さて上のグラフは x=1 のグラフになります。
先の記事の横線を反時計回りに90度回転させればこうなるはずです。
しかし実際には y=a(x-c)+b の比例の式ではこの線を表現することができません。
傾きaがどれほど大きい数になってもグラフが完全に垂直になることはありません。
このグラフの式 x=1 からは、yという項がすっぽり抜けてしまっています。
これをなんとか y= ~~ という式に表せないでしょうか?
まずxを左端から徐々に移動させて考えて見ます。
-4から出発したxは、1に到達するまでどこにも点を打つことができません。
これは前の記事 で考えた「値をとらないNULL」状態だと言えると思います。
x < 1 のとき y=NULL
xが1に到達すると、yは今度はあらゆる値を同時にとるようになります。
これが縦の直線です。
この状態を「全集合UNIV」と仮に名づけたいと思います。
これはNULLと全く逆の状態です。
X = 1 のとき y=UNIV
xが1を過ぎると、yは再びなんの値もとれなくなります。
x > 1 のとき y=NULL
縦のグラフをyの式で表すと、まともな数字が出てこなくなってしまいました。
しかしだからといって式に表せないことにはならないと思います。
新しい数字を作ってしまえばいいではないですか。
つまり、ある特定の数に出会ったときのみUNIVを返し、それ以外の場合NULLを返す
特殊な数があればこの式を表現できます。
これをGate(K)と表記してみます。
Gateは門、引数Kは鍵という意味を込めてあります。
新しい関数Gate(K)は、Kを掛けたときUNIVを返し、K以外の数値を掛けたときNULLを返します。
(K=k のとき) Gate(K) = UNIV
(K<>kのとき) Gate(K) = NULL
すると冒頭の縦のグラフは
y = Gate(1) で表すことができます。
さらに前回のy = a(x - c) + b の式にこれを当てはめると、縦のグラフの傾きaは
Gate(0)となります。
縦のグラフの式を詳しく書くと
y = Gate(0) ( x - c ) + b
つまり、比例のグラフをX軸方向に傾けて、ついにその線がX軸と平行になったとき
傾きaは1から加算され、限りなく大きい値になったのち、Gate(0)に達する
と表現できることになる??のでしょうか。
だとすれば前回の記事でも触れたように
Gate(0)とは理想的な無限大と等しい存在になるのでしょうか?



