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AIR - Flying colors




アーティスト: AIR, Kenji Furuya
タイトル: Flying colors

 AIR車谷浩司氏)の6枚目となるオリジナルアルバム。AIRの音楽はけっこう幅広く最近の作品はジャズっぽい感じが多かったりするがこの作品は重低音サウンドが活躍する激しいアルバムとも言える。AIRの魅力はなんといってもその歌声!声がよすぎる。特にバラードを歌ってるときの声なんかはすごい癒される。顔もちょっと幼い感じだし、勝手に癒し系だと思ってます笑。そんな癒し系のAIRでも激しい曲もいけるいける。
 
 リフのかっこいい#1「ME,WE」、Dragon Ash降谷建志参加の#2「RIght Riot」など前半5曲ぐらいは激しい曲が続く。その後は重い音ながらものどかなメロディの(剛の強さではなく柔の強さとも言うべきか)#6「Put your hands up」、アコギがいい味をだしまくってる#7「夏の色を探しに」。なんでも
この曲のイントロはkjSteady&Co.の「春夏秋冬」でパクったとかパクってないとか。そしてラストはAIRの美声とアコギできかせるラストにふさわしい#10「声にならない声に」。
 
 全10曲と曲は少ないですがいいアルバムってことに間違いはないです、はい。

 追伸:SNAIL RAMPの「HOTARU NO HIKARI」のAIRの入りはすこぶるかっこよく美しいです、はい。

伊坂幸太郎 - オーデュボンの祈り



著者: 伊坂 幸太郎
タイトル: オーデュボンの祈り

 最近はまっているミステリー作家がこの人、伊坂幸太郎である。なんといってもこの人の作品はおもしろい!綿密計算された話の構成と、個性あるキャラクターの数々、そして読み進んでいくうちに次第に完成していくパズル。このいくつかの破片が重なり真実がわかったときの爽快感はたまらない。
 この作品は伊坂幸太郎のデビュー作品。コンビニ強盗に失敗した主人公がいきなりつれてこられた150年間外部との交流を持たない孤島で直面する事件。未来を予知できるというしゃべるカカシが殺された。そして主人公はその事件の真相を追う・・・。
 まぁ僕はあらすじ紹介は苦手なのでこれだけ読んだ人はさっぱり意味がわからないと思うが、アマゾンではわかりやすく説明されているのでそちらも除いてみてくださいな。
 まだこの人の作品は3つぐらいしか読んでないのでもっと読んでみたいと思う。でもこの作品しか文庫化されてないのは普段電車の中で本を読む僕にはきつい。

V.A - Deli Presents チカチカ秘 大作戦



アーティスト: オムニバス, DELI.MIKRIS.MACKA-CHIN feat.Tina, YAKKO FOR AQUARIUS, MIKRIS.MACKA-CHIN.DELI, DELI.MACKA-CHIN feat.YAZ DA P.D.JPSEPH CACCIO E NA, MIKRIS, DELI.MIKRIS.MACKA-CHIN feat.GOCCI
タイトル: DELI presents チカチカ秘大作戦

 現在日本のHIPHOPシーンで絶大な人気を誇るNITRO MICROPHONE UNDERGROUND(といっても最近はもうそんなでもないかな)のハイトーンボイス、DELIそしてMACKA-CHINYAKKOMIKRISからなるチカチカプロダクションの作品。だが、HMVでもタワレコでもDELI名義となっているしまあDELIの作品だなと思ってくれて間違いない。DELINITROのソロの中で一番完成度の高い作品を作ると思う。この作品ももちろん、ソロアルバムもよかったし、YAKKOとのユニット、AQUARIUSのアルバムもかなりよかった。
 
 このアルバムの聞き所は、まず哀愁漂うメロディを歌姫・Tinaが歌う#1「シャボン玉」、#2「ジキルとハイド」はスキットだがさすがYAKKO!かなりドラマチックでかっこいい。そしてLTSよりGOCCIを迎えた#6「安楽死」。この曲の中でDELIが「出発進行」というのを「でっぱーつっしんこう!」というのが耳に残る。そしてGOCCIのチカチカという発音がかっこいい。そしていかにもMACKA-CHINの仕業だなと思わせるスキット#7「婦長の現場」をはさみ、豪華なマイクリレーの#10「チカチカサーキット」そしてMACKA-CHINがもっていく#12「ティンティーリ」と聞き所満載!
 何より全体の雰囲気が統率されていて、いい。そしてなによりジャケットが、いい(笑)。この娘はAV女優の伊東怜さんだそうです。

