8 bottles a week (ワインを中心に) -13ページ目

トゥア・リータ ロッソ・デイ・ノートリ 2007

【生産者】 Tua Rita
【銘柄】 Rosso dei Notri 2007
【産地】 伊 トスカーナ
【購入店】 地酒 & WINE TODA
【価格】 1364円
【俺P】 79点

毎年チェックしているハイコスパ銘柄、トゥア・リータのロッソ・デイ・ノートリ。
通常2000円程度するのだが、最新VTを破格で買うことができた。

やや温度が低すぎたせいか、香りはあまり開いてこない。

しかし口に含むと豊かな黒系の果実味、このクラスには不釣り合いなタンニンの質の良さ、テクスチャーの滑らかさを感じる。
やはりロッソ・デイ・ノートリである。

例年、イタリアワインの割に酸度は低い印象なのだが、この07に関しては比較的酸を感じる。
その点もなかなか悪くない。

ただ、温度のせいか、酸のせいもあるのか、ちょっとだけ固かったかなという感じも受けた。

例年はリリース直後から果実味全開なのだけれども、トスカーナの07はかなり良い年になりそうとの話だから、少し寝かせてみてもいいのかも。

2本買ったのでもう1本は、しばらく待って飲んでみようと思う。

アンセルミ サン・ヴィンチェンツォ 2003

【生産者】 Anselmi
【銘柄】 San Vincenzo 2003
【産地】 伊 ヴェネト
【購入店】 某ネットショップ
【価格】 375ml 640円
【俺P】 78点

元ソアーヴェの旗手、アンセルミ。
現在はD.O.C.ソアーヴェを捨て、I.G.T.規格でのみリリースしている。

飲んでみると悪い意味でのソアーヴェらしさがなく、他の大多数のソアーヴェと一緒にされたくなくて脱退したというのも納得がいった。

とかくソアーヴェというと、しゃばしゃば薄くて酸だけが目立つ、痩せたワインというイメージがある。
その点このワインは、果実味とアルコールによる一定のボディ感を獲得しており、普通のソアーヴェとは一線を画する仕上がりだ。

もちろん無駄に濃い方面に行ってしまっているわけではなく、基調にあるのは綺麗な酸。
非常に好バランスで、食事とも合わせやすいスタイル。

一般にソアーヴェは若飲み用とされているが、このサン・ヴィンチェンツォはアンセルミの中では安いラインナップながら、6年を経て全くへたっていない。
この点も評価できる。

今回はたまたま半額で入手できたのだが、正価でも充分に高コストパフォーマンスといえよう。

ハーディーズ リザーヴ・シャルドネ N.V.

【生産者】 Hardys
【銘柄】 Reserve Chardonnay N.V.
【産地】 豪州
【購入店】 コストコ 幕張店
【価格】 5000mlで2238円
【俺P】 63点

5リットル入りBag in Boxの激安シャルドネ。
750mlあたりでは、何と336円である。

品質は、この価格帯の白としては群を抜いている。

ヴォリューム感のあるトロピカルな香りと、しっかりした甘い果実味は新世界安旨シャルドネの典型。
しかし酸もないわけではなく、意外とバランスが良い。

アフターに残る少しの苦みが難といえば難だが、値段を考えれば余裕で許容範囲だろう。