増尾城はJR常磐線柏駅から南の方、柏スタジアムを通り過ぎて芝浦工大柏のすぐ隣にある。今は城址公園。
戦国時代には小金城を本拠とする在地領主であった高城氏の家臣平川若狭守の城だったことが伝わる程度で、詳しい来歴は分かっていないようす。
Wikipediaに記事がある。
谷戸を挟んで南隣にある幸谷城に行ってから、てくてく歩いて訪問した。
公園の表口は南側の芝浦工大柏中・高の方だが、大手口は西側の公園駐車場付近だったらしいので、こちら側から入ってみることにした。
公園駐車場は普通乗用車7台分のスペース。
その北端に公園入口がある。
中は森だが、なんか事業所かなにかの入口みたいな感じだな…😮
入ると間もなく土塁の前に出る。
城址へは右に行けとある。
いかにも土の城といった感じ😮
その右の方を覗き込んでみると…
いかにも虎口のような土塁の切れ目から、奥のほうが見えている。
この奥は後で入ってみることにして、まずは左へ行ってみる。
こちらには、土塁の向こうの曲輪…副郭を守る空堀が伸びているということだが…
早速、左に折れている…😮
外側に階段が2本登っている。
上は外曲輪のような感じの、削平された広い空間。
向こう側の空堀から分かれて、この空間に入ってくる通路のような溝もある…
ここは城外と扱われているようだが、実は外郭にあたるところで、この溝は虎口だったのかな?
空堀に戻って覗き込んでみると、そんな感じだな😮
さて空堀っ💨
ちょっと大人しくなっているようだが、しっかり掘られた様子は残っている。
向こう側まで50メートル足らずで、意外と短い。
北端のコーナー。
キレイに直角に折れている。
その先は…
左の城外側の土塁が崩れて切れ切れになっているように見える…
この切れ目のようなところから、城外への道が伸びている。
振り返ってみると、外側の土塁が結構しっかり残っている。
木の生えている土の盛り上がりが土塁で、その左が空堀になる。
ここから先が、緩やかなカーブを描きつつスラリと伸びていて、カッコいい✨
土塁の外を見下ろしてみる。
かなり深くて広い谷戸が入り込んでいる。
ここも公園の敷地にはなっているが、城の外らしい。
反対側に副郭への登り口があるが、後補っぽい。
土塁の上の方だけ少し掘って、あとは切岸に階段を付けただけのように見えるもんな…💦
この先で、空堀はクランク状に折れるだけでなく、底が大きく下がる。
左隅に生えている木の向こう側へ、右から回り込みつつ急に高度を下げている。
反対側から見ると、3メートルぐらいの高低差があるのが見える。
階段をつけるほど急な落ち込み😮
この先、外側の土塁は低くなって段郭のようになるが、なおも東へカーブしつつ続いている。
末端は階段道が横切っているところで、放置されかけた柵に仕切られている。
向こう側は土取りで失われたようだ…
ここから階段道を降りてみる。
城の方を見ると、確かに斜面が二段になっていて、いかにも土の城の雰囲気だ😮
谷戸はけっこう広く、公園に整備されているとあって訪れる人もけっこうあった。
芝浦工大柏の正面玄関すぐ前。
ここから階段道を登っても曲輪内に行けそうだったが、ここも後補っぽいので駐車場入口まで空堀を戻って、
(柏 増尾城 その2に続く)
(2024年2月29日 記)