こんなんでいいんかなー

 ふぅ。とりあえず3日くらいやってはみたものの、まだまだブログっちゅーもんを理解できてなく、いまいち有効利用できてない気がするぁあ。
トラックバックっつーのはどう活用するもんなのかがよくわかんないし。
まぁしばらくは自分で模索しながらたんたんとがんばってみます。
まぁ自己満にはなってるし、いっかな!

GOING UNDER GROUND - かよわきエナジー




アーティスト: GOING UNDER GROUND, 河野丈洋, 松本素生
タイトル: かよわきエナジー

 GOING UNDER GROUNDの音楽は胸キュンソングとも言われるようにどれもせつなさを感じる曲の数々。そしてまた歌詞も切ない感じで確かに胸キュンという感じである。このメジャーでの1stアルバムは全体的に秋っぽい雰囲気で、彼らの魅力を味わうには最適なアルバム。
 #1「ある日、忘れ物をとりに」はインストながら切ない切ない!映画のBGMのよう。そしてギターを全面的に押し出したロックナンバー#2「グラフティー(album mix)」#3「センチメント・エキスプレス」そしていかにも胸キュンな#4「雨の樹」#5「凛」、終盤にあの名曲へとかわる#8「かよわきエナジー~Take Me Home,Country Road」といい曲目白押し。上に少し触れたように彼らは映画の音楽なんかを手がけるといい仕事をすると思う。「ジョゼと虎と魚たち」のくるりのように。でも個人的には最近#2、#3のような激しい曲が少ないのでそういうGOING UNDER GROUNDをもっと聞きたい。

DOPING PANDA - PINK PANK




アーティスト: DOPING PANDA
タイトル: PINK PaNK

彼らのサウンドは軽快なロックサウンドに打ち込みが加わったというか少しデジタルな部分が混ざったサウンドで、見事にこれがマッチしていて彼ら独自の音楽を作り上げている。Voの古田氏は自らをスターと名乗るのも納得できる極上のメロディ。そして少し高めの声もこのサウンドに最適だ。
 お勧めは#2「Tabloid Pub Rock」、#3「Transient Happiness」、#4「Don't stop your melodies」。特に#3、#4は一発で気に入った。
 今年ついにメジャーデビューし、4月に新作が出るということなので現在最も注目しているアーティストの一つである。

V.A - DIVE INTO DISNEY



アーティスト: ディズニー, ビートクルセイダーズ, スナッフ, リール・ビッグ・フィッシュ, H2O, ザ・バンド・アパート, ハスキング・ビー
タイトル: ダイヴ・イントゥ・ディズニー(CCCD)

 ディスニーの名曲の数々をロックバンドがカバーするというもので、参加アーティストはBEAT CRUSADERS,the band apart,DOPING PANDA,HUSKING BEEなどといった日本勢から、SNUFF,ALL,REEL BIG FISHなどといった海外組で豪華なメンツ。
 子供の時やディズニーランドなんどで聞く華やかなメロディにそれぞれのバンドの個性が加えられ非常にいい作品に仕上がっている。聞いていて楽しくなるCDである。全体的に疾走感がありすんなりと聞けるが特に注目してほしいのは、誰もが聞いたことある#1「MICKEY MOUSE MARCH」/BEAT CRUSADERS、これも有名で着メロとかでよくある#3「MAIN STREET ELECTRICAL PARADE」/REEL BIG FISH、彼らならではのアレンジがたまらない#7「GO TO THE DISTANCE」/DOPING PANDA,そして最も輝いてたのは#9「WHEN YOU WISH UPON A STAR(邦題:星に願いを)」/the band apartだろう。軽快なギターときれいな歌声が見事にマッチしている。
 同シリーズでは「MOSH PIT ON DISNEY」、「ROCK MOTOWN」が今のところでている。「ROCK MOTOWN」は軽く試聴しただけだが、やはりこの「DIVE INTO DISNEY」が元気が出るCDとして、ロックを味わうCDとして僕が最もお勧めできるCDです。

