豊久保砦は伊那谷の箕輪町中心地からかなり北、天竜川の対岸を平行する尾根上にある。この尾根には寺山砦や城ヶ峰城(砦)といった小規模な城が並んでいて、なにか役割があったような雰囲気を漂わせているところ。
この砦については近くの上ノ平城に関連するものとの考えがあるらしいが、歴史は不明とのこと。
この日は箕輪町文化センターで午後から気象予報士久保井朝美さんの講演があるとのことで、午前中に付近の城めぐりをした。
最初は諏訪側の入口有賀峠にある砦に登り、続けて伊那谷に入ってここに着陣した。
伊那谷も真夏日、日差しが高い位置からガンガン照りつける暑い日だった…🥵
登り口は、東箕輪地区から砦のある尾根の東側へ回り込んでゆく林道知久沢線の起点。
ここは変形丁字路になっていて、登ってきた道から正面の山道へ入ってゆく。
少し離れた右手にある、この案内が目印になる。
道はハッキリ踏まれていて、緩い傾斜で登る沢状の底を進む。
しばらく登ると、尾根上の峠のようなところに出る。
尾根上には地形図にも描かれている道が通っていて、豊久保(砦のあるところ)への案内もある😮
ここも、ササが被ってきたり倒木があったりするが、さほどきつい登りでもない。
登っているうちに斜度がきつくなってくるが、これが砦の南面らしい。
そして今少し登ると、「豊久保(山城跡)」という案内の立つ小ピークに着く。
ちゃんと山城なことが認識されていて、立派な案内✨
ハイキング程度で訪問できるコースに組み入れているようだ😊
ただ、見ての通り周囲がヤブで、城らしいようすが全く見えない😂
看板の裏側少し奥に土塁があるというのだが、どう見てもササヤブの中だな…🥶💦
背丈を上回る、しかも1メートル先も見通せないような猛烈なササヤブだが、せいぜい10メートルも進めば土塁堀切コンボが横たわっているようなので、身を埋めつつ突進する💨
そして、コレが土塁😂
何がなんだかサッパリ、の図🤣
その向こう側には、深さ3メートル弱の堀切が東西に竪堀を引いているのが見える。
しかし、これまたヤブが濃いぃ過ぎて、写真にするとサッパリ分からん💦
少し動き回って、尾根線近くからカメラを持ち上げてヤブの上へ出して撮ったのが、コレ😂
ヤブの梢が薬研のVを描いている😂
思ったよりシッカリ掘られているようだ。
それにしても、視界1メートル以下のヤブが背丈より高く伸びているようすは、なかなかゲンナリするが…
まぁ、こんなんなら初めてぢゃないでな🥸
近くの城ヶ峰城(砦)なんかも🌿🌿スゴかったで…
ヤブが猛烈すぎて、砦が見て回れた範囲だけだったのかは分からなかったが、単郭のシンプルな砦のようだ。
★豊久保砦
長野県上伊那郡箕輪町東箕輪
登城口の前は丁字路なので車は置けない。少し離れた知久沢自然体験の里公園の駐車場を利用し徒歩。
山城
(2025年7月22日 記)