丸山狼煙台はJR信濃境駅からまっすぐ南に1kmも行かないところ、ちょうど釜無川に向かって急斜面になる端にあって、今は『つつじヶ丘公園』になっている。
昨日探索した蔦木城から北に400メートルぐらいのところだ。
蔦木城と同じく教来石民部少輔の砦だったとされる。
公園化された城とのことで、朝一番でもありチャチャッと探索しようと思って行ってみた。
写真の速度規制標識の脇が、入口だ。
…だが
車入れないやん😨
公園になっている城だから駐車場ぐらいあるだろう…
なんて甘く考えていたのが間違い💦
公園への入口は塞がれていた…
仕方なく、前を走る県道195号を少し下ったところにあった、路肩が広くなっている場所に車を停めた。
公園の入口から登ってゆくと、道は東へ回り込みながら登っている。
もちろん公園化されたときに車の乗り入れられる道として付けられたものだろう。
曲輪側の斜面はそれなりにしっかりしているけど、コレ往時からの切岸なのか…?
それほど長い道でもないが登りきると、公園の広場が見えてきた。
左側に、公園のレリーフ。
公園は、ソフトボールぐらいなら出来そうな広場が一面、それだけのようだ。
狼煙台にしてはずいぶん広いが、往時はもっと高く、狭かったのだろうか。
それとも、狼煙台の他、ある程度の居住や駐屯の空間だったのだろうか🤔
さて、この城には南の方に帯曲輪があるというので、南の方へ行ってみる。
まず目についたのが、池でも作ろうとしたのか、石を並べて中を掘ったらしい凹みだが…
これが往時のものだったら、スゴいけど…
さて、帯曲輪はこの池のようなところから南側の斜面を下ったところらしいが…
そこは完全な🌿と🌳の世界だった…
傾斜のそんなに急でない斜面が広がっていて、だいぶ下の方が平坦になっているようだが、斜面にへばりついているような帯曲輪らしいものは、なかなか見つけられなかった。
一度かなり下の方まで降りて、上の写真の斜面を登り返すと…
あった…😮
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230109/20/diis2002v1/c2/21/j/o0900060015227808112.jpg?caw=800)
実際には、先ほどの池のような凹みから、すぐ下だった😂
適当な所から下ったら完全に迷って、アチコチ探し廻っていたというオチ…
曲輪は撫で肩になって分かりにくいが、明らかに周囲の斜面を削って帯状の平場を作った跡だ。
上の切岸は、なかなか鋭い✨
ざっとこれだけの城で、往時のものを見つけ出すのはなかなかに難しい💦
近くの先達城、蔦木城などとまとめて、ササッと見て回るのが良いだろう。
★丸山狼煙台
長野県諏訪郡富士見町境
駐車場無し。JR線利用が無難。
丘城
(2023年1月10日 記)