英会話をやりたい人とジャズでアドリブを吹きたい人の共通点
音楽も外国語会話もある意味コミュニケーションツールの使い方なので、習得プロセスは同じです。そして英会話でもジャズのアドリブでも多くの学習者が同じようなロジックでエクスキューズします。曰く「ヘタクソだから」「恥ずかしいから」「発音悪いから」「文法知らないから」などなどなどなど。
全ての物事は「練習しながら上達する」ものなので、こうしたエクスキューズをつけて尻込みすることはすなわち「練習しない」ということになってしまうのでいつまで経っても上達しないということになってしまいがちです。
文法がわからない、とか理論がわからない、と言って路頭に迷う人は多いのですが、私の肌感覚からすると、そうした方々の多くが「学校で学んだこと」の内容がお留守になっているケースが多いように思えます。
英文法で言えば、中学で学ぶことの大枠が理解できていたら単語力さえあれば日常会話は困らないのです。
音楽理論も主要三和音やら長音階と短音階の仕組み、くらいを知っていれば音楽の理論の3分の1くらいは終わっているように思えるのです。日本ではよく「学校で習うことなんて役に立たない」なんて言葉を聞きますが、「学校で習ったことを覚えてないからできない」という部 分も大きいと思います。
英文法をbe動詞から始めるという悲劇
いい歳をして英文法の学び直しをしています。そもそも日本語の参考書の文が難解で高校で挫折したことがあったので、英文で書かれたものを併読しながら学んでいますが、そうすると目から鱗なことが多々あります。恐らくは今ある参考書などの原点になるものは明治後期辺りに当時の学者が文法書を翻訳したものだと思われるのですが、もしそうならば、100年近く改訂も何もされていないマニュアルで勉強させられているということになります。私が勉強していく中で英文法を分かりにくくしている要因に「主述の構造」があると睨んでいます。述語の構造の日英の言語における差異に全く言及がないんです。
英語(インド=ヨーロピアン語族の多くの言語)は主語述語を先に言う言葉で、その品詞は全て「動詞」です。他方日本語では述語になる用言として「動詞、形容詞、形容動詞、名詞+助動詞」の4つがあります。つまり、動作を表す文、述語が動詞である文のほうが日本人には理解がしやすいのです。動詞以外の品詞が用言になる文章では、英語の場合be動詞が必要になります。ここの認識が難しいのです。
でも日本語で書かれた英語の参考書はbe動詞から始まります。なぜって英語で書かれた文法書はそこから始まるから、です。
ヨーロッパの非英語圏の人が英文法を学ぶならそれでも良いのです。なぜならヨーロッパの言語の大半にはbe動詞に当たるものが存在するからです。そして日本にある英語の参考書にはここに対する配慮考察がゼロです。個人的には「状態を表す文」の説明が全面的に分かりにくくなっていると感じています。逆に言うと日本語を学びたい外国人には「動詞がなくても文として成立する」ことが謎に見えるはずです。
こうしたことを整理することで、英文法はかなりスッキリ整理して理解できると個人的には考えています。
忘れるな?
阪神大震災から31年が経ちました。こうした震災の節目の日になると、マスメディアはこぞって「忘れるな」と連呼します。
当事者にはあんな経験忘れることは不可能なので、この言葉は「罹災しなかった人の言葉」でしかないと感じられてしまうのです。災害っていうものは、自然現象などによって自分の体や財産や生活インフラが破壊されて相当期間不便を強いられるのが災害であって、それがおきなければ単なる自然現象に過ぎません。「今のすごかったねぇ」で終わる話。災害になるかならないかは運。
阪神大震災で忘れられないのは、この年に政府は住専の損失補填という単なる商売の失敗に税金を6000億円投入したこと。前例などないのに多額の税金を投入しました。他方、罹災者で住宅の損壊でローンだけが残った人への経済支援は何も行われませんでした。過去に前例のない都市型災害であればこそ考慮されるべきだったのに(不動産融資の焦付きには対応したのに)。
忘れてはいけないのはそういうことの方なのではないか?、と。