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英文法って難しいのかなぁ?

ポルトガルの宣教師、ルイス.フロイスはこう書き残しています。「我々ポルトガル人は24のアルファベットと10の数字で全てを表す。日本人は無限の文字を使う」と。
日本語にはひらがな、カタカナ、漢字があります。漢字の読み方も複数あるし(中国語では一つの文字には一つの読み方しかない)、数字だってアラビア数字と漢数字があって、外国語の単語を挿入しても大丈夫。読み書きについては日本語は地球上で最も難しい言語であると言って良いように思います。日本語って述語が最後だし、助詞があることで文章がアメーバのように自在に変化するんです。それに比べると英語(多分他のインド=ヨーロッパ語族も)って文章の構成が非常にかっちりしてるんです。だから文法は日本語よりはるかに簡単なのではないかと思えてならないんです。例えば中高生に英語の問題を解かせると、並べ替えて文章を作れっていう問題案外できるのに作文ができない。これは文法は理解できてるのに単語力がなくてできない、ということに他なりません。逆にいうとそこそこ文法が理解できてて単語力があれば相当程度やれるってことになりますよね。

 

英文法って難しいの?

 

考える余地はあると思います。

金管楽器を演奏する時のシラブルについて考える

何年か前にパリ管の主席を吹いてるフレデリック.メラルディが東京でやったマスタークラスで、「トランペッターにとっての舌はバイオリニストの左手」と同じであって「音程に見合ったポジションがある」みたいなことを話していました。シラブルについてはクラウド.ゴードンなんかも古くから言及していることですが、それが影響する音域というのは高音域の手前くらいではないか?と考えるようになってきています。というのは、ペダルCからダブルCまでで4オクターブありますが、これ全てに位置があるのか?ということなのです。ベルリンフィルのホルン吹き、サラ.ウィリスのMRIを見ていると、ある程度高くなるとほぼ変化してないんです。その辺りを考察して今自分の中で答えとしていることを以下に述べます。

「シラブルによる音程のコントロールはインターバルの大きい低次倍音をコントロールする為に重要であって(個人的には8次倍音くらい)、いわゆるハイノートではシラブルよりもエアの圧のコントロールが主体になる」
ということです。そもそも舌の動きが4オクターブ全てで決まっているのであれば、誰でもできる話なのにそうなっていないですし、そもそも倍音のインターバルが半音くらいになった時のポジションの微細さをコントロールできるか、というところに疑義があります。舌を飛行機が高度をコントロールするためのフラップだとすると、フラップが全てを決める要件ではありません。高度をあげる為にフラップを動かすだけでは空気抵抗に負けて失速します。失速しないようにエンジンのパワーを上げないといけないはずです。これがラッパ吹きに取ってはエアの圧になります。タングポジションとエアの圧、この2つをセットでコントロールすることが重要なのだと思います。むしろシラブルは十分条件ではないかと思えるのです。

複文を回避して第5文型で単文で考える練習をする。

あくまで私観なのだけど、日本の英語の文法の参考書って多分戦後約80年、ほぼ何も改定されていません。こうしてこの歳になってから学び直しをするのに今売られている高校生の英文法の参考書を40年ぶりくらいに見た時にあまりの変わってなさに呆然としましたから。


これを翻訳したであろう明治の英語学者の苦労は察するに余りあるのですが、恐らくは彼らは翻訳することで手一杯で、語族の違いによる根本的な文章構造の違いを分析して編集するといったことが全くできていないんです。特にbe動詞の説明が要領を得ていないので、「状態を表す文章」についての解説が軒並みわかりにくい、もしくは不十分に見えます。とにかく「何は〜どんなだ。」と「何は〜何だ」という形の文の説明が非常に貧弱で、分詞の解説もびっくりするくらいお粗末と思えますし、限定用法とか叙述用法とか、用語の意味を考えさせられるだけ時間の無駄です(分詞については前に書いた気がします)。とにかく状態を表す文の説明がほぼ全面的にダメなのです。

それはさておき今回は第5文型を考えます。いわゆるSVOCの文ですが、この目的格補語に対する説明がとにかくイケてません。目的格補語は目的語の「状態を説明する」役割をしています(ここでも状態を表す文章に対する歯切れの悪さが露呈しています)。


第5文型は
「OがCであることをSがVする」
というタイプの文で、OとCに主述の関係がある、と説明している本もあります。
つまり補語が名詞や形容詞であれば、OとCをbe動詞で繋いだ主述の関係があり、Oがどんな動作をしたのか、という文であれば不定詞や分詞が入るので一般動詞によるSVの関係ができるはずです。
ここに気がつけると、接続詞のthatを使って複文にすることを回避して単文で書けるはずです。

例文1. OCにbe動詞の主述があるもの。
I know that he is honest.

(私は彼が誠実であることを知っている)
これはthat節を使った複文ですが、これは第5文型にしたら
I know him honest.
で良いはずです。

例文2.OCに一般動詞の主述があるもの
The housewife saw that he came out of the victim's room.

(家政婦は彼が犠牲者の部屋から出てくるのを見た)
これも第5文型で書けば
The housewife saw him come out of the victim's room.
で良いはずです(個人的には第5文型は「家政婦は見た」構文と理解してます)。

英語で考えれば単文の方が文の構造がシンプルだからこっちをマスターした方がスマートな会話ができそうですが、現行の参考書ではこうした解説はほぼなくて、接続詞thatを用いた複文の作り方の説明が重いです。高校英語では「語法」という項目でやたらと細分化されたものを演習させられてますよね。効率悪いです。

今思い出しましたが、高校の文法で句と節とか書き換えという単元がありましたが、あれもなんか効率悪い感じがしますね。

私もどうしても喋る時は複文になりがちですが、書く時は極力単文で文章を書くように心掛けています。