鳴って目覚めとなったのだった。


さてその本番。札幌はこの日も30度を超える暑さ。屋内仕事なので楽勝と思っていたが、準備時間に冷房をつけてもらえず、本番前にハンカチがぐしょぐしょになっちまったのは誤算だったが、俺の受持ちパートは良きスタッフに恵まれ無事こなせたし、イベント自体もミスもなく盛況なのは何よりだった。


普段は終了後にお疲れ様会を開くのだが、撤収前にイベントで振る舞われたメニューの残りをスタッフで食べて欲しいとの主催者のお願いで、少し腹に入れてしまった上に、立ちづくめで皆疲労困憊。ホテルも各自バラバラだった上に、メイン担当の後輩が上司に思うところあったようで「飲みましょう!」的雰囲気にならず、撤収完了の21時前、そのまま解散、フリーとなったのだった。


ホテルに戻ってまた半裸で眠りそうになったが、意を決して全裸になって(笑)シャワーを浴び「せっかくだから北海道のラーメンでも食うか」と一人出かけたのだが、これが大誤算。


ことごとく定休日だったりラストオーダー過ぎになっており、汗だくで歩き回るうちに、誰がラーメンなんぞ食うか!という気分になり(笑)、ええい!ここでいいやとホテル近くの串揚げ屋へ。最初からここにしておけばよかったとひとりごちながら一人飲み。


串揚げと少しだけイクラやホタテの寿司もつまみながら、何よりすっかり気に入ったサッポロクラシックを中ジョッキで3杯流し込んで人心地。

暑さへの苛立ちも収まったが、後輩と上司のすれ違いをどうしたものかと、めずらしく思案したりしつつ、ホテルに戻り気を失う前にシャワーも浴びぐっすり寝入ったのだった。


そして明けた昨日の火曜。何故か7時前には目覚めたので10時のフライトには楽に間に合ったが、流石に身体が重い。足が痛いなと思っていたが、前の晩に疲れていたのに歩き回ったせいかマメができているではないか。


飛行機は出発直前に自衛隊の航空ショー訓練にかち合って15分ほど遅れて離陸。昼12時半から打合わせだったので仙台到着後は小走りでアクセス線に乗り込みまたも大汗。ゆっくり食べる時間はないので、事務所でコンビニおにぎり頬張っての慌ただしい昼飯を取り打ち合わせに臨んだ。


今週末の俺のイベント打合わせは長引いたがまあ満足。寧ろその後の「俺の今後の話」が情報錯綜でこちらはフラストレーションが溜まることに。


郡山に戻って溜まった仕事をこなし、後輩の愚痴も聞いての22時。豆のできた足を引きずり歩いて部屋に戻る頃には疲れが押し寄せてきたのだった。


明けて今日は内勤。ああ、全然終わらねーや。

色んな相談事が面倒なんだ。

俺は優しくないって。頼られるほど度量はないって。

何より怠け者なのに。何故俺を頼る。



一体俺は何歳までこんな現場にいるんだろうな。四捨五入すればとっくに還暦だ。

もちろん書類にハンコ押すだけのマネジメントなんかできやしないから、こうした最前線が嫌いじゃないのは確かだ。


今の環境の中、上と下の軋轢に緩衝材のような役割になっているのも自覚している。

現場で共に動いているから若い奴が素直な気持ちを俺に漏らす。そうした若い奴の意見や想いを、歳食った俺が代弁することで上も聴きやすくなっていることもあるだろう。

そんなここでのポジションを内外から重宝されているのもわかっている。


若い連中と一緒に駆けずり回って泥水飲んでも胃は丈夫なので飲み干せる。

だが否応無しに経年劣化は進んでいる。

軋む身体は時に悲鳴をあげる。


ここに秋からは、今進めている仕事を仕上げながら、これまでの仕事を引き継いでいく作業が入るのだ。


そんな位置にいる今の俺を誰が理解し助けて助けてくれるのか?

来春背負ったものから解放された俺は、あの地に戻って以前とまた同じことをするのか?

こんな年寄りにそこに居場所はあるのか?

