子猫使いのやすしの日々 -14ページ目

ハードカバーは嫌いです

 雨、すごかったですね。多摩川とかなんかとんでもないことになってましたね。やっぱり自然災害ってのは恐ろしいもんですね。
 台風も恐ろしいけど、ぼくはやっぱり地震が一番恐ろしいですね。地震が起きるたびに「あ、これ関東大震災だ。これからどんどん大きくなるわけでしょ。終わった・・・」って思ってしまうんですよ。思考部分の1割にも満たないかも知んないけど『死』をどうしても意識してしまいますね。
 まだ生きていられることに感謝しつつ本の紹介します。

サウスバウンド 上 (1) (角川文庫 お 56-1)/奥田 英朗
¥580
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サウスバウンド 下 (3) (角川文庫 お 56-2)/奥田 英朗
¥540
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 この本は元活動家の父を持つ子供が主役の本です。
 この父親ってのが根っこから反体制の思想の持ち主で、義務教育なんて国が勝手に作ったもので学校なんぞ行く必要はないと子供に言うわ、子供の担任の先生に子供が蛍の光を歌うことを拒んだらどうするか尋ねるとか、子供からすると非常に迷惑な行動を取る。
 また警察が大の嫌いで警察は「犬」以外のなにものでもないようで、よく噛み付いて事件を起こしたりする。
 そんな父を持つ一家だから東京の中野にはいろいろと住みづらく、沖縄の西表島に家族揃ってまったくノープランで引っ越して、西表島でもまた事件を起こすというような小説です。

 かっこいいんだ、この親父が。惚れ惚れするようなかっこよさ。最初の方はなんて迷惑な親父だ、子供のことをちょっとは考えろ!とか思うんですが、後半になるにつれてかっこよさが際立ってくる。うまいなーって思いました。見事作者の思惑にハマってしまった作品です。

 この本の作者の奥田英朗さんは、「空中ブランコ」という作品で直木賞を受賞してるし、この作品は特別ドラマ化されたようなので「空中ブランコ」で有名なのかもしんないですね。なんつってもイカレタ精神科医の伊良部が面白いしね。
 とは言ってもぼくはまだこの「空中ブランコ」は読んでないんです。知ったかぶりするんじゃねえ!と罵声が聞こえる前に釈明しておくと、この「空中ブランコ」は伊良部を扱ったシリーズ物の二作目であって、一作目の「インザプール」という作品を読んでいたから、この「空中ブランコ」も絶対面白いんです。

イン・ザ・プール (文春文庫)/奥田 英朗
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空中ブランコ/奥田 英朗
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町長選挙/奥田 英朗
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 ちなみに三作目は「町長選挙」という作品ですが、もちろんまだ読んでおりません。これも絶対面白いよ。
 そんなに面白いって言うなら、おまえが読め!って思うかも知んないですけど、まだ「インザプール」しか文庫化されてないんですもん。ハードカバーって嫌いなんですよね。高いし、でかいし、読みづらいし。
 早く文庫化されることを期待して待ってまーす。

 
 
 

まじで買うっきゃなくね

 いやー、すごいですね、雨。なんか雨が地面走ってますもんね。こうなると傘なんてなんの役にも立ちません。家に辿り着いたときは全身びしょ濡れでした。
 傘ってもうちょっと進化しないんですかね。だってたぶん江戸時代くらいから今とたいして変わってないでしょ。変わったとしても素材だとか、おしゃれ的ななんかでしょ。そんなのいらねーからもうちょっと濡れないで済むような、画期的な傘に進化して欲しいですね。そんなの作った人がもしも選挙出たら清き一票あげちゃうよ。

 傘はこんなに進化していないというのに、ipodはこんなに進化しました。

       ↓
 


 欲しいですね。唇舐め回してしまうくらい欲しいですね。もう正直iphoneなんてどうでもいいと思わせるほどのポテンシャル秘めてますね。

 そこで問題が一つ。仕様を羨ましさ100%から見ていたら、システム条件Mac OS X v10.4.10以降と書いてある。はい、自分のMacはMac OS v10.3.9です。あー!足りない!今さらTigerを買えってか!?ずっと買わないでPantherで我慢してきたのに今さら買うんですか?
 というか素朴な疑問ですのでどなたか精通している方いらっしゃれば御享受いただきたいんですが、PantherからTigerすっ飛ばしてLeopardにいけるもんですか?インテルMacじゃなくても大丈夫は大丈夫だった気がしたけど、10.4を飛び級できますかね?もしそれができるのであれば、今さらTigerなんぞには目もくれず直で10月になったらLeopard買うんですが・・・
 まあ一番手っ取り早いのは新しいiMac買うことなんですが、もったいないんですよね。今使ってるので十分だし。でもipodtuchは欲しいし。でもTiger買うのもったいないし・・
 なんてくさったミカンみたいになってますが、まあきっと時間が解決してくれるでしょう。電車にどっかのとんまさんが買ったばかりの新iMacを忘れることも絶対ないとは言い切れないし。
 