ICE BAHN - STARTREC



アーティスト: アイス・バーン
タイトル: スタートレック

 書けるときにたくさん書こう。お次は少しだけ掘り下げてICE BAHNの1stアルバム。2002年、2003年のB-BOY PARKで活躍した玉露FORKに加えJAPKIT、この3にんのMCはものすごい押韻主義で、高いスキルを持つ。
 とにかくこのICE BAHNは韻がすごい。とにもかくにも踏みまくっているので聞いていて楽しい。そしてよく思いつくもんだなぁと感心する。DJ NAPEY作の#2「クラウチングロケット」はとてもはまっているし、#5「言い逃げ」、#6「IB法」、#12「越冬」といい曲は多い。#6の「IB法」はほんとにおもしろい。和を感じるトラックに3MCが踏みまくる。中でも好きなのは「昔はサンタクロース を信じたワンパクボーズ も今ではファン獲得に なんかすごく 頑張るFORK 大好きな漫画クローズ」というFORKのラインにはやられた・・・!すぐにはきいてこなくても何度も聞いてるうちにはまる。他にもおもしろい韻はたくさんあるので、まだという方は是非! そして今後の彼らの動きも要チェックや!
 彼らはフリスタでも瞬時にこれだけの韻を踏むのだろうか・・・?生で見たことがない僕にはわからないがほんとに瞬時でこれだけ踏むというのなら、相当高いスキルだろう。・・・フリスタ見てみたい。

ELLEGARDEN - DON'T TRUST ANYONE BUT US



アーティスト: ELLEGARDEN
タイトル: DON’T TRUST ANYONE BUT US

 日本のインディーズロックシーンを語る上で、Hi-STANDARDの「ANGRY FIST」、「MAKING THE ROAD」やBRAHMANの「A MAN OF THE WORLD」はあまりにも有名で時代的にも結構前なので、その当時の衝撃や感謝の気持ちをつづりたい衝動は抑え、わりと最近の名作を紹介することにする。

 現在のりにのりまくっているELLEGARDENの1stフルアルバムである。僕はタイムリーではなく2nd→1stと聞いたクチだが、正直2ndではそこまではまらなかった。ただ、いいなぁーぐらい。だがこの1stははまったはまった。完成度が高すぎる。ELLEGARDENの武器である流暢な英語と、巧みなメロディセンス、エモーショナルな歌い方は数あるロックバンドの中でも突出しており、僕のストライクゾーンのど真ん中でもあった。加えて聞きやすさも兼ね備えているので、万人受けできるアルバムだろう。
 
 お勧め曲はまず#2「サンタクロース」、#6「月」#8「風の日」かな。といってもこのバンドのアルバムは全て捨て曲がない。3rdも聞いたがかなりいい。個人的には1st>3rd>2ndかな。4月にでるアルバムも期待大。シングル「Missing」も売れたことだし今年は去年のアジカンみたくなるんじゃないだろうか。最近DVDもかったのでそちらのレビューもいずれするつもりである。

山嵐 - マウンテンロック



アーティスト: 山嵐
タイトル: マウンテンロック

★★★★★★★★☆☆ 8



地元から山嵐。日本のヘヴィロック界において活躍している彼らだが、この作品は重い音が好きな人なら必ず気に入るだろう。持ち前の重く攻撃的なサウンドと、疾走感あふれユニークなリリックももつMC。自然と体が暴れたくなること間違いなし。全体的なイメージは和という感じだがまたそれもかっこいい。これもまた捨て曲はないのだがあえてお勧めすると、
 #1「DREAM ON」でまずいきなりテンションがあがるあがる。#8「自由人」はベースラインが気持ちいい。#12「送迎」は普段の山嵐が垣間見えるようで聞いてて非常におもしろい。そしてなんといっても#15「山嶺」だろう。先行シングルでもあるこの曲は山嵐のもつパワーを全てぶつけてくるような爆音サウンド。この曲は個人的に山嵐の中でも1、2を争う。
 そしてなんといっても山嵐のウリはライブである。ライブはほんとに熱い。そして毎年夏に地元の海でフリーライブをやってくれるとこもまたまた山嵐が好きになる一因でもある。