心をよぎる不安や疑問はある。

身体だけではない心の軋みも消せないものはある。


でもまあいい。走れるだけ走ってやろうとは思ってる。

色々溜まったらマカロニウエスタン をはじめバンバン人が死ぬ映画観て和んでやる(笑)。


と、納得させながら、期限のあるこの闘いを慈しむ気持ちもある。

頼ってくる後輩たちが気持ちよく進める道筋を立ててあげたい気持ちもある。


だが、俺を便利に使おうとしている奴らには抗ってやりたい気持ちもある。

軋む身体に呼応するかのような叫びはとりあえず封じ込めておこう。

まずは今週末だ。今はそれだけでいいや。


結局昨日は仕事終わらなんだ。

さっさと寝れば良いものを、今週ほとんど日付が変わる頃の帰宅だったので、つい翌朝はゆっくりでいいやと夜更かしして映画観てしまった。

お陰で寝坊してクリーニング当日仕上げに間に合わずで。出張用のワイシャツ残しておいて良かったな。

そんなわけで終わらずの仕事片付けに出社している。
明日から北海道へ同僚のイベントフォロー、来週末は自分のイベント本番、なのに準備も月末処理も終わらずで頭が痛く膿みそうだ。

時短だ働き方改革だで早く帰宅しろと言うが、この仕事量、どーすりゃいいのさサマ〜タイムブルース(by子供ばんど)。

とは言え昼から出社で、音楽ガンガンかけながらそこそこ進んだので、休憩の一服。セブンスターは旨い。

ううむ、しかし、飛行機と宿の予約した以外はまだ荷造りもできてねえなあ。留守の間の処理依頼も進めねば。

次のブログタイトルが「詰む」にならないよう、何とか早めに終えて帰宅するぞ(苦笑)。
こう毎日帰宅が遅くなると、一人暮らしは本当にきつい。
疲れ果てて座りこむ前に、何とかシャワー浴びて飯の支度するのが精一杯。
ああ、洗濯もしなきゃ洗い物もしなきゃ。
でも少し自分の時間が欲しい。映画も観たい。
皆さんの記事もゆっくり読みたい。
書きかけ映画記事アップしたい。
しかし明日は容赦なくすぐまたくるし。

月曜実施のイベント手伝いで北海道出張。日曜にはこちらを出なきゃならず、戻りは火曜になるのがなんとも。
来週末の自分のイベント準備がまだ万端じゃないのにどうしようか。

色々考えると叫びたくなるのでもう会社を出よう。

昨年のこの時期ブログから完全に遠ざかってたのを思い出した。

木曜夜にアメトーーク!がまともに見れない週は今週限りにしたいものだ。

はあ。

昨日土曜は前の記事の採取チェックで動いたけど、流石に今日は完全オフに。

先週から色々GYAO!で映画を観たが、ささっとこれを紹介しておこう。


待つなジャンゴ引き金を引け(1968)

NON ASPETTARE, DJANGO…SPARA!

DON'T WAIT, DJANGO... SHOOT!


監督:エドアルド・ムラルジア(エドワード・G・ミューラー)   製作・脚本:ヴィンチェンツォ・ムソリノ(グレン・ヴィンセント・ディヴィス)   撮影:ヴィタリアーノ・ナタルッチ   編集:エンツォ・アラビソ   音楽:フェリチェ・ディ・ステファーノ

出演:アイヴァン・ラシモフ(ショーン・トッド)、イグナチオ・スパラ(ペドロ・サンチェス)、ラーダ・ラシモフ、ジーノ・ブッツァンカ、ヴィンチェンツォ・ムソリノ(ビリー・ジャクソン)、フランコ・ペシ、シーザー・オヒナガ、セウソ・ファリア


ああ、こいつまたマカロニウエスタンだよ。しかもまた「ジャンゴ」書いてるの?とか言われそうだが、前にも書いた通り、なんせ「ジャンゴ」はマカロニの一番人気キャラクター。

「勝手な邦題」もあるが、これは「役名だけ一緒」&「題名にもDjaogoって入れちゃいました」のジャンゴのバッタもの(笑)。当時は日本未公開だった一本で、原題に忠実な邦題なのだ。


かなり良い呼び方で書けば「マカロニ第四の男」アンソニー・ステファンあたりも、「無宿のプロガンマン」や「ジャンゴ  復讐のガンマン」などでもジャンゴを演じているが、本作の主役はショーン・トッド名義のアイヴァン・ラシモフ。