 今日の台風でこのくされipod壊れちまえばサクッと決心したんだけどなー。もうモノクロじゃなくて、いい加減カラーの画面が見たいよ、ぼくも。

楽しみですね

 今日米国で(日本時間明日の深夜2時頃)発表されそうですね。新ipodが。
 うさんくさいけど画像も流れてきました。

         




 どうもうさんくさいですね。
 以前新iMacのとき完全に情報に踊らされたんで、同じ轍は二度と踏まないということから、やっぱりうさんくさいと言いますね。
 でもタッチスクリーンってのはありでしょ?ありだよね?これ自体がガセだったら泣くよ。
 やっぱりちょっと欲しいですね。3日前の記事に音楽聞く媒体はiphoneまで待つとか書いてましたが、取り消しますね。もしかしたら買うかもしんないですしね。もちろんかなりのポテンシャルを秘めた媒体であればの話しですが。

 ちょっと違う話しですが、マイクロソフトのipodキラーこと『Zune』が値下げされたそうですね。しかもiphoneキラーとなるかZuneに携帯電話の機能をつけることも悪くないみたいに考えてるみたいですね。
 こんな動画がありました。ipod VS Zune



 ぼくは英語とか分かんないんで、結局どっちが勝ったのかわかりませんでした。途中からipodとZuneをガツガツぶつけ合って頑丈な方の勝ち!みたいの期待してたんですがやってくれなかったですね、彼。まあもったいないしね。内容はわかんなかったけど、最終的にはむしろ漁夫の利的なiphoneが勝ったんじゃないかと解釈しました。
 やっぱり外人の方ってこういうのが似合いますよね。日本人がやってもどうしても滑稽にしか見えないんですよね。
 でもぼくも一度こういうのやってみたいですね。「畳VSフローリング」とかで。畳の良さとフローリングの良さをただひたすら喋るのをビデオ撮影。すげー身振り手振り付けて。一切恥ずかしそうな顔せずに。どマジで。「こんなに硬い」とか「こんなに寝やすい」とかひたすら誉める。やってみたいな。

 話しがだいぶ脱線してしまいましたが、まあとりあえずは新ipodの発売を心待ちにしてます。明日ビックカメラ行っちゃうかもしれません。もしかしたらその場で即購入なんてことも・・・

 期待をを遥かに超えるような品だといいな。

5分の4を伝えられたか

 8月13日のブログに書いたんですが、(http://ameblo.jp/discon/entry-10043258436.html)友人にこの記事について「あれじゃあほんとに5分の1も伝わらねーよ」と愛のあるだめだしを受けたので、残りの5分の4を埋めるために筆を取ることにしましたよ。

 前回の記事の冒頭に「自分ができなかったことを他人があっさりとこなしてしまうと悔しい」と書きましたが、まずこれ自体がぼくの言いたいことのすべてを伝えられていない。まず出だしからダメだったんですね。これじゃあ確かにダメだ。
 そう!ぼくが言いたいのは、うーんなんちゅうのかなー、こううまく言葉が見つからないんだけど、そうこんな感じ!



