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またまたやってきた伊那谷で攻城目標にしていたのが、思わぬ経緯で寺山砦に攻めかかったせいで昼前になってしまった…😅

車は巨大な堰堤の前にそのまま置いて、置き忘れた📷のバッテリー入れて、いざ出撃💨


現地の案内では『城ヶ峰砦』となっているが、ひと山全体に土木工事をほどこして城塞に仕立てたもので、規模はそれなりにある。

信州の山城で時々見かける、山稜の前面広い範囲に段郭を多数並べ、背面は堀切を並べて防御する縄張りになっているが、同じような縄張りの式部城 (佐久市)と比べると段郭の数が非常に多く、細かいようだ。

経歴などは不明なのだという。


アプローチは県道19号線「東西線入口」交差点の山側になる。登城道は沢沿いを登ってゆくところで、手前に車を止められる場所はあるが、道が非常に狭い💦
駐車スペースからは、こんな草深い道が続く😨


やがて鎖の封鎖を越えると草は消え、コンクリ道を登るとこのような場所が現れるが、鳥居の奥に祠があるだけで城には登れないので、コンクリ道をさらに進む。

もう少し登ると左側に薄い山道が入ってゆくので、ここから入る。

すぐに狭い平坦地が現れる。
主郭の南〜西側一帯に、このような狭い段郭が何重にも積み重なっているのだという😮

下の方の何段かは山道で回り込みながら登れるので、辿れるだけ辿ってゆく。
そして、踏跡が見えなくなるこの段郭がルートファインディングのポイントになろう。

変なところに突入すると猛烈なヤブで前進もままならなくなる程なので、どこから登ってゆくかは極めて重要。
ココは、右奥に見えるこの急な踏跡を登ってゆく。
ここから行くと、ほぼヤブに出会わずに踏跡をたどって主郭直下まで登ることが出来る。

途中も、そうとうな数の段郭を登ってゆく💨

しかし、主郭直下はどこから登っても猛烈なクマザサのヤブに阻まれる🥶
幸い距離は大したことがないので、とにかく掻き分けながら高い方、高い方へ向かってゆくと、主郭を取り巻く土塁上に出る。

ココには踏跡がある。

そして、土塁上を西に回り込んで主郭を覗き込んだ時の光景に、言葉を失った…

完全なヤブやんけ!🥶

土塁に囲まれているのは分かるのだが、城の曲輪らしい雰囲気が全く無い💦
こんなトコ、絶対に踏み込むものか🥶

西に降りてゆくと、小さな曲輪があった

曲輪から主郭を見上げる
高さがあって迫力は相当なもの✨
かなりの急斜面だが、🌿の無いところを選んでいけば登降はわりと簡単

そしてココの見どころは主郭裏の3本の堀切というので、主郭の裏側へ回り込んだが…

その有様は、壮絶だった…🥶


(2021年8月11日 記)