全然知らないなあ、と調べたらマカロニでは「ガンマン無頼/地獄人別帖」(ああ、なんて素敵な邦題なんだ(笑))に悪役?で出ているようだが、その他は「食人族」のルッジェロ・デオダード監督の「カニバル/世界最後の人喰い族」やら「人喰族」のウンベルト・レンツィ監督の「怪奇!魔境の裸族」や「食人帝国」などに出ているそうで。その他は、マリオ・ヴァーバの「ザ・ショック」あたりが日本公開されているという御仁。


因みに未公開だと「北アフリカ戦線・ドイツ機甲部隊せん滅す」に主演のほか、出演作は「バージン・エクソシスト/甦える悪魔のエクスタシー」、「復讐警部・白昼の凶悪爆破魔」、「ヒューマノイド/宇宙帝国の陰謀」「地獄の軍団/密林のテクノ・コマンド」「ブラディ・キャンプ/皆殺しの森」など、書いてるだけでウキウキしてくるB級まっしぐらのお方なのである


じゃあ、ダメかと言うとタイトルバックの逆光の中、半分シルエットで銃を構える様などなかなかカッコよく、本編で登場した際も「ジャンゴ」という役名だけ「あのジャンゴとはたまたま名前が一致しただけ」と脳内補完さえすれば、なかなかに精悍なルックスで、文句は無いのだ。


馬を売った牧場主の老人が強盗団に襲われ、その大金を奪われてしまう。

老人の息子であるジャンゴは強盗団に復讐を果たし金を奪い返そうと、妹メリーと叔父の制止も聞かず立ち去る。

ジャンゴは父を殺した実行犯であるナヴァロを探し出し、彼とその子分を始末し、金も取り戻す。しかし手下を殺された強盗団の首領アルヴァレスは、凄腕の殺し屋ホンドを雇い、ジャンゴを倒しカネを取り戻すようよう命じ、ホンドはメリーを攫い、ジャンゴを誘き出す


ジャンゴの妹役がなんとアイヴァンの実の妹のラーダ・ラシモフが演じているってのが意外だったが、さして美人でも、セクシーでもなく、本当に似ていて顔が男顔なのが残念(笑)。


でお話は…これがまた少々残念で、二重の意味で題名に偽りあり(笑)。


まずジャンゴ、いちいち「待つ」のだな(笑)。

手下を倒し、ナヴァロが街に来るのをまず延々と。その間に協力者となるメキシコ人や、街の酔っ払いや強欲な棺桶屋の爺さんをたっぷり描写できているんだけどね。

で、次は金を隠し持ってた本筋には関係有りげで無かったガンマンが街を出るのをまた待つ(笑)。


こいつを倒したら今度は敵がジャンゴを待つんだよなあ(笑)

妹を攫ったホードなんて待ってる間に雇い主のアルヴァレス殺しちゃって、その後もしばらくジャンゴが金持ってくるのを待ってるんだ。

で、ジャンゴが到着しても、すぐ始末せず、まず銃を奪ってから金を持ってこいと命ずるんだが、俺だったら丸腰にした時点でジャンゴ始末するけどなあ(卑怯者〜(笑))。

「お前らほんとよく待つなあ」と画面に思わずツッコミいれたくらいで(笑)。


で、もう一つの「偽りあり」は、ジャンゴほぼ待たずに撃つ(笑)。


金を持ち逃げ図ったガンマンを倒す時にメキシコ人が原題通りの台詞を叫ぶんだが、言われなくともジャンゴ、撃ちます(笑)。

ホルスターから抜き撃ちはほぼなく、だいたいもう銃を握っていて、ナヴァロの手下も、ガンマンにも、最後の敵ホードにも、なんの情けもかけずに鉛玉ぶち込んでました(笑)。


ファニングや後ろ手撃ちなど、ガンアクションはそこそこカッコいいし、ラストも妹を人質に取られ、銃を奪われたジャンゴのピンチをメキシコ人が助けるお約束はあるものの、まあまあ楽しめる一本ではある。


ただ前述の「待ち合い」描写のせいで、何となくのほほんとした空気が支配しちゃって、ジャンゴの「復讐心」みたいなものが希薄に見えてしまうのが残念な一本でありました。


ではDVD &Blu-ray発売用ですが予告編をどーぞ!