 トシは大学をどうにか5年間で卒業し、第一希望ではなかったけど、どうにか大手の油販売会社に就職することができた。大学で一年間浪人したけど、どうにかある程度名も知れた大手の会社に入社することができて内心ほっとしていた。
 大学生活は楽しかった。骨折もしたけど彼女もできたし、バイトクビになったけどたくさん友人もできた。思い出すだけで今でも笑ってしまう出来事がたくさんあった。真のはにかみ王子はここにいる!なんて思うけど、口には出さない。
 会社は厳しかった。めちゃめちゃ厳しかった。まずトシが行った仕事は深夜の会社の床掃除だった。なんでおれがこんなことしなきゃいけねーんだとは思うけど、口には出せない。先輩に言われるがままに深夜3時までかかって、会社の床をすべて雑巾で拭き掃除をした。そのあと乾拭きも忘れなかった。途中で何度も帰ろうとは思ったが、これがおれの最初の仕事だ!というよく分からない使命感から手も休めずゴシゴシこすり続けた。
 翌日、出社して褒められるのを待っていたが、誰も「なんか床、きれいじゃね?」とか言わないし、気づいてもいないみたいだった。床掃除をするように言った先輩は、体調が悪いとかで休んでいた。
 トシは少し悲しくなりました。でも口には出しません。
 その翌日、先輩が出社してくると「おまえに外回りってのがなんなのか教えてやる。ついてこい」と言われ、その後ろ姿に頼もしさを覚えつつ、犬のように尻尾をフリフリついていった。
 車谷さんのビルに着くと、先輩は「じゃあ行ってこい」と言う。
 「えっ?油野さんは行かないんですか?」
 いきなり胸ぐらを摑まれ、「おまえは先輩の命令が聞けねーのか」と三白眼で睨まれた。おーこの先輩やっぱめっちゃこえーなとブルブル犬のように震えてしまったので、一人車谷さんのビルの階段を上がった。先輩は麻雀場にいるから終わったら来いとのことだった。
 結果からすると初めての営業はだめだめだった。そりゃそうだろう。なにを売り込みに来ているのかもトシは理解していなかったから、車谷さんの言ってることもほとんど理解できなかった。
 暗澹とした面持ちで麻雀場に顔を出すと先輩は顔に青筋を浮かべて、学生の胸ぐらを摑んでいた。「ちょっちょっちょっ」と間に割り込むと、先輩は「このガキがおれからたくさん金を奪っていった」と怒っていた。先輩は麻雀が弱いらしい。
 どうにか先輩の気を宥め、ついでに学生に金を払い店を出ると、先輩は今日の営業はどうだったと尋ねて来た。トシはとっさに「すごくうまくいきましたよ。ありゃ間違いないです」と嘘を吐いた。昔から機転は利く方だった。
 なにが間違いねーんだ?と先輩にしつこく聞かれたけど、間違いないですからと言い続け、どうにか煙に撒いた。
 その後も先輩と営業に行くぞと言われ何度か一緒に外に出ているが、一度も先輩は一緒に付いて来てくれなかった。先輩は毎回ギャンブルをしていてたいてい負けていた。負けた時はトシがいくらか金を払うことがしばしばだったが、たまに勝っても一円もくれないし、コーヒーも奢ってはくれなかった。それだけ勝ったならちょっとくらい奢ってくれてもいいじゃないですかと思うが、口には出さない。
 トシが働き始めて半年が経過したころに、大学時代の友人の頓田が上京してくるからと久しぶりに会うことになった。
 頓田は現在無職で、アルバイトを転々と変え、その日暮らしのような生活をしているという。
 「どうや?仕事は忙しいんか?」
 「ああ、すごく忙しい。おまえも働いてみりゃ分かるよ。あれだな、仕事って苦痛以外の何者でもねえな。もう明日にでも辞表をあのハゲ課長の頭に叩き付けてーよ。あっでもあの頭じゃ辞表がくっついて剥がれなくなっちゃうか、あはは」
 頓田との久しぶりの再会はトシの仕事の愚痴で終わってしまった。先輩はコンブというあだ名になり、ハゲ課長はハゲで落ち着いた。
 土曜日になると憂鬱になるようになった。明日の日曜が終わってしまったらまた仕事かと思うと、お腹が痛くなる。ただ一つの光明はあった。頓田が東京の会社に内定が決まった。近々東京に越してくるという。頓田はとことん社交性のない男だった。誰に対してもたいてい嫌われる。よく話せばいいやつなんだけどなー。
 頓田が東京に越してくるのが光明というわけではない。頓田が社会人になるのが光明なのだ。あいつが社会に溶け込めるわけがない。ようやく自分よりも下層で苦しむ人間を見ることができる。トシの口は歪んでいた。だから言ったじゃん仕事はつまらねーよって、来るべき日に向けて鏡に向かい、さりげなく、クールに頓田に言うべき台詞の訓練を絶やさなかった。
 頓田も働き始め、しばらく経ったが、トシはどんどん追いつめられていった。額も後退した気がする。死んじゃうおれ?というのが口癖になったころ、とうとう頓田から誘いのメールが来た。
 「おう、久しぶりやな」
 「よう、社会人。おまえも社会人みたいな面構えになったじゃん」
 トシはきつめのモスコミュールうを舐めながら、頓田の愚痴を待っていたが、頓田はなかなか仕事のことを切り出さないで、こないだ原宿行ったとか、喫茶店に入ったとかどうでもいい話しばかりしている。トシは頓田の口から「ほんまおまえの言う通りやったわ。おまえもようけ続いてるわ。尊敬するわ、ほんま。仕事って、ほんまきっついなー」という台詞が吐き出されるのを今か今かと待ち続けた。
 だが頓田はそんなトシの下心に気付いてか、気付いてなのか、なかなか仕事の話しをしないで、習字の話しに夢中になっている。
 とうとうトシは根負けし、頓田に仕事はどうよと尋ねた。
 頓田が一瞬きつそうな顔をした。その顔を見ただけでトシは笑顔になった。だが頓田の口から発せられた言葉はトシの想像とはあまりにかけ離れた台詞だった。
 「仕事、めっちゃ楽しいやわ。いやな、先輩に猿山さんて人がおってな、その人がめっちゃいい人やねん。面倒見もごっつええし、男前やし、おもろいしな。あと経理に又子さんってこれまたごっつきれいなべっぴんさんがおるんやけど、なんかわいに気いあるのかもしれへん。だってな……」
 魂が抜けていたのかもしれへん。おまえだけはおれの気持ちもよう分かってくれると思っとったのに。トシはもうあかん、死のうと口に出しそのままビルから飛び降りた。落ちていく中で車谷さんのビルを見た気がした。


