リアル3 | 子猫使いのやすしの日々

リアル3

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 しつこく電話は鳴り続けている。ここまでしつこく鳴らされると不安になる。
 ぼくはあの気色悪い話し方をする男に仕事の依頼をしていたのかもしれない。それで仕事が見つかったから電話をしてきてくれているのかも知れない。
 どうにも落ち着かない。カップ麺を食べても眼鏡を掛けていないから曇らないのはありがたいけど、ちっとも落ち着かない。
 でもあんな話し方をする男はぼくの記憶に蓄積されていないし、あんな話し方する人間は信用できない。ろくでもない人間に決まってる。ろくな教育も受けていないだろうし、人を騙して奪っているような人間に決まっている。
 でも、でもふと思う。もしかしたらそれはぼくの偏見なのかもしれない。本当に困っている人を放っておけない性分の人なのかもしれない。もしかしたら小さな子供の命とかを救ったことがあるような尊敬すべき人なのかもしれない。
 もし次に電話がかかってきたら出るだけ出てみよう。話を聞いてみて、詐欺だったら断ればいい。ぼくにとって大事な話であれば聞いてみて判断すればいい。
 カップ麺を食べ終えてしまったが、もう電話はかかってこない。
 一度受け身の態勢を取ると電話を待ち侘びるようになるから不思議だ。早く掛かってきて欲しいと思う。
 
 その日電話は結局鳴らなかった。ぼくはおかげで一日中家から出ることができなかった。次の日にはあの気色悪い男からの電話がいつあったのか分からなくなった。昨日だった気がするし、一年前の気もする。ぼくにはやるべきことが多すぎる。
 あの男からの電話も待っているし、彼女との待ち合わせにも行かないとならないし、ガスの点検がいつまで経っても来ないから催促をするかどうか考えないといけない。
 あの気色悪い男からの電話もいつ掛かってきたか覚えてないし、彼女との待ち合わせは場所と時間は分かるけど、日にちが分からない。ガスの点検なんていつ依頼したか覚えていないから、もし昨日点検を頼んでいたらと思うと催促もできない。
 だからぼくはいつも電話の前に座りただ電話を待ち、恋人と待ち合わせの時間に近づいたら待ち合わせをしていた公園に行き、ガスの点検がいつかを確認しようか迷っているうちに一日が終わってしまう。
 日記を付ければいいのかもしれない。でもぼくには毎日日記を書くなんて几帳面なことはできない。基本的にだらしない人間なのだ。よく彼女にも怒られている。
 そういえば、彼女に最後にあったのはいつなのだろう。(続)


 めちゃくちゃだけど、とりあえずまだ書きます。

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