 まあこういうことですよ。これは悔しいですよ。おまえだけは信じていたのに、みたいな。実はこの話し全5回に分けて完成させようと思ってましたけど、もう完成しちゃいましたね。この記事がぼくの言いたかったことすべてを代弁してくれてます。
 もしこれでもまだチンプンカンプンだと言われたら、ぼくはもう一回書くことになるだろう。

リアル3

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 しつこく電話は鳴り続けている。ここまでしつこく鳴らされると不安になる。
 ぼくはあの気色悪い話し方をする男に仕事の依頼をしていたのかもしれない。それで仕事が見つかったから電話をしてきてくれているのかも知れない。
 どうにも落ち着かない。カップ麺を食べても眼鏡を掛けていないから曇らないのはありがたいけど、ちっとも落ち着かない。
 でもあんな話し方をする男はぼくの記憶に蓄積されていないし、あんな話し方する人間は信用できない。ろくでもない人間に決まってる。ろくな教育も受けていないだろうし、人を騙して奪っているような人間に決まっている。
 でも、でもふと思う。もしかしたらそれはぼくの偏見なのかもしれない。本当に困っている人を放っておけない性分の人なのかもしれない。もしかしたら小さな子供の命とかを救ったことがあるような尊敬すべき人なのかもしれない。
 もし次に電話がかかってきたら出るだけ出てみよう。話を聞いてみて、詐欺だったら断ればいい。ぼくにとって大事な話であれば聞いてみて判断すればいい。
 カップ麺を食べ終えてしまったが、もう電話はかかってこない。
 一度受け身の態勢を取ると電話を待ち侘びるようになるから不思議だ。早く掛かってきて欲しいと思う。
 
 その日電話は結局鳴らなかった。ぼくはおかげで一日中家から出ることができなかった。次の日にはあの気色悪い男からの電話がいつあったのか分からなくなった。昨日だった気がするし、一年前の気もする。ぼくにはやるべきことが多すぎる。
 あの男からの電話も待っているし、彼女との待ち合わせにも行かないとならないし、ガスの点検がいつまで経っても来ないから催促をするかどうか考えないといけない。
 あの気色悪い男からの電話もいつ掛かってきたか覚えてないし、彼女との待ち合わせは場所と時間は分かるけど、日にちが分からない。ガスの点検なんていつ依頼したか覚えていないから、もし昨日点検を頼んでいたらと思うと催促もできない。
 だからぼくはいつも電話の前に座りただ電話を待ち、恋人と待ち合わせの時間に近づいたら待ち合わせをしていた公園に行き、ガスの点検がいつかを確認しようか迷っているうちに一日が終わってしまう。
 日記を付ければいいのかもしれない。でもぼくには毎日日記を書くなんて几帳面なことはできない。基本的にだらしない人間なのだ。よく彼女にも怒られている。
 そういえば、彼女に最後にあったのはいつなのだろう。(続)


 めちゃくちゃだけど、とりあえずまだ書きます。

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